本書は、これからの自治体における「業務時間の創出と有効活用」を中心にした業務改善の考え方、進め方を提案しています。
自治体において業務改善の必要性は共有されても、その実践を通じて成果を享受している自治体の報告は多いとは言えません。本書は自治体において、現状、業務改善に取り組む上で成果実現の壁となっている課題を整理し、その克服に向けた業務改善アプローチを提案しています。
本書が対象としているのは“業務改善に意欲はあるが、慣れていない職員”です。業務改善への意欲を前提としながら、業務改善をどこから、どのように取り組めば良いのかわからない職員や、業務改善に取り組んだけれど期待した成果を実現できなかったため、再チャレンジしたい職員の方々を想定しています。このような職員の皆さんが「どこから(対象)」、「どのように進める(方法)」のが良いのかを理解し、行動に移すための内容としています。
本書の構成
本書は「事例編」と「実践編」の2編で構成されています。「事例編」では、自治体の業務改善の事例を職員同士が意見交換する形式でかかれており、業務改善に慣れていない職員の皆さんに職場での“業務改善とは何か”、“成果を出すためのポイントは何か”を理解していただく内容です。
「実践編」では、自治体職場での業務改善の考え方・進め方・手法を提案しています。
現状の取り組み上の課題については、全庁的業務改善運動を推進している企画部門や行政管理部門、業務改善研修を運営している人材開発部門の職員の方々と共有し、また、業務改善余地については、担当業務についての改善意欲と改善能力を持つ複数の自治体の管理監督者級の職員の方々とのディスカッションを重ねた内容です。よって、本書で掲げた課題は自治体にとって重大(深刻)であり、そして、提案アプローチの効果性、実現可能性は高いと考えています。本書で提案するアプローチを参考に、実効性のある業務改善活動が展開されることを期待しています。
はじめに
【事例編】自治体の業務改善 職員が語り、意見交換する業務改善の成果要因
1 既存業務からの時間創出の余地
2 時間創出のアイデア
3 主な業務タイプ別・時間創出の余地と創出のアイデア
4 業務改善実践から学んだこと、次に活かすべきこと
【実践編】自治体職場での業務改善の考え方・進め方・手法
5 自治体では業務改善が求められている
6 職場主体の業務改善活動の考え方・進め方
7 業務棚卸アプローチ(ステップ1)
8 問題解決プロセスアプローチ(ステップ2)
参考資料
おわりに
主な参考文献
仕事の現場に完全密着。取材にもとづいた臨場感と説得力。
仕事と人生が楽しくなる職場をつくる。だから、人、会社が輝き、成長するー。「奇跡の集客率とスタッフ定着率」をつくりだしたノウハウ30。
本書は、メンタルヘルスに関する、学校ならびに職場における必要な情報はもとより、環境要因、スタッフ間の連携などにもフォーカスを当て、実際の現場で役立つよう、摂食障害・リストカット・双極性障害・現代型うつ病など数多くの症例を盛り込みました。
学校医・産業医をはじめとする学校・職場のメンタルヘルスに関わる職種の方にオススメの1冊です。
一般の日本人にとってはいまだ謎の多い外資系企業。 三流大卒、埼玉のOLだった著者が見た、その本当の”実態”とは……?東洋経済オンラインで30万アクセス!1位獲得の人気連載を大幅加筆して書籍化!
外資系企業やアメリカの職場では、英語のネイティブスピーカーだけでなく多くのノンネイティブスピーカーが働いています。本書では外資系企業と合併した日本のゲーム会社を舞台に、職場で交わされるさまざまなコミュニケーションをダイアログで紹介。国籍も多種多様な同僚と円滑にやりとりするために、シンプルで分かりやすい表現を学びながら、働き方、チームワーク、実践的なスキルについてなど、職場・仕事に関するトピックに親しんでいきます。
付属音声も登場人物たちが話すさまざまな英語を収録。「ネイティブのような英語」「正確で完璧な英語」を目指すのではなく、「共通語としての英語」を自信を持って使えるようになることを目指しましょう!
