色彩の森で、静謐な時間を画家とともに過ごす。そこは青の、橙の、そして白の風景。東山魁夷画文集、色の風景三部作の二。橙の世界にそまる郷愁の旅。
古代から現代まで、世界中のさまざまな地域のあらゆる民族に受け継がれてきたアミュレット(魔よけ、厄よけ、お守り、護符)。そのパワーの秘密、いわれ、人々とのかかわりを、美しい写真とともに紹介する。
本書は、工学、物理学、数学、コンピュータ科学などを専攻する学生のために、実際問題との関連においてもっとも重要と思われる数学の諸領域を、現代的な見地から解説した入門書である。
土木の教授として格闘する建築家、その思考と眼を凝縮したフォトエッセイ集。
土木の教授として格闘する建築家、その思考と眼を凝縮したフォトエッセイ集。
やさしく語りかけるような言葉で身近な植物や動物、ものや人間…そして自分にもあたたかいまなざしを注ぐ、全61編の新作詩集。
椎名が作詞&作曲、斎藤が編曲&指揮で、ほとんどを制作。いわゆるロックの楽器も使われたが、オーケストラを背に椎名が歌う作品で、ゴージャスなポップス、いや歌謡曲と言いたい聴きごたえ十分の出来だ。芸風が広く、彼女のヴォーカルもベストの一枚。★
「『ボボボ、僕』とか言うな。そのしゃべり方やめろよ」転校してきた哲に突然ことばのことを指摘された新一は、なにも言いかえすことができなかった。やがて、クラスのふいんきが変わっていき、新一はどんどんしんどくなっていく。「自分の気持ちをみんなに知ってほしい」-新一は「ことばの教室」のひげ先生やお母さんとともに、クラスのみんなに吃音を理解してもらう作戦を考えていく…。この物語は、吃音に悩む子どもへのエールです。そして、まわりの友だち、保護者、教師など、吃音の子どもを支援する人が、「どうかかわればよいのか」「なにができるのか」を具体的に記した『手引書』ともなります。
著者は先に、1990年代前半までの中国企業の実情をふまえ、『国際比較の視点で見た現代中国の経営風土』(文眞堂、1997年)を公刊したが、本書は、その後の経営環境の変化、経営者意識の変化、思い切った経営革新と経営風土の変貌などを、有力私営企業、国有企業、郷鎮企業、中小企業の諸領域にわたって分析、中国企業の急速な発展の姿を捉える。
「天風先生座談」は、天風先生の講話の中から、出来るだけ、先生の生の声の印象をそのままにと留意して、編集したものである。ちょうど私が、先生の講話によって蘇生したのと同じ経過で、幾百万の読者が、その同じ幸運に会われるようにと、敢えて世に問う訳である(宇野千代)。
認知心理学、認知科学の研究者という著者自身の個人的な経験をもとに、「知」の生産・流通・消費の現場を紹介し、「知」をめぐって縦横無尽に論考した書。記憶やコンピュータ、ミスなど、「認知と学習の心理学」に関連するテーマが具体的なエピソードと絡めてまとめられており、一般的な教科書とは違った知的好奇心を高めてくれる。