伝熱面積が25平方メートル未満のボイラーを取り扱うには、2級ボイラー技士の資格が必要になります。工場やビル、温泉設備など、ボイラーの運用、管理、保守点検を必要とする設備において、ボイラー技士が必要となります。そのため、ボイラー技士の資格を取得すると、これらの設備での就職に有利になります。本書はその2級ボイラー技士の受験対策教材です。中身の濃い良問を収録しており、1問解けば数問分の知識が身につきます。出題頻度の高い模擬問題で実戦力がつきます。
西洋近代の草創期、ヨーロッパを中心に多大な影響力を揮ったイギリス・ロマン派の詩人バイロン。そのバイロンを近代日本がいかに受容してきたのかー。「近代」という問題に鋭敏な意識を持っていた文学者・思想家たちの「バイロン熱」のありようを通して、近代日本の精神史を描く。
本書は、大学1、2年生向けの基礎物理学の教科書である。まず、物理学を学ぶうえで最低限必要となる微分・積分とベクトルの基礎等を紹介したのち、「力学」「振動」「波動」「温度と熱」「光」「電気と電場」「電流と回路」「磁場」「光と電子、原子」について、多くの例題と図版を用いてわかりやすく解説する。各節のはじめには「基礎事項」として概要をまとめ、記述にあたっては、高校で学んだ項目等にはAマーク、大学の基礎レベルにはBマークと印をつけて区別し、学習レベルに合わせて学ぶことができるよう配慮されている。また、各章末には演習問題を多く載せて、理解の助けをはかっている。高校物理から大学物理へのスムーズな橋渡しを心がけたテキストである。
多くの気象予報士、気象関係者を育てた気象のロングセラー本。天気の判断に役立つ知識を、初歩から応用まで順序立てて、わかりやすく解説。気象予報士試験用の基礎学習書としても最適!
本書は機械設計技術者を対象とし、機械設計技術者がぜひこれだけは知っておかなくてはならないことをピックアップし、これに解説を加えたものである。今回の増補改訂は、“私の熱処理技術コメント”、“クライオ処理”、“電場印加熱処理”、“エコ熱処理”など加えた。
材料力学IIでは,材料力学を工学のさまざまな分野において,実用レベルで活用する際に必要となる考え方と知識を説明する.まず,材料力学Iで扱われた内容について,多次元問題として扱うなど一般化した説明をする.具体的には,変形を表す基本力学量,変形を支配する基礎式,厚肉の円筒と球,平板,殻という構造の基本要素,熱応力と残留応力,一般的解法の基礎について説明する.さらに,材料力学IIから扱う新しい問題として,材料非線形性と幾何学的非線形性の基礎,応力集中概念,破損・破壊現象,複合材料の基礎について説明する.最後に,材料力学と材料強度論を組み合わせて構造設計に応用するために必要となる知識の枠組みとして,荷重の性質と評価法,設計基準,不確実性の扱いなどについて説明する.
伝統的な技を最新科学で解き明かす。基礎理論から応用技術まで幅広く網羅。
化学平衡論基礎編では化学ポテンシャル、相平衡など、応用編では多成分の相平衡、生体系における相平衡などを解説。反応速度論基礎編では反応速度式と反応次数など、応用編では生体系における反応速度論、高速反応測定法などを解説。
1.化学平衡論:基礎編
1.1 序論
1.1.1 国際単位系(SI)
1.1.2 状態変数
1.1.3 微分に関する重要な公式
1.2 化学熱力学の法則と自由エネルギー
1.2.1 熱力学第一法則
1.2.2 熱力学第二法則
1.2.3 エンタルピーと熱容量
1.2.4 自由エネルギーの定義
1.2.5 マクスウェルの関係式
1.2.6 自由エネルギーの性質
1.2.7 ギブスエネルギーの圧力依存性
1.2.8 ギブスエネルギーの温度依存性
1.3 化学ポテンシャルと圧平衡定数
1.3.1 化学ポテンシャルの定義
1.3.2 化学ポテンシャルの性質
1.3.3 混合に伴うギブスエネルギーの変化
1.3.4 質量作用の法則と圧平衡定数
1.3.5 ルシャトリエの法則
1.4 相平衡と状態図
1.4.1 純物質の化学ポテンシャルと相転移
1.4.2 純物質の状態図
1.4.3 クラウジウス・クラペイロンの式
1.4.4 ギブスの相律
1.4.5 理想溶液
1.4.6 2成分系の気/液平衡
1.5 希薄溶液の性質
1.5.1 ヘンリーの法則
1.5.2 蒸気圧降下
1.5.3 沸点上昇
1.5.4 凝固点降下
1.5.5 浸透圧
演習問題
2.化学平衡論:応用編
2.1 多成分系の相平衡
2.2 生体系における相平衡─Hbの多段平衡論を中心に─
2.2.1 ヒルの解析
2.2.2 アデアの解析
2.2.3 モノー・ワイマン・シャンジューの解析
2.2.4 解析例のまとめ
2.3 生体系の多段平衡のpH依存性─Hbのボーア効果─
2.4 熱力学パラメータと化学反応の進む向きの一例
演習問題
3.化学反応速度論:基礎編
3.1 反応速度とは
3.1.1 ショ糖の加水分解反応
3.1.2 反応速度の定義
3.2 反応速度式と反応次数
3.2.1 反応速度式の概念と定義
3.2.2 反応次数
