ボブ・ディランのライヴにおけるパワーがまったく衰えていないことを証明する2枚組EP。個性が強いため敬遠している人も多いかもしれないが、このあたりをきっかけにして去年のグラミー・ウィナーであるディランの魅力に触れてみるのもいいのでは?
伝説が終わり、真実が始まる。つくり上げられた偶像のヴェールを剥ぐ全音楽ファン待望の「自伝」第1弾。
「風に吹かれて」から「ライク・ア・ローリング・ストーン」まで、ボブ・ディランの原点であり、フォークからフォーク・ロックに進む時代のベスト選曲による、ディラン初のベスト盤。初期の名曲がズラリと並んだ1枚。
アコースティック・サウンドによる穏やかな印象の傑作(75年作品)。詩の面でもこれまでと一味違う味わい深い作品が多く収録されており、特に「愚かな風」は70年代を代表する1曲となった。
1966年発表の通算7作目が紙ジャケットで登場。詩人とロックンローラーとしての二面性が見事に結実した、ヴァラエティに富んだ作品で、ボブ・ディランの最高傑作との呼び声も高い大作。
1968年発表の作品が紙ジャケットで登場。バイク事故を起こし瀕死の重傷を負った後に発表した本作は、より短く簡潔になり深みを増した詞世界を、シンプルなアコースティック・サウンドで聴かせる。
実を言えば音楽的な変遷を繰り返してきた人なので、40年におよぶキャリアを有名曲でたどるこういうベスト編集は案外便利。時代および曲によって“音声”を使い分けている、相当な演技者であることもよくわかる。近年またヤル気っぽいのもすごいよね。★
プロテスト・シンガーとしての存在を世に知らしめた1963年発表の2ndアルバムが紙ジャケットで登場。ディランの代名詞ともいえる名曲「風に吹かれて」をはじめ初期の代表曲を堪能できる。
宗教色の濃い作品が3作続いた後に発表された83年作。マーク・ノップラーの素晴らしいギターもさることながら、スライ&ロビー、ミック・テイラーらの参加により落ち着いた完成度を誇る作品。
ロックを21世紀へと牽引した21枚のアルバム。そこに刻み込まれた闘いの記録を読む!