シニアが企業で働くなかで自らを活性化させる手段としてのジョブ・クラフティングに注目。
本書では、シニアに特有なジョブ・クラフティングはどのようなものなのか、
シニアにおいてもジョブ・クラフティングが有効なものなのかということを調査分析する。
シニアのジョブ・クラフティングの内実に迫ることで、シニアと職場をつなぐ実践的な示唆を提示。
ジョブ・クラフティングは、従業員が自ら主体的に仕事の範囲や仕事における
人間関係を変化させることを意味する概念であり、ジョブ・クラフティングにより
仕事をやりがいのあるものや楽しいものに変えることができる。
日本政府は、近年高齢者雇用を強力に促進させているため、日本でのシニア雇用は促進しているが、
一方シニア雇用の促進が若年者雇用を阻害するというトレードオフの関係が懸念され、
シニア年代の雇用の問題は他の世代の雇用にも影響を与える可能性がある。
シニアと若年者の仕事の奪い合いが懸念されている現状や、シニアのモチベーションの低下やシニアの生産性の低さ、
かつての部下が上司になる現象等でシニアと現役世代の双方がやりづらい状況など、さまざまな問題があるなかで、
ジョブ・クラフティングを活用することが、シニアと若年者がともに協調し、
将来への展望を描ける職場をつくるきっかけになることを願う。
品質・作業効率が向上
離職率・人件費が減少
好きな日に働く、嫌いな仕事はやらない……
人に優しい働き方の先にあったのは
想像を超えたプラスの循環だった
テレビ朝日「報道ステーション」「羽鳥慎一 モーニングショー」、TBS系「白熱ライブビビット」、フジテレビ系「クイズやさしいね」、文化放送「日曜はがんばらない」、朝日新聞夕刊一面、各地方紙など多数メディアで紹介!
「出退勤時間は自由」「嫌いな作業はやらなくてよい」など、非常識とも思える数々の取り組みが、いま大きな共感を呼んでいる。そして、その先にはあったのは思いもしなかった利益を生むプラスの循環だった。
2011年3月11日14時46分、東日本大震災。石巻のエビ工場と店舗は津波ですべて流された。追い打ちをかけるような福島第一原発事故。ジレンマのなか工場の大阪移転を決意する。債務総額1億4000万円からの再起。
人の生死を目の前にして考えたのは、「生きる」「死ぬ」「育てる」などシンプルなこと。そしてそれを支える「働く」ということ。自分も従業員も生きるための職場で苦しんではいないだろうか。
そんななかで考え出したのが「フリースケジュール」という自分の生活を大事にした働き方。好きな日に出勤でき、欠勤を会社へ連絡する必要もない。そもそも当日欠勤という概念すらない。
これは、「縛り」「疑い」「争う」ことに抗い始めた小さなエビ工場の新しい働き方への挑戦の記録である。
著者曰く、一概にストレスといっても「快ストレス」と「不快ストレス」の2つがあります。前者は心の負担にならず、人生にプラス作用し、後者は負のスパイラルを生じさせるストレスです。本書には、日々仕事に励む現代人が抱えがちな不快ストレスへの対処法について、著者ならではの説得力あるアドバイスが満載です。
笑顔の職場を創るテキスト。これからの自分の将来に希望が持てない…と思っている人に読んでもらいたい本。
リハルザムやスカイサーモンの群れを撃退したルスト一行。しばらく、領地に安寧が訪れたと思いきやーー。
法(ルール)を概説する第1編と、事例を個別に紹介する第2編の2部構成。巻頭掲載判例一覧表で知りたい判例を容易に抽出可能。企業法務出身の編者と実務家チームが多彩な具体例を、経営者やサラリーマンに分かり易く提示。職場研修やゼミ学習にも最適!
《本書の特徴ポイント》
●判例を解析し、その事実関係と裁判所判断のポイントを分かりやすく伝えることにより、ハラスメント問題で悩む多くの人びとの希求に応えます。
●今まさにハラスメント問題に直面する当事者(被害者・加害者・雇用主・相談窓口担当者など)の方々へ:今後どういう対応が可能・適切なのか? それぞれのケースに類似した本書登載判例を読むことで、問題解決の方向性が浮かんできます。
●問題解決の参考になるだけでなく、関係者にとってハラスメント予防策考案のヒントになります。判例が読み易く整理されているのでハラスメント法研究にも役立ちます。
第1編 ハラスメント問題,そのルールと判例
第1編[巻頭付録] 「近時ハラスメント判例一覧表」
第1章 ハラスメント法概論
第2章 判例概観と「最近の傾向」に見る注意点
第3章 小括ーハラスメント問題への対策
第2編 ハラスメントの近時判例紹介
第1章 職場のセクハラ
第2章 学校のセクハラ
第3章 職場のいじめ・パワハラ
第4章 学校のいじめ・アカハラ
第5章 その他のハラスメント
"寺原真希子/編集代表 弁護士法人東京表参道法律事務所/編著 基礎知識と社内Q&A、そして業界特有のQ&Aで、法的な問題点や具体的な対策が分かる一冊。「社内規程改定例」は、これから規程整備を行う際にそのまま使うことができる。"
最新判例分析によるパワハラの法的責任、機能的な相談窓口体制の整備、労災申請から訴訟までの手続、未然防止策など、実務に即対応!
職場の「争い」「不正」「嫌がらせ」「働き辛さ」の原因を世界最先端の性格心理研究理論で解明する。職場と働く毎日を劇的に変える、本邦初の「性格と仕事」の実践的教科書。