歯科補綴治療を中心に,国内外を問わず第一線で活躍する臨床家の先生方による論文,ケースプレゼンテーションなどをお届けする補綴専門誌,インプラント,審美修復などの治療に加え,ジルコニア,CAD/CAMなどの新材料,新器材に関する情報をビジュアルにお伝えします.
本特集は「緊急寄稿 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策 第三報」です.現在,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の,いわゆる“第二波”が言われ,不安を抱えながらの経済活動が続いています.そうしたなか,COVID-19がいつ発生しても安心した状態で医療を継続できるような診療体制の構築が歯科医院に求められる時代になっています.第三報では「ウィズ・コロナの時代にいかに向き合うか?歯科診療のニューノーマルを考える」をテーマに,歯科医院における具体的な対応法を解説しています.
【目次】
補綴臨床別冊『コバルトコーヌス完全読本』連動座談会 後編 超高齡社会における全顎欠損補綴の新機軸
緊急寄稿 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策 第三報 【COVID-19感染対策用チェックリスト掲載】
特別企画 次世代プレスセラミックスシステムによる審美修復の可能性
口腔内スキャナー 私の臨床活用法 (2)
歯科医院のための内科学講座(34)
ジルコニア修復 あなたの“常識”大丈夫?(11)
歯科補綴治療を中心に,国内外を問わず第一線で活躍する臨床家の先生方による論文,ケースプレゼンテーションなどをお届けする補綴専門誌,インプラント,審美修復などの治療に加え,ジルコニア,CAD/CAMなどの新材料,新器材に関する情報をビジュアルにお伝えします.
我が国が目指すべき次の未来社会の姿として「Society 5.0」が提唱されていますが,ここでの主要技術の一つがAIです.そこで本誌特集では,医療AIやディープラーニング分野を長年にわたって研究してこられた藤田広志先生にご登場いただきます.今号は基礎編「医療AI 技術の最前線と歯科における応用展開」,次号以降は,「臨床応用編」と全3回にわたって,AI 技術の最新動向を整理していただき,「Society 5.0」の時代を見据えた医科・歯科領域でのAI応用について解説いただきます.
【目次】
緊急寄稿 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策 第五報 COVID-19 アップデート ワクチン効果と副反応を知り,接種の担い手としても備える
特集 医療AI技術の最前線と歯科における応用展開
新連載 歯科医院のための 実践! 超音波診断(1) 歯科臨床で超音波診断装置を有効活用するために
特別対談 歯科臨床を変える 口腔内スキャナーの現在→未来
連載 歯科医院のための内科学講座(40)
追悼文 桑田正博先生を追悼して
看護に役立つ知識をわかりやすく解説します<特集>
ベッドサイドからさかのぼれ!痛みをわかるための解剖生理
あなたの根拠&手技、今のままで大丈夫?日常ケアの総点検
ー摘便/浣腸/導尿/体圧分散寝具の使用/体位変換
どの本も、誰も教えてくれない 心と体をしっかり休ませる休みの技術
<連載>
【基礎医学】患者をみる技術:“教える”もスキル化する(1)
【アセスメント】いつか、あなたが自信をもてるための急変対応の授業:バイタルサインの実践的解釈vol.1
【チーム医療】教えて! 多職種カンファレンスがうまくいくコツ
【患者・家族対応】ナースのための言い換え辞典:繰り返し尋ねられることを防ぐ
<付録>
ねじ子のヒミツノート COVID-19自宅での感染対策編
正確さと先見性で群を抜く総合科学誌特集:COVID-19 重症化の謎に迫る
正確さと先見性で群を抜く総合科学誌(1)地球人の孤独(仮)(2)一カ月後の天気は?(仮)(3)COVID-19 薬とワクチンの現況
