本書は理学と工学の学部上級生と大学院の初級生のための、固体物理学の初等的な教科書である。
大陸移動説から説き起こし、大陸も海底も、そして山々もプレート運動の一部として絶えまなく動いているとする新しい地球観を、最新の地震研究の成果を盛り込みつつ、斯界の第一人者がわかりやすく説き明かす待望の書。
本書は、一方では熱力学の歴史的なあゆみを追いながら、他方で分子運動論を主体とする微視的な考察を間に入れ、現代の読者に最もよく、かつ早く熱力学の本質を理解させることにつとめた。
熱電変換に関するA.Ioffeの理論は熱収支の観点から導出したマクロ的で現象論的なものであり、熱電半導体中の温度分布が解析されておらず、実際の作成モジュール特性と一致しない。これを解決するには、ミクロ的な立場から熱電半導体中の電子の挙動を解析する必要がある。本書は、ボルツマン輸送方程式を解いて電流および熱流に関する方程式を導出、さらにこれを利用して熱電半導体中の温度分布に関する微分方程式を導出し、熱と電気に加えて磁気も考慮することにより、熱電磁現象を解析したものである。
本書は熱力学から出発して、統計力学の理論とその基本的応用を説明し、臨界現象の初歩までを扱う。歴史的・論理的な順序にあえて逆らい、熱力学の段階から統計力学の描像を与えることにより、読者が具体的な理解を積み重ねられるよう配慮されている。例・問題では、ヒートポンプなどの熱機関、格子振動や磁性などの固体物理、ボーズアインシュタイン凝縮などの凝集系物理、中性子星などの宇宙物理、クォーク・グルオンプラズマなどの原子核物理など、いずれも現象の本質を捉えた簡潔な解説で、統計力学の広がりを良く伝えてくれる。
豊富なイラスト・写真でわかりやすく解説!試験傾向を徹底分析し、問題を厳選!SI単位と工学単位系を併記。
本シリーズでは、現代の自然科学や科学技術の基礎を支えている物理学の基本事項をやさしく解説する。特に、基本概念の理解や考え方の説明に重点を置いた。
エンジニアに必須の、基礎知識を満載!幅広く学ぶことで、真の実力が身につく。
本書は、金属をモノづくりに利用するために「最低限これだけは知っておきたい」という事柄を読み物としてまとめた本である。工業高等学校や高等専門学校の学生を中心にこれから金属材料を学んでいきたいと考える皆さんや、専門外の技術者の皆さんに材料学の最初のとっかかりとして読んでいただくために執筆した。金属物理の理論から教える旧来の入門書と異なり、身近な話題や実際のモノづくり現場のエピソードを交え、一話一話読み折りの問答形式でおもしろく読めるよう工夫してある。
新しい試験科目長期予報(1か月予報)にも対応した改訂版。気象学の基礎から予報の実務、関連法規まで『気象予報士』として必要な知識をわかりやすく解説。試験問題を独自に想定した実技例題を5題掲げた。
本書は、いわゆる難問や奇問を避け、基礎的な事項を理解するのに必要な例題と問題にとどめ、その数もあまり多くはならないようにつとめた。数学の予備知識としては代数と微積分の初等的なものにとどめ、それを超えると思われるものについては基本事項や必要となる箇所で説明を加えた。また、近頃の教科書には、熱力学と統計力学を融合させたものが多い。しかし、本書は熱力学の部分の前半の3章と統計力学の部分の後半の5章とに分かれている。ただし、双方に関連する重要事項や例題の引用については、十分に注意を払ったつもりである。新訂版では、単位系を今までのcgs系からすべてSI単位系に改めた。
本書は、JIS鉄鋼ハンドブックの正しい見方と使い方、JIS鉄鋼材料の選び方と使い方などを解説したものである。
物理学者と数学者の著者たちが、それぞれの立場の特長を出し合い協力して“物理的応用”と“数学的正確さ”の両立をはかった入門書です。偏微分方程式の知識を道具として使う読者のために、現象に適した各種解法を紹介するとともに、解の物理的立場からの検討や、読者が間違えやすい箇所へのコメントなど、ポイントをおさえて解説してあります。
自分好みの完全自由設計でマンションを自主建設したら、20%安で120%満足!コーポラ住宅入居者初の感動の体験記。