長女涼子。ひとりっ子の舞とともに別居生活を始めたばかり。舞を名門幼稚園に通わせるためで夫と離婚する訳じゃない。次女美雪。大学受験を控えて上京。独り住いの義兄の家に居候中。ただならぬ恋の予感を感じている。そして三女由香。オテンバな高校受験生。不思議な恋人ができたようだ。美しい三人の姉妹をめぐる恋模様が次々と波瀾を呼び奇妙な事件が巻き起こる。家族と愛とサスペンスの物語。
おしゃれとは心ときめかせ、向上を旨とした生き方、という著者。手紙やはがき一枚出すにしても、四季折々の風雅をこめて出したい。気の利いた言葉を毛筆で美しく簡潔に書き、ちょっと絵を添えて…。相手を思いやる気持ちがあれば、それは自然と形になって表れる筈という。日々のやりとりの中から生み出された文面の工夫、余白の取り方、文字の配置など国貞はがきの楽しく素敵な世界。
初登場時には女学生だった仁木悦子も、結婚して浅田悦子と名前が変わり、今では二児の母親となっている。しかし、持ち前の好奇心はまったく衰えておらず、子供達の協力を得て様々な事件に挑むのである。本書には、浅田悦子探偵譚を中心に、久々の兄妹共演作品「虹の立つ村」、後期の傑作「青い香炉」を含む全8篇を収録!巻末には付録として単行本未収録の犯人当て「月夜の時計」を特別収録、さらに貴重なエッセイと著作リストを加えて、仁木ミステリの魅力を余すところなく伝える、ファン必携の愛蔵版。
第一次世界大戦で戦死した音楽家の兄から妹への驚異の霊界通信!死後の世界についてここまで詳細かつ具体的に語られた例は他にありません。
額田王は近江朝という『万葉集』第一の開花期に最大の歌人として登場する。作家の井上靖は、『額田女王』で華麗な才媛のロマンに満ちた生涯を復元している。しかしその出自については、『日本書紀』に「天皇、初め鏡王の女、額田姫王を娶して、十市皇女を生しませり」とあるだけであり、現在定説とされているもののほか異説も多い。歌人としての長年の関心にもとずき、その歌にうたわれた背景・行動を検証し、加えて文献的検討、歴史学、考古学的研究から、独自に、額田王の実像に迫り、アプローチする。
日本文化の創造と発展に、女性と、女のことばが、どのようにかかわったか、古今の無数のコトバの採集を通して楽しく説き明かす。
しゅじゅつをしてたいいんしてきたおばあちゃんは、いつもとどこかちがってる。あたしのことがわからないなんて、どうしちゃったの?おばあちゃん。幼児〜小学校低学年向き。
ちびくまくんにいもうとができたのは、もうしっていますか。ちびくまくんは、すっかりおにいちゃんらしくなりました。けれど、おもしろいサーカスがきたら、いもうとのことをわすれてしまって、大しっぱい。
「板前修行」「借金精算」「お気をつけて」…知らずに使っていたアヤフヤな日本語を再点検。
“系列地図”から見えてくる「流通ビッグバン」の舞台ウラ。
大きなイラスト言葉の語源や使い方がわかる小学生向けの語源事典。100語以上の言葉を人の体など身近なものにわけて収録。
好奇心いっぱいの子犬がたてた「人間変身計画」。子犬のゆかいな成長を、いきいきと描いたファンタジー。十代の若者を描いて定評のあるスーザン・E・ヒントンが新境地をひらいた作品。小学校低・中学年から。