高橋和巳の文学と思想には、時を経ても苦悩から希望に向かう言葉の力がある。24名の論客がその“志”を新たに解釈。
難読語約1000を字源・語源にさかのぼりつつ詳しく解説。全国の市区郡町村名・駅名・山川名・温泉名など約1300を収録。国名・外国の地名の当て字、日本人の難読姓氏も掲載。歌舞伎の外題・漢字の部首・旧国名・月の異名なども満載。
文様を具体的に理解できるよう、古典的な図譜・図鑑から参考図をカラーで引用。文様の成り立ちと変遷などを簡潔に記述。語源的な注記や言葉の説明も加えた。古今の文献から採集した用例文を成立年なども付記して掲げ、時代順に配列した。本書に収めたおよそ1,100を越える文様・紋所名が検索できる便利な索引を設けた。
言語心理学とは何か。その問いをラディカルに捉え直し、言語に対する心理学的な独自のアプローチを「臨床」から新たに展開する。
言語心理学の基礎的な知見をふまえて、「言語力を育てる」ということを心理学的観点から紹介したテキスト・参考書。
言語現象・言語論の知識社会学的「解体新書」
性的少数者やデジタルネイティブの言語表現など現代日本に遍在する社会現象としての言語現象/リテラシー論やモジ論、敬語論など既存の言語記述・言語論がみおしてきた現実/関係者が無自覚なまま行使し支配されつづけるポリティクスに知識社会学的視座からきりこむ。
本書はシンガポールを事例として、多民族社会の中での言語と文化的アイデンティティの問題を、華人系シンガポール人の事例を中心に論じる。
難解をもって知られる、現代北アメリカを代表する言語人類学者の論考に詳細な解説をつけた、はじめての論集。オリゴを基点としたコミュニケーション過程のなかに、文法、語用、談話、社会、文化、心理、歴史、その全てを統一的に捉えなおす精緻な理論。言語、認知、相互行為など、コミュニケーション実践に焦点を据えた現代社会文化研究の先端、極限を“今ここ”に刻印する。社会文化コミュニケーション論による「言語学」の超克、そして、「認知科学」、「人類学」の再構築。
私たちは、ことばを「文字どおり」に使っているわけではない。話していないのに伝わることもあれば、丁寧に説明していても誤解されることがあるのはなぜか。社会心理学の視点から、敬意表現や皮肉など、対人関係のことばの謎に迫る。
第二言語学習者にとって言語とは何か、どのような活動が言語の上達を促進するのか? 言語教育に携わる著者が長年にわたって独自に取り組んできた「ことば学」の集成。