紫竹昭葉さんが63歳から始めた夢の庭づくり。20年の歳月をかけて、訪れる人誰もがしあわせに包まれる、奇跡のナチュラルガーデンになりました。さあ、北海道・十勝平野に輝く、紫竹ガーデンの四季をごいっしょに歩きましょう。
静岡を拠点に制作を続ける持塚三樹、初の作品集。
国際的な評価が高まる「もの派」を代表する作家として、“もの”と“場”への思考をめぐらしてきた菅木志雄。1960年代後半から絶えまなく続く制作の意義を、作品、作家自身の言葉と数々の言説によってたどります。
35年にわたって樹に向き合い、感じ、描いてきた画家・日高理恵子。絵画の探求に向けられた表現の本質を、約100点の作品図版と作家の言葉、多彩な論考でたどる待望の初作品集。
彫刻、絵画、写真、最新作から初期へと遡行する、イケムラレイコ本邦初の作品集。国内外の執筆者による論考を収録。
作品の実践をもって「彫刻とは何か」を追究し続けてきた戸谷の四十年にわたる膨大な言説のなかから彫刻論を紐解くー。制作上の概念と葛藤、その希有な到達を、言説から彫刻へ。現代彫刻の牽引者、戸谷成雄初の語録集成。
写真家、長島有里枝が撮り下ろしたヴァンジ彫刻庭園美術館・クレマチスガーデンの四季が初のポストカードブックになりました。庭にある小さな生と死の循環、自然に学び思索の場としてひらかれている庭、花はいつの日から心を動かし重ねる存在として人とともにありました。
激動の20世紀にウィットあふれる知恵とユニークな発想でいつも人々を驚かせ、心をゆさぶる作品を生み出してきたムナーリ。ムナーリが示す自由な発想の能力、「ファンタジア」をキーワードに、デザインやアートの枠におさまらないその世界を紹介します。
イケムラレイコ、川内倫子、2人の作家が詩と写真で交わす対話の書。巻末に往復書簡を収録。
現代の人間と動物の複雑な関係を、14名のアーティストによる作品表現を通じて見つめ直していく展覧会「生きとし生けるもの」。絵画、彫刻、写真、映像、マンガ、詩など多彩な作品図版とアーティストの言葉、さまざまな分野で活躍する論者のエッセイを収録。
ヴァンジ彫刻庭園美術館開館15周年記念展「生命の樹」関連カタログ。15名の現代作家たちによる、樹木をテーマにした作品27点を収録。
庭と庭の草木は、時代の文化を映し出す。スクワイアラーキーと呼ばれる大土地所有者による支配体制のなかで、十八世紀のイギリスを、カントリー・ハウスと風景庭園の造営の熱が席巻した。産業革命の進行と、それに乗じた中流階級の社会的進出は、「羊歯狂い」なるもう一つの熱狂を生み出す。風景から室内への植物の移動は、模倣や憧れと、排斥や反発のまじりあう、ジェントルマン文化とミドルクラスの文化との交錯の結果であった。
自然と思想を融和させて、その粋を極めた日本庭園。平安朝から現世浄土・禅・茶の湯・大名風まで、日本人の心性を表現した名園の魅力を、各界著名人が自由に綴る。岡本太郎・志賀直哉・三島由紀夫・大佛次郎・谷川徹三・室生犀星らの名文を収録。陶磁・書蹟・建築・絵画・仏像と並ぶ、全六巻『古美術読本』シリーズの第三巻。