この30年の研究の発展により,めざましい発展をとげている数理人口学.年齢構造を考慮した人口・生物個体群ダイナミクスの数学的理論を主題とした,世界で広く読まれている基本書をベースに,最新の研究の発展を考慮して内容・文献を補完した待望の日本語版.
第1章 線形理論の基礎
第2章 線形理論の諸発展
第3章 非線形モデル
第4章 平衡点の安定性
第5章 大域的挙動
第6章 年齢構造をもつ人口における感染症流行
第7章 感染症流行における感染年齢構造
付録
本書は,Mimmo Iannelli、 Mathematical Theory of Age-Structured Population Dynamics (Giardini Editori e Stampatori in Pisa、 1995)の全訳をベースに,加筆修正したものです.
『住まいと人と環境ープロフェッショナルからの提言』に続く第2弾。
今回の刊行物では、ゼロエネルギー住宅、健康快適性、脳卒中予防、新型コロナ感染防止の換気設計、断熱改修などに関して、興味深い論考が含まれている。
01 脱炭素と健康快適性を両立させた住宅づくりを目指して
02 暑さ寒さと人間の体温調節反応
03 鳥の目と虫の目で見たヒートショックの実態
04 就寝中の寝室環境にも目を向けよう
* * *
05 環境過敏症としての電磁過敏症の実態
06 空気清浄機のタバコ臭除去効果に及ぼす イオンの効果を調べる
07 新型コロナウイルスにどう対応するか -感染予防のための換気ー
* * *
08 湿度の適正範囲について考える
09 湿害リスクを軽減するための防露の方法とは
10 床下空間のカビ汚染と湿度のコントロール
11 安定した温湿度管理を目指して
* * *
12 高齢者の終の住処「ちいさいおうち」
13 夏の遮熱効果が期待される通気下地材の開発
14 床下エアコン暖房は基礎の形状が大事!
15 プラスエネルギーハウスを目指して(1)
16 プラスエネルギーハウスを目指して(2)
17 気密性能をもっと簡易に測れないだろうか
* * *
18 断熱改修した古民家の熱環境は向上したか?
19 登録文化財を高断熱高気密補強しました
20 断熱改修された古い木造建物の熱環境の実態
21 北海道における断熱改修の現場から
22 省CO2に貢献する百年建築のはなし
* * *
23 省CO2型住宅の設計支援ツール「涼暖ナビ」
24 災害時にも機能する建築設備のあり方
25 原発事故による建物内の放射能汚染
26 災害に強いシェル構造の魅力
27 「COOL CHOICE」をご存じですか
28 近世民家にみる江戸時代のサステナビリティ
従来の治療体系を大きく変えるような画期的な17の医薬品について,構造活性相関,有機合成経路といった化学的な側面だけでなく,薬理,代謝,疾患領域や重要な特性,薬物動態など,関連する最先端の科学について解説.また,創薬合成ルートに対して,プロセス合成ルートの長所と短所も専門家が分析し,ここ最近の医薬品発見から世に出るまでのプロセスをわかりやすく紹介している.
Part1 感染症治療薬(1.エンテカビル/2.テラプレビルおよびボセプレビル/3.ダクラタスビル/4.ソホスブビル/5.ベダキリン)
Part2 抗がん剤(6.エンザルタミド/7.クリゾチニブ/8.イブルチニブ/9.パルボシクリブ)
Part3 心血管疾患治療薬(10.チカグレロルおよびダビガトラン エテキシレート)
Part4 中枢神経系医薬品(11.スボレキサント/12.ロルカセリン/13.フィンゴリモド/14.ペラムパネル) Part5 抗炎症性医薬品(15.トファシチニブ) Part6 いずれにも属さない創薬(16.イバカフトル/17.フェブキソスタット)
本書は2001年に国内でBSEに罹患した牛の発覚に始まり、鳥インフルエンザや2010年の宮崎県の口蹄疫の発生など、矢継ぎ早に起こった家畜の感染症に獣医がどのようにアプローチし立ち向かったかということを、著者の体験を基にまとめたものである。それまでは、あまり表に出ることがなかった獣医が、食の安全や家畜等の食料の確保について、メディアや政府機関で説明するような機会が大幅に増えた。それは、家畜などの食料をめぐる世界的な感染症や、人獣共通感染症の脅威の高まりと無関係ではない。そして、こうした脅威に対する危機管理、獣医師の教育の在り方にも大きく影響した。本書は次世代の食の安全・食糧確保のもろもろのことを考える上で、一読をお勧めしたい。