日本では中小企業が会社数の9割超を占めており、難局を乗り越えながら挑戦を続け、社会経済を牽引し、支えてきた。中小企業が、イノベーションの源泉であり、地域経済の活性化や雇用創出等に貢献していることは論を俟たないであろう。近年、世界でもその独自の理念や経営行動から、中小企業に対する学術的・実務的関心が高まっている。
さて企業は、その大小・業種を問わず、生じうる危機や逆境を避けることができず、大きな影響を受けうるが、とりわけ規模や経営資源が相対的に小さい中小企業に対する影響は計り知れない。一方で中小企業は相対的に小規模ゆえに環境変化に対して柔軟性が高く不確実性に対応する能力が高いとも言われている。
本書は,中小企業が危機やそれに伴う逆境に直面したとき、いかにしてその危機・逆境を乗り越えようとしてきたかを、経営学領域、なかでもアントレプレナーシップの観点から解明しようと試みる。具体的には、近年世界規模で企業が大きな影響を受け、また先が見えない不確実な状況が長く続いた、新型コロナウイルス感染症のパンデミックという未曽有の危機・逆境に焦点を当て、中小企業(家)がいかにしてそれを乗り越えようとしてきたのかを、企業家活動プロセス(アントレプレナーシップが機能するプロセス)に着目し当時の調査結果をもとに検討する。
中小企業家たちの前向きな乗り越え方から、コロナ禍を終わったこととして忘れ去るのではなく、今後に活かすための示唆が得られる書籍であると同時に、これまで蓄積されてきたアントレプレナーシップ研究の様々な知見を用いることで、日本の中小企業研究のさらなる発展を目指した点でも価値ある研究書である。
第1章 中小企業を学術的に考える
第2章 企業家活動プロセスとしてのアントレプレナーシップ
第3章 中小企業とアントレプレナーシップの分析をめぐる視点と対象
第4章 危機状況下における中小企業の企業家活動プロセス
第5章 COVID-19状況下における中小企業の企業家活動プロセス
第6章 COVID-19状況下における「旅」としての企業家活動プロセス
第7章 初期のCOVID-19状況下における中小企業の企業家活動プロセス
第8章 結論
補論1 プロセスをめぐるアントレプレナーシップの諸研究をマッピングする
補論2 プロセスをめぐるアントレプレナーシップ研究の新たな展開
ケアリング理論の原則とその定義・カリスタプロセスを丁寧に解説.その根底に流れる哲学は現在の看護現場が抱える多くの課題,マグネットホスピタルやwithコロナなどのキーワードをケアリングで解決に導く.ワトソン博士最後のアンソロジーとなる1冊
パンデミック下、特許権は医薬品供給の障害となるのか?多数プレイヤーの関与により生じる「アンチコモンズの悲劇」問題に取り組む。
医薬品の開発供給には、知的財産の利用が不可欠である。開発供給に必要な要素につき、許諾権限を持つ者の同意が得られなければ、治療薬やワクチンの開発は妨げられてしまう。拒否権限を持つ者が複数存在するゆえに生じる、「アンチコモンズの悲劇」だ。平時とは異なる緊急時の様々な法的問題について、解決の選択肢とその展望を見通す。
都市のコンパクト化が財政や住民の行動・健康に対してもつ効果,そして地域の政策がコンパクト化に及ぼす影響について,実証的に解明する。新型コロナウイルス感染症や人口減少の影響など多様な論点も明快に解説する,コンパクトシティを考えるための基本書。
序 章 コンパクトな都市と財政──コンパクト化の捉え方
第1部 コンパクト化が財政に与える影響
第1章 自治体の歳出への影響──コンパクト化は財政支出を減らすのか?
第2章 自治体の歳入への影響──コンパクト化は固定資産税収(地価)を増やすのか?
第2部 コンパクト化が住民に与える影響
第3章 住民の移動距離・時間への影響──コンパクト化は歩行・自転車・公共交通の利用を増やすのか?
第4章 住民の健康への影響──コンパクト化は医療費を減らすのか?
第3部 コンパクト化の差異を生み出す要因
第5章 土地利用規制影響──市街化区域の設定でコンパクト化は進むのか?
