各項目は、人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、成人看護といったように、関連事項をひとつの流れとして学習することができます。第82回〜第95回の14年分の過去問題を徹底的に分析。重複する問題を省き、出題頻度の高い分野の問題や重要語句が使われている問題を取り上げて、ひとつひとつの問題について正解の根拠を明確にする解説をつけました。
診療上の問題点を疑問文で問い、その疑問に対して専門家が答える形式とした。具体的には各項目とも、序論、現時点での治療指針、その根拠をなしているエビデンス(論文や臨床試験)の要約、根拠となった臨床研究の問題点と限界、本邦患者に適応する際の注意点、そして最後に簡単なコメントを記載。編者の3名が日常疑問に思っている事項を中心に、脳血管障害(脳虚血、脳出血、くも膜下出血、脳卒中の予防・管理)、脳腫瘍、感染症、変性疾患(パーキンソン病、パーキンソン病関連疾患)、Alzheimer病、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患、不随意運動、代謝性疾患、脱髄性疾患、末梢神経疾患、脊髄・脊椎疾患、筋疾患、自律神経疾患、機能性疾患などの中から110項目を選択した。
信頼できるおとなに、たよっていいんだよ。
虚血性心疾患、心不全、不整脈というキーワードでは、多くの大規模臨床試験が行われてエビデンスも集まっておりますが、それに比べ弁膜症というキーワードでの観察研究、あるいは治療法に関する介入試験は少なく、必ずしもEBMの実践が容易な分野ではありません。つまり、わかっているようでわかっていないことが多い分野です。そこで、本書では現時点でわかっていることをもとに、最新の考え方を日常診療に即した形で提示しました。
充実した最新知見の記述、豊富なカラー写真!ビジュアルに美しく、わかりやすさも追求!!好評別冊付録「主訴・主症状からみた診断のポイント」もさらに充実!!長く、広く、深く利用できる1冊。