シンプルに生きるにはどうすればいいのか。シンプルに暮らすとはどういうことなのかーー。
本書は、建功寺の住職兼庭園デザイナーの著者が、「余計なものをそぎ落し、無駄な物を捨て、自分自身を縛りつけている余計な欲望を排除していく」という禅の考えに則り、清々しく心豊かな生き方、暮らし方を説く。
◎空間を埋めない ◎何もしない時間を持つ ◎無心になる ◎物事に白黒つけようとしない ◎苦手なことは人に任せる など、著者が日々の修行のなかで培ったシンプルな生活のすすめが詰まっている。
不安や心配事、執着心といった「心のメタボ」をそぎ落し、人生に「たったひとつの自分自身の芯」を見つけていく私たちの旅路。その先にこそ真の豊かさと安寧があることに気づかされる。
自分がいちばん大切にしなくてはならないもの、自分の人生になくてはならないものーーそのことに思いを馳せるきっかけになる一冊。
お母さんが笑うほど、頭のいい子に育つ
2021年、イスラム主義組織のタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した。アメリカ軍がアフガニスタンから撤退し、暫定政権が発足すると、欧米のメディアは一様に「女性差別」「人権抑圧」について報じ、タリバンを前近代の遅れた存在と見なした。21世紀の民主主義の眼から見れば、そういう話になるのだろう。だが、われわれが日本の歴史を顧みたとき、いまアフガニスタンで起きていることに、どこか思い当たる節があるのではないか。戦争の現場を見て、考え抜いたジャーナリストの眼が、コロナ下の「鎖国」に慣れきった日本人を再び目覚めさせる。
医者の英雄と一見、幸せな結婚生活を送る絵里は本当の名前を咲花子といい、英雄が元夫を殺した証拠を探していた。一年半前、咲花子は刑事から当時の夫が転落死したことを知らされる。しかし夫殺しの容疑者だった英雄の不起訴が確定。彼女は真相を探るべく、顔と名前を変えて英雄に近づいたー復讐のために、人はどこまで非情になることができるのか?一人の女の情念を描いたサスペンス・ミステリ!
明治時代の湘南といえば、大磯だった!
この地には、明治20年代後半から、伊藤博文、大隈重信、陸奥宗などの大物政治家や、岩崎弥之助など経済人が別荘を建て、そこを目指して多くの人が集まるようになった。
また大磯は、日本初の海水浴場として、老若男女が集う一大リゾート地だったのである。
本書は、この地をこよなく愛し、後に宰相となる少年・吉田茂と、謎の隣人・天人(あまと)の二人が、別荘地で起きる様々な事件を解決していく連作活劇ミステリー。
茂が少年時代を過ごした吉田家の別荘は、父・健三によって「松籟邸」と名付けられていた。一方、隣人・天人が住んでいたのは、瀟洒な洋館。アメリカ帰りとも思えるこの若者は、一体何者なのか。そんな天人によって人間性を育まれた茂は……。
『天離(あまさか)り果つる国』で注目を集めたエンタメ作家が、虚と実を巧みに織り交ぜて紡ぎ出した「明治浪漫」。
世界に誇る、類まれな日本の自然と文化的な伝承。楽園を求めて世界中を旅する写真家が魅了された、日本の豊かさとすばらしさをこの一冊に。
3分に1回、あなたは騙される!?
パン職人のレンは恋人のリリィに十一月の誕生石であるトパーズを贈ろうと決心するが……?(「誕生石」)、父の作った自分によく似たロボットが気に入らない少女は怒って……(「そっくりロボット」)、売れない作家の元に守護霊を破格で貸すという男が現れて……(「守護霊レンタルサービス」)。全ての話がどんでん返し! 読み終わるまでの三分、あなたもきっと騙されるーー珠玉のショートショート三十六篇。
新規書き下ろしを加え再編集。
佐藤優氏推薦!「覇権帝国の本質はネットワークだ」
アレクサンドロス大王、ローマ帝国、イスラム帝国、チンギス・ハン……
世界を席巻した強者たちの物語
ローカル・ヒストリーではなく、世界を支配し一つにしようとしたユニヴァーサル・ヒストリーはアレクサンドロス大王から始まった!
世界支配を目指した大国はいかに興り、滅びていったのか?
(目次)
第一章 アレクサンドロス大王こそ世界史の出発点
第二章 大王の意志を受け継いだローマ帝国
第三章 キリスト教と西世界・東世界の誕生
第四章 巨大な衝撃! イスラム世界が突如出現する
第五章 なぜ、十字軍戦争は「世界大戦」となったのか
第六章 モンゴル帝国がふたつのグローバル帝国を生んだ
第七章 なぜ西世界は「世界」を支配できたのか
第八章 三世界の地球規模的な戦い
世界征服の興亡史は現代も続いている!
