直木賞受賞第一作!
すれ違う大人の恋愛を繊細に描く、全六篇の作品集。
「あなたは知らない」……私を「きちんと」愛してくれる婚約者が帰ってくる前に、浅野さんと無理やり身体を離して自宅までタクシーでとばす夜明け。ただひたすらに「この人」が欲しいなんて、これまでの人生で経験したことがない。
「俺だけが知らない」……月に一、二回会う関係の瞳さんは、家に男の人がいる。絶対に俺を傷つけない、優しく笑うだけの彼女を前にすると、女の人はどれくらい浮気相手に優しいものなのか、思考がとまる。
同じ部屋で同じ時を過ごしていながら、絶望的なまでに違う二人の心をそれぞれの視点から描いた1対の作品。他の収録作品に「足跡」「蛇猫奇譚」「氷の夜に」「あなたの愛人の名前は」など。
【著者略歴】
島本理生(しまもと・りお)
1983年生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。2003年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。2015年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。2018年『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞受賞。『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『よだかの片想い』『イノセント』『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』など著書多数。
18〜23歳の女性の等身大ヤングレディース誌表紙イラスト:西園寺みちる 特集【筋肉男子とラブラブH?】 巻頭カラー:「トップアスリートの熱情ー日本代表と秘密のキスー」(西園寺みちる)
「ああ、この色で描きたい」恋愛のときめき、青春の一幕、壮大なファンタジーetc.ページをめくるだけで創作意欲がわく配色集。イラスト、マンガ、小説などの世界観作りに役立つ115のテーマを収録。
どうすれば、先生の彼女になれますか…?
勉強は100点、恋愛は0点の愛理。人生で一度も彼氏ができたことがありません。そこで恋愛相談に乗ってくれたのが、家庭教師の霜月先生。「ありのままの自分を受け入れてもらおうなんて傲慢」「人のことを減点法で見るな」など、愛理のことを想って、あえて厳しいアドバイスをしてくれる先生を好きになってしまい…!?
頼まれて知り合いの恋人役を演じたことをきっかけに、同期の紺野くんと本物の恋が始まった出版社勤務の小雪。男っ気ゼロだったうえ、気を遣う社内恋愛でドキドキの連続だけど、順調にデートを重ねて愛を育んでいる。そんな時、スランプ中の小説家が「愛の取材」をさせてほしいと絡んできて…!? 恋愛初期のもどかしさ、相手を思うけなげさに胸が震える大人の純愛ストーリー!!
藤原是温は父から、突然、「女に姿を変えて、入内しろ。亡くなった一番上の姉の残した皇子の面倒を見るのだ」と命じられた。本来ならば二番目の姉・温子が面倒を見なければならないはずが、家出をしてしまったため、是温に白羽の矢が立ったのだ。藤原家存続を背負い、入内する是温は、思いがけなく、幼少の頃に仕えていた成貴皇子と遭遇してしまう。正体を見破られなかったのはいいものの、是温の美しさに、成貴の従者・久良にも見初められてしまい…。
この詩集は、「れれ & 流水」のSNSでの詩の協演を綴ったものです。
ひとは独りでは生きていけないのですね。
詩を通じて、私は孤独という闇から抜け出したのです。
SNSを通じての交流…
こういう経験は私だけのものではないでしょう。
だれでも同じような出あいをなさっていらっしゃると思います。
この詩集は、誰もが疑似体験としてなつかしさを感じると思います。
キュートで元気な女の子が、どこかヒトクセある男の子に一生懸命ぶつかっていく。表題作を始めとした、いろんな恋のお話をコミカルにさわやかに描いた読み切り集です。
【収録作品】ハルコイ/パワー オブ ラブ/フライングスタート!/ボクの世界 キミのリアル/私のカテキョ様/キミの思うツボ
台湾ドラマの傑作5作品からとっておきの28シーンを採録。恋人たちの会話で生きた台湾華語を学ぼう!
女性はもっと言っていい。『私にはこれだけの価値があります』と。途中でゲームを降りてしまわないように、毎朝起きるときに『さぁ、がんばるぞ!』って声に出すの。女性がストレートな物言いをすると、嫌なやつだと思われる。男性だと威勢がいいって尊敬されるのに。もう男社会のルールに自分を合わせなくていい。女性のままで、望む未来を手に入れる!
相手の本音、自分の気持ちがわかれば、もっと恋も仕事もうまく行くのに…。そんな悩みに効くのが「心理学」。本書は、心理学の基本から人間関係に応用できる心理作戦まで、面白さ抜群で解説。本当の自分がわかる20答法、瞳と姿勢でわかる相手の心、気持ちを惹き付ける会話術など、周囲からの評価があがり、相手の気持ちを上手に動かせるようになるコツが満載。この一冊で毎日が楽しくなる!
上気したもっちりツヤ肌、ふわふわぷるんのジューシーな唇、触りたくなるゆるふわな髪、服の内側を妄想させるカラダ、天然美人に見せる薄盛りメイク。ずるいくらいかわいくなる秘密のワザ、すべて解説します。
「リアルな恋愛の場面で使える表現」「ガチな喧嘩で使える表現」など、第1弾では収録できなかった踏み込んだ「タメ口英語」をふんだんに紹介。
・恋愛
「地元の人?」
「連絡先教えて?」
「次いつ遊ぼうか」
・喧嘩
「んだよ」
「ざけんなテメー」
女子より女子な中高生の恋のカリスマ。けれど賞とは無縁の大人気少女漫画家・小嶺ヤコー。そんな貞行の前に現れたのは新担当の貢藤。眼光鋭いヤクザ顔で、貞行の密かな憧れのサブカル誌出身。ラブリーな少女漫画を理解できるはずもない!?けれど貢藤は、貞行の作品を熟知するばかりか、意外にもウブな恋愛初心者だった!!恋より仕事優先の貞行も、貢藤のギャップに好奇心を煽られて!?
著者はM・ウェーバーと並び称された経済史家である。ウェーバーが資本主義成立の要因をプロテスタンティズムの禁欲的倫理に求めたのに対し、著者は贅沢こそそのひとつと結論づけた。贅沢の背景には女性がいて、贅沢は姦通や蓄妾、売春と深く結びついていたというのである。かくて著者は断ずる。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」と。(講談社学術文庫)
著者はM・ウェーバーと並び称された経済史家である。ウェーバーが資本主義成立の要因をプロテスタンティズムの禁欲的倫理に求めたのに対し、著者は贅沢こそそのひとつと結論づけた。贅沢の背景には女性がいて、贅沢は姦通や蓄妾、売春と深く結びついていたというのである。かくて著者は断ずる。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」と。
第1章 新しい社会
第2章 大都市
第3章 愛の世俗化
第4章 贅沢の展開
第5章 奢侈からの資本主義の誕生
恋とHいっぱいの体で感じる恋愛マガジン