本書は、感染症疫学における数理モデルの先駆的研究を行なってきた執筆者陣により、斯学の基本的な考え方から最近の発展までを、具体的な事例を取り上げながら丁寧に解説・紹介した本邦初の成書であり、感染症の理論・予防・治療における数理モデルの利用に関心をもつ学生・研究者にとって必携の書である。
外科領域と集中治療部門を中心とした重症患者における感染症治療を、現場で働く医師から学び、自分たちの診療に生かせるようにしたいということで企画。
シリーズ累計20万部!大人気シリーズ第11弾!処方せんの読み解き方、わかりやすい説明のコツ、最新の医薬品情報、的確な疑義照会のノウハウ…今回も服薬指導のスキルアップに必要なすべてをこの一冊にまるごと詰め込みました。
百戦練磨の達人が診断ノウハウを直伝!選りすぐりの講師陣が、全人的アプローチで隠れた疾患に迫っていきます。
微生物に対する挑戦と理解の歴史、その操作法と生化学、またその特異な遺伝現象を要約し、それを土台に細菌、菌類、微細藻類、原生動物からアーキアに至る微生物の解説と、近年の分子系統解析法による分類、また地球生態系における微生物の働き、病原菌と免疫系との相克。人類の生産活動と環境保全への応用など、微生物学の全分野を網羅。微生物学の基礎から最新の話題まで、各分野のエキスパートらが、豊富な図表と写真資料を駆使して解説している。
本書は、小児科の臨床でしばしば問題となる主な症状について、その考え方と主な疾患を簡潔に述べたものであり、さらに各章に実際の症例が提示されて各章のまとめができるように工夫されている。
本書では、免疫異常をその本質とするRAという病態において、呼吸器疾患はその病像をどう示すのか、それが治療によりどう変貌するのか、を軸に据えている。細菌感染症(細菌性肺炎)から結核、非結核性抗酸菌症(nontuberculous mycobacteriosis:NTM症)、ニューモシスチス肺炎(Pneumocystis pneumonia:PCP)、IPなど、現今問題となる疾患について、現在の考え方を、エビデンスに依拠して解説し、参考症例を加えた。
「知らなかった」では済まされない!
寄生虫感染症への対応を専門家が解説!
●寄生虫症は、診療にあたった医師にその知識があるか否かで、感染者の運命が左右される。
●マラリアをはじめとして、診療経験者が少ない寄生虫感染症が国内に流入するリスクは依然として存在する。
●寄生虫症への臨床対応について、経験豊富な専門家が実際の症例を交えて解説!
原虫症
1.マラリア(熱帯熱マラリアを見逃さない)
2.ジアルジア症(本当にジアルジア症?)
3.赤痢アメーバ症(海外には行っていないのにどうして?)
4.トキソプラズマ症(悪性リンパ腫? トキソプラズマ症?)
5.シャーガス病─国内の現状と課題
6.皮膚リーシュマニア症(ただの虫刺され?)
蠕虫症
7.救急医療現場における胃アニサキス症(食歴を尋ねよう)
8.腸アニサキス症(腸閉塞を診たら食歴も尋ねよう)
9.蟯虫症(コンバントリンを投与しても陰性化しません.どうすればよいでしょうか?)
10.広東住血線虫症(髄液検査で好酸球増多が?)
11.旋毛虫症(食歴を尋ねよう)
12.糞線虫症(渡航歴や居住歴,いつ・誰に・どのように聞きますか?)
13.肺犬糸状虫症(肺癌の鑑別疾患)
14.旋尾線虫幼虫症
15.皮膚をうごめく寄生虫の数々(顎口虫その他いろいろ)
16.肺吸虫症(食歴を尋ねよう)
17.肝蛭症(肝占拠性病変の鑑別診断のひとつに考えよう)
18.“古くて新しい”住血吸虫症
19.“古くて新しい”トキソカラ症─温故知新
20.有鉤嚢虫(皮下のしこりが増えて,便に虫がでてきました)
21.日本海裂頭条虫症(コンバントリンが効きません.どうすればよいでしょうか?)
22.単包虫症(診断は肝嚢胞と思いますが,何となく違うような気もします)
23.多包虫(北海道のキツネとエキノコックス)
外部寄生虫症
24.疥癬─その治療と対策(病型が違えば感染力も大違い)
25.トコジラミ症(シラミではない,カメムシだ!)
26.シラミ症(この白くうごめくモノは?)
世の中、性の健康のための基礎知識が欠けている。お医者さんだって性の話は苦手だ。キンゼイ研究所のデータを駆使して、性の悩みに科学的に答えた最新の啓蒙書。
本書はDNAプローブ利用技術の基礎から応用までを、周辺技術を含めて一冊にまとめた。またDNAプローブの普及の鍵を握ると思われる非放射性プローブの開発については、特に一章を設けて詳説した。
数週間で読み込めてしまうほど簡潔でありながら、胸部画像の読影において欠かせないポイントをしっかり押さえることができる。パターンアプローチー鑑別診断を進めていくうえで最適なアプローチ法を提示。ユニークな「ティップス(工夫)」で知識を記憶にとどめる。巻末に復習する際に役立つ「セルフアセスメント」を収録。
内科医には、患者の自・他覚所見から得た多数の情報を総合処理して診断し、境界領域の患者をも含めて病名を決定する義務が科せられている。本書は、そのような場合の備忘録ないしは病名検索辞典としてりようされるべく企図した。