『学校では教えてくれない世界史の授業』を改題し、加筆・再編集。
催眠療法中の患者が、前世の記憶を鮮やかに語りはじめた神秘的な治療効果と前世の存在を目のあたりにした精神科医の衝撃の手記。
こんなミステリー、今まで読んだことない! 奇抜な特殊設定、奇想天外なトリック。新たな挑戦を続ける注目の若手作家の作品を紹介。
あなたの心を苦しめ、不安にさせているのは、他ならぬ「あなた」自身だということをご存じでしたか?もし落ちこんでしまったら、試しに本書のことばを口ずさんでみてください。強力な味方を得たあなたの「心」は躍動をはじめ、きっと人生がいきいきと輝いてくるはずです。自分の殻を破りたい人、自分を変えて積極的に生きたい人にぜひおすすめしたい、やすらぎのバイブル。
【特集】思わず応援したくなる! 「ヘタレな」主人公が愛おしい【連載小説】高嶋哲夫「首都襲撃」/坂井希久子「セクシャル・ルールズ」/あさのあつこ「おいち不思議がたり 夢路篇」/諸田玲子「麻阿と豪」/山本一力「献残屋佐吉御用帖」ほか
●ファシリテーションは、チームや組織の運営、また、より良好な人間関係を構築していくうえでも、非常に役立つスキルです。とくに、会議のオンライン化やテレワークが一気に進んだ今、リアル、オンラインを問わず、コミュニケーションを通じて、メンバーの意欲や活動を活性化させるファシリテーションの重要性は、ますます増しています。
●ファシリテーションが機能するのは、会社組織という「大きな集合体」だけではありません。会議や飲み会などの小さな「その場だけの集まり」でも機能します。解決が難しいシビアな内容を話し合う会議のときも、空気を前向きに切り替え、解決策を引き出せるように、促します。また、「初めまして」の人たちが集まる場なら、その緊張感を和らげ、良好な関係性を生み出すこともできます。
ぜひこの本を使って、効率的に「チームを率いて成果を生み出す」ためのファシリテーション・ノウハウを身につけてください。
ボケる人 VS ボケない人(仮)
45万部突破の『青鬼』シリーズの小説第5弾にしてシリーズ完結編。ついに小説版「青鬼」の謎が解明される……!?
棒手振りの魚屋に、鰹を千両で買いたいという奇妙な申し出があり…(「鰹千両」)、幕府直轄の御薬園で働く真葛は、薬種屋から消えた女中の行方を探ってほしいと頼まれるが…(「人待ちの冬」)、商家の妾が主夫婦の息子を柏餅で毒殺した疑いをかけられるが、料理人の季蔵は独自の捜査を進め…(「五月菓子」)など、“捕物”を題材とした時代小説ミステリー。話題の女性作家陣の作品が一冊で楽しめるアンソロジー。
一流の人は、お坊さんの本を読んでいるー。本書では、皇室をはじめ、VIP特別機の搭乗回数が過去最多の伝説のCAが、一流の人の気配り、身だしなみ、思考法などに垣間見えた小さな習慣を紹介。「相手の期待値のちょっと上を目指す」など、誰でも簡単にできるのに、「さすが違う!」と思わせる習慣の数々を、こっそりお教えします。
天一坊が本当に「上さまの隠し子」かどうかの謎を解くべく、龍神温泉や宝泉寺温泉に探索に向かったお庭番・湯煙り権蔵とくノ一・あけびは、驚きの事実をつかむ。そんななか、徳川吉宗がおしのびで訪れていた湯屋でもう一人、吉宗の子と目される人物が現れる。さらには偶然、同じ湯屋で天一坊や、彼を利用して幕府転覆を企む者たちが一堂に会すことになり…。スリルとユーモアで人気の時代小説シリーズ第三弾!
老舗を救うのは革新の味か、伝統の味かーー。
傾きかけた京都の料亭「糺ノ森山荘」を継いだ明美のもとに、亡き父の紹介状を携えた初老の料理人が現れた。
この男、腕は確かだが、つくる料理は古風なものばかりで、現場の板長との衝突が絶えない。そこで明美はどちらが料亭に相応しい料理をつくれるか、板長の座をかけた料理対決を提案する。
イワシ、筍、鱧……旬の食材を用いた勝負の行方、そして男の正体とは。
文庫オリジナル。