第6章 市町村合併の影響──較差の大きな合併でコンパクト化は進むのか?
第4部 コンパクト化と自然リスク・人口減少
第8章 感染症とコンパクトな都市の魅力──COVID─19への脅威は空間構造を変えたのか?
第9章 人口減少に伴う非コンパクト化──コンパクト維持はどれほど財政を改善させるのか?
終 章 コンパクトな都市への転換
酸素療法は,臨床現場で日常的に行われている.また,看護基礎教育でも臨地実習の現場において習得する技術として,臨地実習などで経験していく.しかし,コロナ禍で臨地実習が満足にできなかった新人ナースにとっては,臨地実習の経験も乏しく,また患者の状態などによっても使用されるデバイスも異なり,非常に難しい・苦手と感じることも多い.酸素療法を患者にとって適切な濃度・量の酸素投与を正確に行うために必要な知識と技術をQ&A形式で最新の知見も加えて解説
【目次】
Chapter 1 酸素投与は“なぜ”行うの?
1.酸素投与はどんな状態のときに行うの?
2.低酸素血症と低酸素症は何が違う?
3.酸素化の指標はどこをどう見る?
Chapter 2 酸素投与の実際
1.酸素投与はどのように行う?器具の選び方は?
2.酸素投与の方法によって吸入する酸素濃度はどう変わる?
3.酸素流量計はどうみればいいの?
4.酸素療法中の加湿は常にしたほうがいい?
5.気管挿管,気管切開患者の酸素療法
6.ネーザルハイフローの実際 -どんなことに注意すべきか?
7.マスク装着時の医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)の予防方法は?
8.酸素ボンベの取り扱い方法
9.病棟で扱うガスの種類と注意点
Chapter 3 酸素投与時のフィジカルアセスメント
1.呼吸回数/呼吸リズム/呼吸音はどこに注意して,どうみる?
Chapter 4 酸素投与と合併症
1.酸素療法で起こる合併症は?
Chapter 5 COVID-19 感染者に対する酸素療
1.COVID-19 患者の観察とケア
スタートアップ投資手法等を『実践 CVC』との重複は一切ない内容で構成。Nex47、GEベンチャーズ、エーザイ、パナソニックベンチャーズ、凸版印刷による事例を紹介。
CASEなどの技術革新を踏まえた自動車と社会との新しい関係を追求するため、トヨタ自動車未来創生センターと筑波大学社会工学域との共同研究が展開されてきた。学際の意義を理解する執筆陣が、社会システムの変革期における地域とクルマの課題を社会工学の視点で分析。スマートモビリティとともにある未来を構想する。
序章 CASEが変える社会(笹林徹)
第1部 地域を変えるモビリティの可能性
第1章 未来のアクセシビリティをデザインする(鈴木勉ほか)
第2章 モビリティ・シェアリングサービスの運用を最適化する(吉瀬章子ほか)
第3章 日本の伝統的都市と自動車は共存できるか(藤川昌樹ほか)
第4章 郊外化・自動車依存がもたらす環境変化とその可視化(村上暁信ほか)
第5章 人々の生活行動と脱炭素:COVID-19およびシェアリングによる影響分析から(谷口守ほか)
第2部 モビリティの力を引き出す地域づくりの仕組み
第6章 モビリティ・データ活用に向けたデータ共有とそのジレンマの解消(川島宏一ほか)
第7章 モビリティ向上は合意形成を助けるか(大澤義明ほか)
終章 新たな挑戦と仲間づくり(笹林徹)
※各章末にコラムを掲載
人口減少時代の道路交通に対して、経済規模拡大・経済効率性の観点のみではなく、接続する交通ネットワークや心を癒す地域の関連環境の整備を含めた、市民への統合効果としてはかる、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)による評価法の確立を目指す。
EUの通商戦略にとって中小企業は成長の源であり,希望である.
