職場を改革するには、自分が先頭に立って、みんなを引っ張っていくやり方ではうまくいきません。何より大切なのは、改革の思いに共感してくれる職場内の協力者や部下との信頼関係を築くことです。どうすれば居心地のよい職場をつくることができるのか。どうすればやりがいのある職場を実現できるのか。中堅社員や若手管理職向けに、職場改革の手順を説き明かします。
休職者が相次ぎ、復職してもすぐに再発するケースが多い現在、職場のメンタルヘルス対策は急務である。本書は、企業内におけるメンタルヘルス対策のすべてを、詳しくわかりやすく解説する。
職場における仕事と生活の調和(WLB)の促進に当たって,WLB支援制度利用者の周囲の従業員の不満や不公平感の緩和が課題の一つとなっている.本書は,従来ほとんど着目されてこなかった利用者の上司や同僚の心理に焦点を当て,統計的手法を用いて実証分析を行うことにより,WLBの促進につながる職場環境要因を探り,上司の寛容度や同僚の納得度を高めるための実践可能な解決策を提言する.
第1章 本書の目的および全体構成
1.1 ワーク・ライフ・バランスの重要性
1.2 ワーク・ライフ・バランス研究の問題点
1.3 資源保存理論のリソース
1.4 本書の目的
1.5 本書の構成
第2章 家庭生活と創造的職務行動
2.1 本章の目的
2.2 理論および仮説
2.2.1 理論的背景
2.2.2 F → W 促進
2.2.3 担当職務の自由度
2.2.4 集権性
2.2.5 交互作用
2.3 調査方法
2.3.1 分析データ
2.3.2 従属変数
2.3.3 独立変数および調整変数
2.3.4 統制変数
2.4 結果
2.4.1 因子分析および信頼性分析
2.4.2 基本統計量
2.4.3 仮説の検証
2.4.4 仮説4・5 の検証
2.5 小括
第3章 ワーク・ライフ・バランス支援制度の効果
3.1 既存研究
3.2 理論および仮説
3.2.1 調査のフレームワーク
3.2.2 仮説
3.3 調査方法
3.3.1 分析データ
3.3.2 使用変数
3.4 結果
3.4.1 因子分析および信頼性分析
3.4.2 基本統計量
3.4.3 仮説の検証
3.5 小括
第4章 ミドルマネジャーの寛容度
4.1 本章の目的
4.2 既存研究
4.3 理論および仮説
4.3.1 Job Demands-Resourcesモデル
4.3.2 担当職務の自由度
4.3.3 上司からの仕事の支援
4.3.4 媒介仮説
4.4 調査方法
4.4.1 分析データ
4.4.2 従属変数および媒介変数
4.4.3 独立変数
4.4.4 統制変数
4.5 結果
4.5.1 因子分析および信頼性分析の結果
4.5.2 仮説の検証
4.6 小括
第5章 同僚従業員の業務負担予測と寛容度
5.1 本章の目的
5.2 同僚従業員の態度
5.3 理論および仮説
5.3.1 本章のフレームワーク
5.3.2 仮説
5.4 調査方法
5.4.1 調査対象およびサンプル
5.4.2 使用変数
5.5 結果
5.5.1 因子分析および信頼性分析
5.5.2 基本統計量
5.5.3 仮説の検証
5.6 小括
第6章 同僚従業員の態度
6.1 本章の目的
6.2 ポジティブ・アクションの既存研究
6.2.1 WLB研究とPA 研究の類似性
6.2.2 利益・不利益の度合い
6.2.3 価値観と施策目的との整合性
6.2.4 公平意識
6.3 ワーク・ライフ・バランス研究への適用
6.3.1 PA 研究とWLB
6.3.2 利益・不利益の度合い
6.3.3 価値観と施策目的との整合性
6.3.4 公平意識
6.4 小括
第7章 総括
7.1 本書の概要
7.1.1 WLB支援の効果
7.1.2 周囲の従業員の心理に影響する要因
7.2 本書の学術的貢献
7.2.1 WLB研究
7.2.2 人的資源管理論
7.2.3 組織論
7.2.4 行政に関する研究
7.3 本研究の実務上の貢献
7.4 本書の限界点
7.5 今後の研究の方向性
参考文献
初出一覧
あとがき
最新判例分析によるパワハラの法的責任、機能的な相談窓口体制の整備、労災申請から訴訟までの手続、未然防止策など、実務に即対応!
