「此者、将軍家代理之側目付也」──大刀の鍔に刻まれていたのは、将軍の耳目となって、大名や旗本を監察する将軍側目付の証であった。疑わしきことあらば、おのれの判断で事の処理にあたる権限が認許されているその役目に、父・武兵衛亡き後、就いたのが仙石隼人である。
とある夜、見廻り中の隼人の目は、五人の強盗頭巾に斬られた若侍を捉えた。彼の襟には、米価を操る大坂蔵奉行衆の悪事を暴く書状が……。侍の敵討ち、そして御上に刃向かう悪党の処断を決意した隼人は、直ちに将軍吉宗と大岡忠相に報告、大坂行きの許可を得る。米の横領は、吉宗の政の根幹を揺るがす大事。果たして小野派一刀流皆伝の隼人の剣は、御蔵に巣食う鼠たちを斬り捨てることができるのか──!
妾屋昼兵衛の口利きで老舗両替商の用心棒になった大月新左衛門は、働きを認められ妾の護衛を任される。だがそれは、苦難の闘いの始まりだった。江戸では、表沙汰にできぬ盗難事件が多発。裏には、将軍家斉の鬱屈に絡んだ陰謀が。嗤う妾と、仕掛ける黒幕。否応なくのみ込まれていく昼兵衛と新左衛門は、危難を振り払えるか?疾風怒涛の第二弾。
太古からの伝承を受け継ぐ、虚栄心や誇張のない北米インディアンだけが持つ唯一無二の世界観は、地球外生命体との接触によるものだった。
「宇宙はブラジルより近い」という話を耳にしたことはありますか?宇宙は、一般的には大気がほとんどなくなる100キロメートルより上空とされています。直線距離では東京駅から富士山よりも近いんです。でも、宇宙に行くためには莫大な費用と設備が必要ですから、すごく遠い場所とされています。この本では、宇宙は遠い、まるでワープをしなければ行くことのできない所ではないということを感じてもらえるよう、地面から順を追って、宇宙までを描いた絵本です。
ミニッツカップ公認ニッケル水素バッテリーの800HVが外見のみを京商ブランドにリニューアル。【対象年齢】:
そこに「いのち」と「感謝」があればいい
話題の日めくりカレンダー、待望の書籍化!
2011年の東日本大震災時に被災者へ向けて無料配布された日めくりカレンダーがありました。その後は著者が住職をつとめる寺でのみ販売されているのですが、宣伝や通販等をしていないにもかかわらず、人から人へと口コミで伝わり、この10年間ずっと売れ続けています。この日めくりカレンダーの31編のメッセージに新たな書き下ろしエッセイ26本を加えて書籍化したのが本書です。あなたの傍でいつも輝きを放つ珠玉の言葉たちは、様々な場面で勇気と力を与えてくれるでしょう。いつも携行できる小振りで上品な装丁の上製本です。大切な方へのプレゼントにも最適!
◎越えられない試練は与えられない
◎「ありがとう」の言霊
◎自分にぴったり合った靴で歩く
◎挫折は人生の折り返し点
◎病気にかかるということ
◎欠点も美しい
◎蒔いたタネは刈り取らねばならない
◎生まれつきのままで
◎色々いるから面白い
◎許せば楽になる
◎マチガイだらけの自分
◎幸せのご褒美 etc.
教育の明日を拓く初の教育実践学の書。
『知』の術を探り、『情』の心を磨き、『意』の道を歩む教師論。
理論と実践が往還する教育実践学が、ここにあります。
〜刊行にあたっての著者の言葉より〜
私は、人間の根源にある、生きていることの懐かしさに思わず涙するような心と心が紡ぎ合った教育活動をめざして43年間、教師としての道を歩んできました。
ある先輩に「実行という行為には、どんな場合でも理論より豊かなものが含まれている。私たち教師は、理論より実行を重んじる実行家でなくてはならない。私たちの強みは具体をもつことである。私たちは抽象を欲しない。自分の実践につまずき迷う教師、そういう教師こそ未来につながる指導をすることができる」と教えられ、教育実践学の創造をめざして歩んできました。
本書では、愛媛新聞のコラム『四季録』に連載された『平成坊っちゃん物語』を紹介しつつ、教科指導、学級経営、いじめ指導、部活動等のさまざまな実践事例を紹介しています。
愛する子どもたちに「てまひまかける」世界を掲載させていただきました。
忍び、我慢し、待つせつなさを何度も味わい、その度に、「おまえに教師として生きる『覚悟』はあるのか」と自問自答しながら生きてきた事例ばかりです。
著者の「わたし」がみえる教育学の本は、この本がわが国では初めてではないかと自負しております。
是非、手に取ってお読みいただきたい一冊です。
直参旗本、仙石隼人。仙石家は代々、将軍家の耳目となって大名や旗本を監察し、疑惑があれば己の裁量で処断できる将軍側目付である。
その頃江戸は、小田原からきたと噂される盗賊団に震撼していた。大店に押し入っては、家人の手足を切り落として皆殺し、全焼させる極悪非道の集団である。将軍・徳川吉宗は箱根の関所以東に出没する盗賊の背後に、西国の大名が控えているのではと危惧していた。
吉宗の命を受けた隼人は、与八・お藤とともに西に向かう。その道中、川崎、戸塚、藤沢、江ノ島で隼人たちに忍び寄る不穏な集団。そして小田原では、箱根関所に詰める藩士達が行方不明となる騒動が!襲いかかる倒幕の兇賊に隼人が挑むーー箱根の決戦の結末はいかに!?
