輸血は、事故によるケガや難病の治療に際して、重要な役割をになっている。血液学の発展と、輸血技術の飛躍的な進歩によって、現在では、献血も輸血も、われわれが抱いているイメージからは大きく異なったものになっている。本書では、血液とはそもそもどういうものなのか、血液検査をどう健康管理に役立てるのかなど、血液全般についての基本的な理解を深めながら、エイズ・C型肝炎検査、成分献血・成分輸血、自己血輸血など、輸血をめぐる最新の研究成果を紹介する。
血友病を背負って生まれ、血液製剤により、理不尽にもエイズに感染。ふたつの苦しみを抱いて、なお失わぬ人生への愛と感動。赤瀬範保が淡々と語る自らの半生。
血液凝固因子製剤による血友病者のエイズ感染が報告された。輸血による感染者が出た。そして、母親から胎児への感染もあらわれた。エイズ対策の予算もあいかわらず遅れていた。すべてが後手後手にまわっていた。1985年1月。俳優ロック・ハドソンの死によって、はじめてエイズの脅威が広く認識されるようになる。これはゲイだけの疫病ではない、と。-しかし、エイズの蔓延はまだ始まったばかりだった。エイズ流行初期の全貌を記した世紀末の一大叙事詩。
ターミナルケアの第1人者がエイズ患者と周囲の苦闘を描く感動のヒューマン・ドキュメンタリー。
街角に見るニューヨーカーの夢・ことば・アート。
全体小説を構想した戦後文学の旗手、野間宏と『下水道革命』『ゴルフ場亡国論』の著者、山田国広が、蟻地獄と化すハイテク時代を超える道をさし示した熱論。
企業は、地域社会は、医療システムはどうなる?「エイズと共に生きる」アメリカの生々しい現状を最新のデータで報告。もはやヒトゴトではない。
命への悲痛な叫びを聞け。人体実験は今も続いている。日本のエイズ感染者を激増させたのは医学界に君臨する731部隊の医学者たちだった。綿密な取材と膨大なインタビューが、今、明らかにする衝撃の事実。
地球外知性体探査から量子力学実在論まで。あなたを未来へ相転移。
ここまできている日本のAIDS。専門医による最新の臨床報告。
インフルエンザ、肝炎、小児マヒ、がん、白血病、エイズ…。さまざまな病気をひきおこすウイルスを、私たちはどこまで理解できるようになったのだろうか。ウイルス研究の今日の到達点を広く紹介するとともに、とくにエイズについては、なぜ“死に至る病”として恐れられているのかを明らかにし、その予防と治療の方法について考える。
今世紀末には、感染者が世界で3000万人にも達するという“現代の黒死病”エイズ(AIDS)。われわれのすぐ目の前に迫ってきたエイズは、果たして恐怖の病なのか。発見の歴史、メカニズムをもとに、「どうしたら感染しないか」「もし感染したときはどうするか」までを詳しくアドバイス。
エイズ感染を告白し、突然現役引退をした米プロバスケットボールのスーパースターによる「エイズを理解する書」。