働きがいのある仕事だと思って選んだのに、色々な理由で辞めてしまうスタッフたち。仕事自体は好きなのに、辞めるのはもったいない。この現状を改善するためには、職場環境を整備する必要がある。本書は、スグに辞めない職場づくり秘策を解説。
本書は、これからの自治体における「業務時間の創出と有効活用」を中心にした業務改善の考え方、進め方を提案しています。
自治体において業務改善の必要性は共有されても、その実践を通じて成果を享受している自治体の報告は多いとは言えません。本書は自治体において、現状、業務改善に取り組む上で成果実現の壁となっている課題を整理し、その克服に向けた業務改善アプローチを提案しています。
本書が対象としているのは“業務改善に意欲はあるが、慣れていない職員”です。業務改善への意欲を前提としながら、業務改善をどこから、どのように取り組めば良いのかわからない職員や、業務改善に取り組んだけれど期待した成果を実現できなかったため、再チャレンジしたい職員の方々を想定しています。このような職員の皆さんが「どこから(対象)」、「どのように進める(方法)」のが良いのかを理解し、行動に移すための内容としています。
本書の構成
本書は「事例編」と「実践編」の2編で構成されています。「事例編」では、自治体の業務改善の事例を職員同士が意見交換する形式でかかれており、業務改善に慣れていない職員の皆さんに職場での“業務改善とは何か”、“成果を出すためのポイントは何か”を理解していただく内容です。
「実践編」では、自治体職場での業務改善の考え方・進め方・手法を提案しています。
現状の取り組み上の課題については、全庁的業務改善運動を推進している企画部門や行政管理部門、業務改善研修を運営している人材開発部門の職員の方々と共有し、また、業務改善余地については、担当業務についての改善意欲と改善能力を持つ複数の自治体の管理監督者級の職員の方々とのディスカッションを重ねた内容です。よって、本書で掲げた課題は自治体にとって重大(深刻)であり、そして、提案アプローチの効果性、実現可能性は高いと考えています。本書で提案するアプローチを参考に、実効性のある業務改善活動が展開されることを期待しています。
はじめに
【事例編】自治体の業務改善 職員が語り、意見交換する業務改善の成果要因
1 既存業務からの時間創出の余地
2 時間創出のアイデア
3 主な業務タイプ別・時間創出の余地と創出のアイデア
4 業務改善実践から学んだこと、次に活かすべきこと
【実践編】自治体職場での業務改善の考え方・進め方・手法
5 自治体では業務改善が求められている
6 職場主体の業務改善活動の考え方・進め方
7 業務棚卸アプローチ(ステップ1)
8 問題解決プロセスアプローチ(ステップ2)
参考資料
おわりに
主な参考文献
幼い頃に母を亡くし、ある事情から乳母に育てられた梓子(あずさこ)は、二十歳にして女房として宮仕えを始める。
だが人ならざるモノが視えるために、裏で「あやしの君」などと呼ばれてしまい、一向に主が決まらずにいた。
そんな折、殿上人が出仕してこない事態が続き、彼らは揃って怪異に遭ったという主張をする。
梓子は、帝の信頼厚い美貌の右近少将・光影(みつかげ)に目をつけられ、真相究明と事態収束に協力することに。
だが光影は、当代一の色好みという、艶めいた噂のたえない危険な人物でーー!?
「後宮の花」シリーズで大人気の著者が贈る、雅であやしい平安お仕事ファンタジー!
壱話 あかずや
弐話 つきかけ
参話 くもかくれ
肆話 もものえ
二〇一五年、電通に勤めていた高橋まつりさん(当時二四歳)が過労によって亡くなったことは記憶に新しい。同社では、一九九一年にも若手社員が過労死している。過ちは、なぜ繰り返されるのか。日本社会は、二一世紀に入って労働者をより冷遇するような状況に進んでいるように見える。非正規雇用の労働者が増え、労働条件の劣悪さに苦しむ事例、裁判に訴えても声が届かない例は数知れない。パワハラを始めとする様々なハラスメントも横行している。なぜ、ブラックな職場はなくならないのか?労働弁護士が、豊富な事例からブラックな職場の問題に横たわる背景を検討しつつ、ホワイトな社会の実現に向けた具体的な解決策を示す。
"寺原真希子/編集代表 弁護士法人東京表参道法律事務所/編著 基礎知識と社内Q&A、そして業界特有のQ&Aで、法的な問題点や具体的な対策が分かる一冊。「社内規程改定例」は、これから規程整備を行う際にそのまま使うことができる。"
仕事の現場に完全密着。取材にもとづいた臨場感と説得力。
<部下の指導・育成>、<上司の補佐>、<他係との連携>、<業務運営>--4つの場面・40事例を、「分析→問題点→解決策」+「マネジメントのポイント」で詳細に解説。
職場で起こる問題に、係長としてどのように判断・行動すべきかが根本から理解できるようになります。
日ごろの係マネジメント、係長試験の勉強に最適な一冊!