1.獣医さん走るー表舞台に押し出された獣医さん/世界の機関が見た21世紀の人類の課題と危機管理とは? 2.ヒトと動物の共通感染症(人獣共通感染症)-人獣共通感染症を巡る新しい世界戦略/人獣共通感染症ー古くて新しい(新興・再興)感染症/人獣共通感染症は、なぜ増加し、拡大するのか?/人獣共通感染症ー世界の状況とわが国の特徴/人獣共通感染症の警告ーニアミスと国内発生例/感染症法の見直し/予防原則とリスク管理の有効性の検証 3.BSE(牛海綿状脳症)とリスク評価ーBSEと変異型クロイツフェルトヤコブ病の経緯/BSE病原体の特徴/日本のBSE対策/日本のBSE流行/安全神話の崩壊と食品安全委員会/リスク分析/これからの課題 4.高病原性鳥インフルエンザの問題と対策ーインフルエンザの大流行(背景)/インフルエンザウイルスの特徴/高病原性鳥インフルエンザとわが国の流行(2010年まで)/同(2010年秋以降) 5.家畜の健康と食の安全保障:口蹄疫ー口蹄疫は国際的にも最も重要な家畜感染症の1つ/世界中で最も広く分布している口蹄疫ウイルスはO型/口蹄疫のウイルスは空気感染を起こす/ヒトは感染しないが、口蹄疫はアウトブレイクの規模が強烈/伝播力が強く食料の安全供給に対する最大の脅威/清浄国に復帰するためのOIEの条件とは?/清浄化が認められた後もSPS協定のハードルが存在/宮城県における今回の口蹄疫流行の経緯/10kmの封じ込めは流行の統御にある程度有効に働いた/FAOの口蹄疫対策への取り組み/財務計画や資源の備蓄など事前準備の重要性/今回の口蹄疫流行を教訓に今後の事前対応策を策定 6.これからの獣医学教育の進む道と人材教育 7.科学と政治
10億人以上が苦しむ「顧みられない熱帯病」は,HIV/エイズ,マラリア,結核に並ぶ世界的疾患としてようやく注目されはじめた.その実態と,各国の政府や製薬企業,ビル&メリンダ・ゲイツ財団などによる官民共同の対策を紹介し,今後の展望を提言する.
Peter J. Hotez、 <i>Forgotten People、 Forgotten Diseases: The Neglected Tropical Diseases and Their Impact on Global Health and Development</i>、 second edition、 ASM Press、 2013 を翻訳.
日本語版の序文
訳者序文
第2版の刊行に寄せて(ソウルダッド・オブライエン)
第2版の序文
第1章 顧みられない熱帯病ーー偏見と貧困を生む古代からの苦しみ
第2章 「神聖ならざる三位一体」--土壌伝播性蠕虫感染症(回虫症、鞭虫症、鉤虫症)
第3章 住血吸虫症(巻貝症)
第4章 フィラリア感染症ーーリンパ系フィラリア症(象皮症)とメジナ虫症(ギニア虫症)
第5章 失明に至る顧みられない熱帯病ーーオンコセルカ症(河川盲目症)とトラコーマ
第6章 マイコバクテリア感染症ーーブルーリ潰瘍とハンセン病
第7章 キネトプラスト類による感染症ーーヒトアフリカトリパノソーマ症(睡眠病)、シャーガス病、リーシュマニア症
第8章 都市部における顧みられない熱帯病ーーレプトスピラ症、デング熱、狂犬病
第9章 北アメリカの顧みられない熱帯病
第10章 顧みられない熱帯病に関するグローバルネットワーク
第11章 顧みられない熱帯病対策の今後の展望と貧困対策ワクチン
第12章 世界を修復する
現時点での「スタンダード」というべき、市中感染症診療の考え方と進め方を1冊にまとめた。具体的な症例を、どう考え、どう進めるべきか、そのプロセスをわかりやすく提示する。「チャート」を全症例に配置。症例の考え方、進め方のポイントが一目瞭然である。IDATEN(日本感染症教育研究会)講師陣によるピアレビュー(査読審査)を実施。項目の1つひとつが、吟味された確かな内容となっている。
