本書は、長年にわたり、中学、高校のスクールカウンセリングや大学の学生相談に携わってきた著者によって、思春期・青年期への心理的援助の考え方と、その実際を書いたものである。
生活習慣病は生涯にわたる健康を獲得するには成長期からの生活習慣とセルフコントロール以外に、方便はないという。このような視点から、本書は栄養士養成施設におけるテキストとして編集したものであるが、広く一般の方にも利用しやすいよう、具体的で親しみやすい内容とした。
背が低い、太っている、おねしょが治らない、思春期が早く来たなど、ほかの育児書ではくわしくふれない成長に関する心配ごとについて、わかりやすく解説。お子さんの成長ぐあいをチェックできる付録(最新版の成長曲線)もついている。
“かけがえのない自分、社会のなかのちっぽけな自分”大きな自己像と現実の間で揺れ動く青少年の心。自らの存在の誇りを打ち砕かれた人びとのために、教育、精神医学、心理学の第一人者がサポート。
本書は、こころの問題で受診してきた患者に対して、救急医と精神科医がそれぞれどのような考え方でアプローチしているかを「綜合臨牀」に2年半連載したものをまとめたものである。
本書は「私立中高に初めてわが子を通わせるご父母・保護者」に向けた本。中学受験を終えて、新しく始まる中学校での学校生活。その新生活のなかで、「どんなことが起きるの?」「こんなときはどうしたらいいの?」という不安や疑問に対して、先輩お母さんと進学塾や専門家の先生、そして私学の先生から具体的なアドバイスをもらった。
本書は「子ども相談」の全般について、児童福祉を学ぶ学生や、相談の現場に勤務なさっている方々、そして子育てに悩んでおられる親御さん方のために書き下ろしたものである。著者の経験に基づいた実際的な知識を紹介し、あわせてその基盤となっている理論・技術・姿勢について平易に解説した。
「母性看護学概論・母性保健」は、母性看護学を学び始めるための出発点となるものとして、社会的視点に重きをおいて構成した。すなわち、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議、翌95年に北京で開催された世界女性会議でも謳われ、その後のわが国の母性保健政策でも不可欠の視点となっているリプロダクティブ・ヘルス/ライツを基本に置き、今日の社会に生きる女性や家族が母性領域で抱える新たな問題とそれに対応する看護職者の役割に多くの紙面を費やした。「女性のライフサイクルと母性看護」では、思春期/成熟期/更年期・老年期の女性の特徴を理解し、それぞれの母性領域で抱える問題とその対応としての治療と看護を学ぶことを目的としているが、ここでは多様となった女性のライフコースや意識を踏まえ、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点からこれをまとめている。このような観点からみると、それぞれの期にある女性の身体面の理解と看護に加えて、それぞれの期に特有の問題が重要であり、メンタルヘルスケアのアプローチにも力を入れて解説している。
ひきこもり、カルト、おたく、境界例、リストカット、ポケモン、強迫ーちょっと変わった若者たちの世界を気鋭の精神科医が冒険する。