3.2.3 反応速度と反応機構
3.2.4 反応速度定数とその単位
3.3 種々の次数の化学反応の反応速度
3.3.1 n次反応
3.3.2 一次反応
3.3.3 半減期
3.3.4 二次反応
3.4 いろいろな反応
3.4.1 可逆反応
3.4.2 逐次反応
3.4.3 定常状態近似とその適用
3.4.4 酵素反応
3.4.5 反応速度の圧力依存性
3.5 反応速度の温度依存性
3.5.1 衝突理論
3.5.2 遷移状態理論
演習問題
4.化学反応速度論:応用編
4.1 反応機構の応用
4.1.1 次数別の分類
4.1.2 化学方程式別の分類
4.2 生体系における化学反応速度論─MbおよびHbを中心に─
4.2.1 二次反応
4.2.2 二次平衡反応
4.2.3 平衡交換反応
4.3 酵素反応速度論
4.3.1 酵素反応の反応式(ミカエリス・メンテンの式)に基づく反応
4.3.2 阻害剤の影響:拮抗型阻害,非拮抗型阻害および不拮抗型阻害
4.3.3 酵素活性へのpH,温度などの影響
4.4 高速反応測定法
演習問題
引用・参考文献
演習問題解答例
索引
材料の変形特性の評価法や応力解析の考え方,はりとたわみ,ねじり,ひずみエネルギー,最大せん断応力,座屈,高温での強度特性などを解説。さらに増補では機械要素の設計で必要なより多くの課題を解決するための内容を追加した。
「円周率」「高速フーリエ変換」「単振動」などの基礎から、「熱解析」「生命工学」「太陽発電」「反物質ロケット」など、幅広い応用分野のシミュレーションを、サンプル・プログラムつきで解説。
1.化学:物質と測定
2.原子の構造と安定性
3.原子の周期性と電子構造
4.イオン結合と主要族元素の化学
5.共有結合と分子構造
6.化学反応における質量の関係
7.水溶液内の反応
8.熱化学:化学エネルギー
9.気体:その性質と振舞い
10.液体,固体と相変化
11.溶液とその性質
12.化学反応速度論
付録(数学的操作/熱力学的性質/平衡定数/標準還元電位/水の性質)
問題の解答/和文索引/欧文索引/掲載図出典
本書では、まず水素そのものについて基礎知識をやや詳しく述べた後に、金属ー水素系の物性と応用を幅広く説明する。全体にわたり、材料としての応用を念頭に置きながら、その基礎となる物性を理解してもらえるように解説している。
国家試験を吟味して、薬学生が身につけるべき基礎化学の内容を厳選。解説は答えを導く過程を重視。化学が苦手な学生を想定し、高校レベルの基礎からしっかり身につけることを意図した。全編フルカラー。
【改訂にあたって】
初版の出版から10年の歳月が経ちました。この間、多くの薬学生の皆様に本書をご利用いただきましたことに、執筆者一同、心から感謝申し上げます。その間、薬学教育は進化を続け、薬剤師としての実践能力や、理論的な基盤がこれまで以上に求められる時代となりました。
第2版では、このような教育の変化に対応するため、内容を全面的に見直し、大幅な改訂を行いました。特に、新たに「物質の状態とその変化」および「化学熱力学」の2章を加え、物理化学の基礎的な概念を体系的に学べる構成としています。これによって、薬物動態や製剤設計といった応用分野への理解を深めるための基盤を強化しました。
また、初版の内容についても、学生や先生の皆様からいただいた貴重なフィードバックをもとに、説明をよりわかりやすく改良するとともに、「なぜそうなるのか」という理論的な考え方の習得に重点を置きました。このように、本質的な理解を促す記述を充実させることで、学びの質をさらに高めることを目指しています。
さらに、本改訂版では、薬剤師国家試験の出題傾向を分析し、関連する問題を各章に効果的に配置しました。これによって、学習のモチベーションを高めつつ、理解の定着を促せるよう工夫しています。従来の特徴である色分けを活かした解説や、計算過程の丁寧な説明を継承しつつ、例題や練習問題を増強し、自学自習のためのツールとしても活用しやすい内容に仕上げました。
本書が、薬学生の皆様にとって一般化学を深く理解する助けとなり、将来、高度な専門性を備えた薬剤師として活躍されるための礎となることを、執筆者一同、心から願っております。
【目次】
第1章 物質の基本概念
第2章 物質量と溶液の濃度
第3章 分子の性質
第4章 化学結合ー原子どうしの結びつき
第5章 分子間相互作用ー分子どうしの結びつき
第6章 物質の状態とその変化
第7章 化学熱力学
第8章 化学平衡
第9章 酸と塩基
第10章 酸化と還元
第11章 反応速度
第12章 有機化合物の基礎
第1章 物質の基本概念
第2章 物質量と溶液の濃度
第3章 分子の性質
第4章 化学結合ー原子どうしの結びつき
第5章 分子間相互作用ー分子どうしの結びつき
第6章 物質の状態とその変化
第7章 化学熱力学
第8章 化学平衡
第9章 酸と塩基
第10章 酸化と還元
第11章 反応速度
第12章 有機化合物の基礎
増殖する「局所の冷え」が知らぬ間に体を蝕んでいく。あらゆる症状に効くタオル1枚あればできる究極の健康法。