脳神経内科分野のエキスパートが、直近2年間を中心に、国内外で発表された最新文献をレビュー。広く脳神経内科学関連の最近のトピックスを把握でき、専門医はもちろんのこと、専門医を目指す方にも最適な一冊。
●女性生殖器の疾患の基本的な知識と看護を学ぶテキスト。
●女性のライフサイクルの変化に関連する疾患の予防など、女性の生涯の健康を守る視点を盛り込んでいる。
●最新の知見も踏まえ、臨床現場がリアルに感じられる。
本巻では、リプロダクションに関する解剖・生理学の記述と図表をより丁寧に改良するとともに、不妊症、多様な性、卵子の老化、出生前診断、生殖補助医療、母子感染症、更年期・老年期の疾患、超音波診断など、近年、生殖医療だけではなく社会的にも課題となっている事項について加筆を行い、記述を充実させた。読者が理解しやすいように図表を多く取り入れ、見やすさ・使いやすさを工夫している。
日本医事法学会の学会誌。 現代社会の重要課題である⽣殖補助医療と法規制をめぐるシンポジウムを収録。
巻頭言……池田典昭
■第52回 医事法学会総会 研究大会記録
医療過誤における刑事過失責任の明確化……谷井悟司
刑事医療過誤事案における注意義務の内容と医師の裁量……船橋亜希子
臨死介助法制における「手続化」と「官僚化」の相克ーーオーストリアにおける最近の臨死介助法制を参考にして……神馬幸一
脳動脈瘤に関する25裁判例(18症例)の検討……森脇 崇
生殖補助医療における『夫の同意』に関する考察ーー実務例の経験と検討をもとに……若松陽子
●ポスター報告
●ワークショップ
1 医学部における医事法教育の現状と課題ーー医学部教育に
おいて医事法教育に期待されているもの……瀬⼾⼭晃⼀
2 医療安全と紛争解決の有機的連携の可能性と課題……平野哲郎
3 NIPT等出生前検査制度の今とこれからを考える……野崎亜紀子
4 再生医療法施行後に自由診療として行われる再生医療の実態と法制度……一家綱邦・大西達夫・佐藤雄一郎
●シンポジウム/⽣殖補助医療と法規制
企画趣旨……横野 恵
生殖補助医療の規制について考える……永水裕子
生殖補助医療への保険適用ーーその概要と意義……石原 理
生殖ツーリズムと法的親子関係ーーヨーロッパ人権裁判所およびEU裁判所の判例に基づく考察……小林真紀
指定発言……秋元奈穂子・三上幹男
■判決紹介/文献紹介/医事法トピックス
法令解説
2022年医事法関係判決目録
医師国試の過去問を1問1答化した短期集中型問題集。問題と解説を短く整理し、コンパクトにまとめました。出題数約30問の得点源・産婦人科の「弱点のあぶり出し⇒知識の補強」に!
産科1 正常妊娠
産科2 妊娠の異常
産科3 合併症妊娠
産科4 母子感染症
産科5 正常分娩
産科6 分娩の異常・分娩損傷
産科7 産褥
婦人科1 女性生殖器の構造と性機能
婦人科2 内分泌の異常
婦人科3 性分化と性器形態の異常
婦人科4 性器の炎症・STI
婦人科5 不妊症・避妊
婦人科6 女性のライフサイクルの変化
婦人科7 類腫瘍性病変・前癌病変・腫瘍
婦人科8 乳腺疾患
結核・呼吸器疾患の1年分資料の集大成。
保健衛生行政関係者はもとより、一般の医師・研究者・学生の方にもご活用いただけます。病院はじめ看護・保健師学校・医学系大学にはぜひ備えておきたい一冊です。
■グラビア 22頁
■資料編 14頁
■平成29年結核登録者情報調査年報集計結果90頁
付1 主な指標値別、高位(低位)保健所一覧
付2 結核管理図
付3 都道府県別管理図の指標・偏差値
神経疾患各領域の専門家が、国内外の最新ガイドラインから、要点と改定点・最新知見をわかりやすくコンパクトに解説。ガイドラインに則った、専門医の「診療の実際」と「処方例」も掲載し、他科の医師や研修医、開業医にも役立つ一冊です。2023-'24年版は、新たにアミロイドーシスなど8つの疾患項目を追加。さらに神経疾患全般にわたるガイドラインとして、「神経疾患のケア・リハビリテーション」の章も加え、より充実した内容となっています。
本書では、将来有望と思われる最先端の手技や主流となっている手技、確立された手技を紹介するとともに、最新技術を用いなくても有用な過去の手術についても取り入れるようにしました。