かつて経験したことのないスピードで少子化・超高齢化・シングル化が進む日本の経済と社会はこれからどうなるのか。人口問題の専門家と経済学界の第一人者が一堂に会し、労働力や年金・医療問題を中心に議論する注目の書。
「嫁に出した娘はこぼした水も同然」-女性は嫁いだら夫の家を中心に生活を営み、父親の家からは排除されるという諺。結婚した女性は、父親の村であれ夫の村であれ土地を分配され、土地が収用された場合は補償金等を受け取る権利がある。しかし、この諺を制度化した規定によって、村外の男性と結婚し出身村で生活する女性、外国人や都市戸籍の男性と結婚して戸籍を移せない女性、離婚して生家に戻った女性、まもなく結婚して村外へ移住すると予測される未婚女性等が権利を剥奪され、「農嫁女」が生み出されていった。中国農村女性の農地をめぐる権利の侵害「農嫁女問題」はなぜ高度成長期に発生したのか。ジェンダー秩序の再編は資本蓄積の中でどんな役割を果たしたのか。本書は「農嫁女問題」の発生原因を歴史、政治経済の2つの側面から分析するとともに、農嫁女の抵抗運動についても実地調査をもとに紹介する。
近代韓国史は「親日史」だったー
母国に尽くした“逆賊"14人の真実から、
反日病理の元凶を徹底的に解き明かす!
「韓国の渋沢栄一」韓相龍、
『東亜日報』をつくった金性洙、
「朝鮮近代文学の祖」李光洙、
「漢江の奇跡」を成し遂げた朴正煕・・・・・・
なぜ、韓国人エリートは皆、「親日」になったのか?
韓国が一番隠したい事実を徹底的に解き明かす!
近代日本なしには、
いまの韓国は存在しなかったーー
結論として言えることは、
朝鮮半島は結局、「親日」であることによって
近代国家の成立に成功したということだ。
「親日」こそ近代韓国史の終始一貫した主流である。
だとすれば、朝鮮の近代史自体を「親日文明史」という視点で
新しく書き直す必要があるのではないかーーー本文より
2018年に実施された公務員の本試験問題を掲載。なかなか入手できない地方上級の問題を数多く収録。必ずマスターすべき「必修問題」と、基本と応用の2つのレベルがある「実践問題」により、無理なくステップアップできる構成。「出題傾向分析」、「インプット(講義ページ)」、直前期に復習すべき問題をピックアップした「直前復習」など、メリハリをつけて必要事項をマスターするための工夫が満載。
女性兵士は男女平等の象徴か?
戦争や軍隊は、どのような男性や女性によって担われ、
いかなる加害/被害関係を生起させているのか。
既存のジェンダー秩序を自明のものとすることなく、批判的に検証する。
21世紀に入り、世界中の軍隊で、女性兵士は数を増し、
その役割を拡大させつづけている。
しかし、この現象を単純な男女平等の進展と解するべきではないこと、
フェミニズムにとって女性兵士は難問として存在するのであり、
さまざまな立場がありうることは言うまでもない。
本書では、この20余年のあいだに起こったさまざまな変化を踏まえつつ、
女性兵士が果たすことを求められてきた役割とその効果に着目し、検証していく。
本書を貫く主張の一つは、戦争・軍隊を批判的に解剖するにあたって、
「ジェンダーから問う」という視角が不可欠である、ということである。
男らしさや女らしさといった観念の操作は、軍事化を推し進め、戦争を首尾よく遂行する際の要である。
一方で、軍隊も戦争も、女性たちに依拠することを必ず必要としており、
彼女たちの経験から現象を見つめることは、その男性中心性を明らかにするうえで
欠かすことのできない作業である。
本書は、「ジェンダーから問う」ことが、戦争・軍隊を批判的に考察するうえでいかに重要なのか、
この視点を有することで見えてくる風景を描くことにより示していく。
従来の理論的枠組みや対象、アプローチ等に対し、現代の実証研究やこれまでとは異なった実態への考察によって、どのような視座を投げかけ、現実的課題を解決できるのか。
キミの青春のKey Wordが…キミの人生のKey Wordになる!
「もう、こんな悲しみに立ち止まっているわけにはいかない。」日本初の官民協働刑務所で、矯正プログラム絵本の読みあいが育む自分を愛するちから。「読みあい」実践の集大成。絵本のちから、読みあいの可能性を信じ続けて。
日本の教員・学校管理職をめぐる人事制度の真実に迫り、女性教員をめぐる「システム内在的差別」の実態を解明する。全国調査、複数の自治体への調査・分析を通じて、「管理職任用制度」と「教員個人のキャリア形成への契機」という2つの視点から、「女性学校管理職はどうすれば増えるのか」への答えを導き出す。
生命と環境をめぐる最前線テーマ、「誕生前の死」を初めて捉える。