はじめに
第1部 自治体係長の職場マネジメント
第1章 求められる係長像と係長の役割
第2章 係長の職務遂行力(仕事のマネジメント)
第3章 係長の組織運営力(部下の管理・人材育成)
第4章 上司の補佐
第5章 横との連携
第6章 まとめー係長の日常のマネジメント
第2部 事例編
1 部下の指導・育成
事例1 新任係長のところには経験豊かな再任用職員がいて
事例2 経験が浅く、消極的な主任がいて
事例3 新任職員の指導をベテラン職員に任せておいたが
事例4 異動してきた職員の元気がなくなってきて
事例5 決められたとおりに従わない職員がいて
事例6 多職種職員、短時間の非常勤職員でコミュニケーション不足の状況が
事例7 専門性の高い仕事でバラバラな係
事例8 長期療養職員の仕事の割り振りが思うようにいかない
事例9 職員にマンネリムードが
事例10 職員を研修にどう取り組ませるか
2 上司の補佐
事例1 他課との調整に消極的な課長
事例2 課長の指示があいまいなので
事例3 何もかも自分で決めて厳しく指示・叱責する課長、パワハラでは?
事例4 課長の指示が納得できない場合が多くて
事例5 頼まれると何でも引き受けてしまう課長
事例6 新任の係長を飛ばして係員に指示する課長
事例7 課長の指示がすぐ変わってしまうので
事例8 課長はいつも部長の意見に賛成してしまうので
事例9 あまりに細かい指示を繰り返す課長
事例10 いつも大事なときに課長が席にいなくて
3 他係などとの連携
事例1 係間の協力の進め方
事例2 係長会が情報交換で終わってしまうので
事例3 庁内の係長の協力が得られなくて
事例4 若手の係長が古参の係長に無視されて
事例5 1つの係の仕事が増えるばかりで
事例6 大物係長に課内が牛耳られて
事例7 係長と主査が対立して
事例8 課にプロジェクトチームをつくってみたが
事例9 特定の係が仕事の足を引っ張って
事例10 新旧係長のやり方が異なって
4 業務運営
事例1 環境ポスター展を例年同様に実施したが
事例2 残業の多い職場、あらためて係をみると
事例3 事業説明会で職員が困った発言をして
事例4 窓口でのクレームに上手く対応できたと思ったが
事例5 説明会では、係長ではだめだ、市長を出せ、という声が
事例6 市民の問い合わせに答えたのだが
事例7 市営テニスコートの利用料が高いなどと飲み屋での話が
事例8 汚職による逮捕者が他の課で出てしまって
事例9 用地買収折衝中に議員から連絡が
事例10 必要のない届け先に通知を送るミスをして
仕事と人生が楽しくなる職場をつくる。だから、人、会社が輝き、成長するー。「奇跡の集客率とスタッフ定着率」をつくりだしたノウハウ30。
介護事業に強みを持つ社労士が、事業所の抱える問題点のチェック方法、整備が必要な制度設計、企業風土醸成の方法を示し、問題点解決
第1章 人を大切にする経営
第2章 「働きがい」の創出〜良い組織風土への取り組み
第3章 「働きやすさ」の創出〜職場環境改善への取り組み
第4章 社労士ができる介護「人財」の採用・定着・育成支援策
第5章 介護事業所への人事制度(キャリアパス制度)の支援
勇者に敗れ、再起を図る魔王軍の前に現れたのは、かつての勇者レオだった。
剣術、魔術、古今東西あらゆる技術に精通し、たった一人で魔王軍を倒した最強の勇者。
だが彼は強すぎるために人間の国から追放され、魔王軍へとやってきたのだった。
正体を隠して魔王軍に入ったレオは、人手不足や台所事情、ボロボロの魔王城さえも、身につけたスキルと経験であっという間に立て直していく。
またたく間に新たな幹部にまで上り詰めるレオだが、彼の狙いは魔王軍再生だけではなく、世界全体の“立て直し”にあるようでーー?
役目を終えた引退勇者の最後のひと仕事、ここに開幕。
週に一度のメッセージ交換で、必ず何かが、変わり始める。誰にも創れる「共感の職場」。