テレワークで社員の生産性が下がるのはなぜか?
ITを使いこなす先進企業から新型コロナの感染拡大で突然テレワークを導入した中小企業まで、多くの企業を悩ます問題の要因が、実は社員の自律性の高め方にある。テレワーク環境のマネジメントとして、成果目標を定め、業務役割を明確にしてセルフマネジメントを促す企業は多い。ただし、それだけでは自律性の高まりは期待できず、むしろ社員のやる気や能力の発揮を削いでしまっている側面があると著者は指摘する。
●本書では、社員がポテンシャルを充分に発揮しながら、活き活きと自律的に働くモードを「遊び」と表現し、与えられた仕事をひたすら「真面目」にこなす仕事スタイルからの脱却を促す。「遊び」のスイッチを入れるために、社員個人や管理者、リーダーは何をすべきか。それぞれに求められる実践ポイントや、組織的な対応策を学術的な見地を踏まえ提示する。
●仕事の生産性を高めるために、多くの企業が仕事の構造化や管理の自動化を進めている。「ジョブ型」をはじめ、仕事内容を規定し、その進行を精緻に管理する動きが加速しつつある。果たして、それは持続可能なアプローチなのか?社員のパフォーマンスの高め方を学術的に解説しつつ「型」によるコントロールの妥当性を、問題事例を通して問いかける。
●リモートワーク環境における「職場」では、時間的、空間的な冗長性が削ぎ落とされ、「遊び」を生み出しにくい構造をつくりだす。これによって起こる「遊び」の消失は、緊張やストレスを高めるだけでなく、生産性を低下させたり、「テレワークうつ」などの原因にもなってしまう。このような現状を踏まえ、意識的に「遊び」を促すマネジメントの重要性を提示する。
●テレワークを導入しつつも「遊び」上手な企業は何が違うのか? 先進企業の事例を紹介しつつ、一般企業でも活かせる施策を具体的に説明する。クリエイティブな仕事の分野だけでなく、幅広い職種で「遊び」は求められている。本書は、新しい仕事環境に閉塞感を抱く多くの組織に「遊び」を導き入れるための方策をわかりやすく手ほどきする。
●著者は、企業の人事組織でのフィールドワークを展開し、新たな時代の組織の在り方を探究する組織開発コンサルタント。学術的な知見を携えつつ、面白法人カヤックなど注目企業の人事方針の策定に関与するなど、研究と実務の境界で活動を展開している。本書では、さまざまな事例を通して、これからの企業が備えるべきマネジメント観や組織観についても提案する。
第1章 進まない社員の自律
第2章 「真面目さ」を超えよう
第3章 自分に合わせて仕事をクラフトする
第4章 管理者は仕事を面白くできる
第5章 社員が自律していく組織へ
おれのせいで人が死ぬ。それでも生きたかったーー。
生まれてこの方、須磨軒人(すま・のきひと)に安心できる場所はなかった。
どこにいてもお化けに苛まれる。人に憑りつき、人を殺す“真っ黒なお化け”に。
そのために友達もできず、お化けに対して理解を示そうともしない父親とも縁を切るはめに。
しかし、結婚し、家族を持った軒人はもう逃げるわけにはいかない。
なぜ自分にばかりお化けが出てくるのか?
父は本当にお化けが見えなかったのか?
お化けとは一体何なのか?
謎を抱えたまま、軒人はある霊能者を頼ることになるがーー。
ーー次はおれが、殺される。
Twitterで話題の新星が放つ本格オカルトホラー。
2001年に公開された劇場映画『それいけ!アンパンマン 怪傑ナガネギマンとやきそばパンマン』のDVD化。『ゴミラの星』と同時上映作品で、ナガネギマンとやきそばパンマンが活躍する西部劇。
会社員の伊勢晃太郎は、はっきりとした性格から一人と長く付き合えたことがない。その日も恋人と別れ、珈琲屋を営む親友・長塚仁哉に話を聞いてもらっていたのだが、ずっと前から好きだったと突然告白され抱かれてしまう。恋人は別れを伴う関係だと強く思う晃太郎にとって、ずっと傍にいてほしいほど大切な仁哉とは親友のままでいたいけど…。
妾屋が命より大事にする帳面を奪わんとする輩が現れた。そこに書かれているのは、妾を囲えるほどの金と力を持つ男達の情報。悪用すれば弱みにもなる。徹底抗戦を覚悟した昼兵衛だが、頼みの新左衛門は手負い。しかも別の敵の影も見え隠れする。さらには新左衛門最愛の八重にまで魔手が伸び…。昼兵衛、最大の危機を防げるか?圧巻の最終巻!
イェシは八歳。赤毛でそばかす。ちょっぴりなまいきな女の子。そのうえ、とっぴなことを思いつく名人です。ある日、ダックスフントを三匹つづけて見かけ、三つのねがいがかなう「幸運の日」だと信じこんで、大よろこびしたイェシは、みんなにもしあわせのおすそわけをしようとしますが…?ドイツの小学生イェシがまきおこす三つのお話を、楽しいさし絵いっぱいでおとどけします!小学校低・中学年〜。