2019年の日EU経済連携協定は何をもたらしたのだろうか.自動車メーカーはEUに輸出しやすくなり,EUからのワイン輸入は増加した.本書は,EUの立場から通商戦略,経済プレーヤーとしての中小企業政策を振り返ることにより,中小企業がグローバル社会で輝くための打ち手を明らかにする.そして,日本とEUが今後どのように経済関係を進めれば良いかの指針を与える. 吉井昌彦(神戸大学名誉教授)
序 章 存在感を増すEU の通商戦略と中小企業
第1節 本書の目的
第2節 本書の構成
第1章 EU 通商戦略の歩み─ 単一市場から新世代型へ─
は じ め に
第1節 世界に広がるEU の自由貿易ネットワークと通商戦略の変遷
第2節 デカップリングの危機「EU・米」
第3節 自由貿易の錦の御旗「日EUEPA」の意義
第4節 新たな段階に突入したEU の対ASEAN 通商戦略
小 括
第2章 EU の通商戦略と中小企業振興策の互恵関係
は じ め に
第1節 EU の中小企業振興策
第2節 通商戦略と中小企業振興策の互恵関係の始まり
第3節 混乱から回復に向けた通商戦略と中小企業振興策の行方
第4節 互恵関係を強める通商戦略・中小企業振興策
小 括
第3章 COVID-19 禍におけるEU・日本の中小企業のビジネス環境
は じ め に
第1節 COVID-19 禍(2020〜2021 年)のEU と日本の中小企業のビジネス環境
第2節 EU と日本の中小企業の比較考察
小 括
第4章 COVID-19 禍におけるEU・日本の中小企業支援策と通商戦略
は じ め に
第1節 なぜ中小企業振興策が必要なのか
第2節 COVID-19 禍における中小企業支援策
小 括
第5章 通商戦略と中小企業振興策の成果
は じ め に
第1節 海外市場獲得(通商戦略)の成果
第2節 COVID-19 禍における中小企業振興策の効果測定
小 括
第6章 ポストCOVID-19 におけるEU・日本の通商戦略と中小企業振興策
は じ め に
第1節 ポストCOVID-19 の通商,中小企業を取り巻くビジネス環境
第2節 EU の通商戦略・中小企業振興策の課題
小 括
終 章 問われる通商戦略と中小企業振興策の互恵関係の強化
第1節 まとめ
第2節 今後の研究課題
医療政策や医療制度について、政治学者が政治や行政、比較制度論の視点から概観した初めての試みの書。第1部で医療制度を、第2部で医療問題を論じる。医療にかかわる利害対立がどのように調整されていったのかを考えることで、医療をより深く理解することができる。
はしがき
序 章 医療制度・医療政策を考えるとはどういうことか
◆第1部 医療制度のエッセンシャルズ
第1章 福祉国家と医療ー生活保障レジームにおける医療の位置づけ
第2章 医療保険制度⑴ー現代医療保険制度の概要
第3章 医療保険制度⑵ー医療保険制度形成の歴史的展開
第4章 医療費ー日本における規模と推移
第5章 診療報酬ー医療の価格制度の役割と課題
第6章 場としての医療ー供給体制と医療機関
第7章 イギリスの医療供給の仕組みー国営医療制度の持続と変化
第8章 医療政策と政治ー医療政治の構造と展開
第9章 医療提供者ーパターナリズムからパートナーシップへ
第10章 官庁と利益団体ー医療政策をめぐる官庁と利益団体
◆第2部 医療制度のトピックス
第11章 地方政府と医療ー福祉国家の先端行政
第12章 EBM(根拠に基づく医療)-エビデンスとは何か?
第13章 薬事制度ー医薬品をめぐる政策と行政の変動
第14章 災害としてのパンデミックと感染症行政ー危機管理的視点からみたCOVID-19対応
第15章 公衆衛生・保健ー日本の衛生行政のあゆみ
第16章 医療と社会的ケアの統合ーイギリスからの示唆
参考文献
索引
質的研究法にチャレンジしたいすべての医療関係者に贈る一冊。論文完成までの全過程解説。