忌野清志郎が梅津和時率いる“ドクトル梅津バンド”に参加したコラボ盤。82年と85年にリリースされたアルバムを1枚にコンパイルした作品で、フリー・ジャズ的梅津ワールドと清志郎の個性が溶け合った独特の作風。
アルゼンチンの民族音楽、チャマメを演奏し、世界的なアコーディオン奏者ラウル・バルボーザに師事する日本で唯一のアコーディオン奏者のデビュー・アルバム。ほぼ全曲、チャマメを下地にした彼女自身のオリジナル。哀愁を秘めた楽曲たちには統一感がある。
ポップなフィーリングを湛えた北欧生まれのジャジィなヴォーカル作品。ハスキーなエリクソンの声は、評判通りペギー・リーを思わせる。どこか懐かしさを感じさせるオリジナルの数々も素晴らしい。洒落たセンスにあふれた大人の歌が胸に染みわたる。
過去に出したシングル/アルバムのオリジナル曲の中からロック色の強いナンバーをまとめた企画アルバム。メランコリックな曲調で見せるしっとりした女性らしさとは対極にあるハードさ。それは逆に彼女のヴォーカルをデリケートなものに仕上げている。