性も「十人十色」。性同一性障害と同性愛の人びとが協同してつくった初めての本。
あの人がゲイ・レズビアンを語ったら……
読者は、それぞれの論者が同性愛コミュニティにリンクしていかに問題を語るか、その語りによって、同性愛者コミュニティがけっして日本社会と無縁で特殊な存在ではない事を??むしろ日本社会の課題をすぐれて先鋭的に体現する場所である事を理解されるでしょう。
はじめに
マイノリティから見た「人権」「語り」「家族」
関曠野(評論家)
そうだったのか、「人権」って──民主主義の再設計の方へ
辛 淑玉(人材育成コンサルタント)
「敵」のなかにこそ味方がいる──そうだったのか、「伝える」って
山田昌弘(社会学者)
転換期にある家族──そうだったのか、「家族」って
エイジング(加齢)の冒険
上野千鶴子(社会学者)
フェミがエイジングと出会ったころ──おんなの運動三十年からの贈り物
海老坂武(文筆家、フランス文学者)
中年とシングルをめぐる十の断章──結婚をしなかった人間からの人生論
石川由紀(単身者の生活権を検証する会)
これで安心、シングル生活──「なんとなく不安」症候群を超えて
エイズ、20年目の日本で
森元美代治(IDEAジャパンコーディネーター)
罹って恥ずかしい病気はない──ハンセン病からの伝言
市川誠一(疫学者)
「ゲイとHIV」にかかわるとは──ある疫学研究者の歩み
同性愛者と政治
福島みずほ(参議院議員、社会民主党党首)
福島党首、おたずねします!──政治家は同性愛者とどう向きあうか
尾辻かな子(大阪府議)
サヨナラ、おまかせ民主主義──同性愛者は政治的マイノリティか?
「私」から始まる共同性
宮崎哲弥(評論家)
論の対象としての共同体──ひとつのコミュニタリアン宣言
小熊英二(歴史社会学者)
広場としてのコミュニティへ──新しい運動の可能性を求めて
付 オンラインマガジン「Sexual Science」インタビュー
ゲイの『暮しの手帖』がほしかった──『にじ』が映しだす同性愛者コミュニティ
『にじ』全もくじ
エイズ治療薬を求めて10年。迫真の地下治療ドキュメント。
観光産業からは“期待の星”として、インターネット業界からは“ソーシャルの次”として注目を集める、位置情報ビジネス。コロニーな生活☆PLUS、ケータイ国盗り合戦、フォースクエア…本書は、携帯電話やスマートフォンと、それに搭載されたGPS機能による位置情報、そしてインターネットの組み合わせよって誕生したコンテンツと、そのビジネスについて解説する。
実の父に撃たれて死んだ崇高なるソウルのカリスマ。ジョン・レノンが憧れ、スティービー・ワンダーが兄と慕ったマーヴィン・ゲイの生きざまがここに。
東京でゲイとして生きていくのに孤独と行き詰まりを感じた作者は、日本を去ることを決意する。渡米準備中に出会ったアメリカ人の彼と意気投合し、文通を続けた後アメリカで同居を開始。ビザの問題に直面して、引っ越しを繰り返し、仕事を転々とする中で、大学の世界における派閥やライバル意識といった人間関係や、ゲイに対する差別、国土交通省の腐敗した海外調査の実態などを目の当たりにする。彼に支えられ、趣味のピアノを続けながら、困難を乗り越えて一つずつ2人の夢を実現していく著者の自伝。
あさごはんたべたあと、ぎゅっ。ほんをよんだあと、ぎゅっ。おさんぽしたあと、ぎゅっ。うさぎのおやこがなんどもぎゅっとだきあいます。だいすきぎゅっぎゅっ!うれしいな、もういっぺん。
赤い閃光現る! そして、荒野の決闘へ!!
青い「海」を目指すベルは、外洋修理船ビスケインとそのクルーに出会って、青いウォーカーマシン(WM)ザブングルに乗ることに。
そして、イノセントの執政官ビジューに仕えるボーラとハブは、ベルのザブングルを狙うのだった…
旅の途中で故障した複座型トラッド11の母子フェロとバギィを保護したベルたちに、母子を護衛していたWMザブングル・ロッソに乗るレラたちも加わる。
そんな中、「復讐の代理人」黒いゴーグルの男がWMガバメントで圧倒的な破壊力のもと、母子に迫るが…!?
ベル&ザブングル、そしてビスケインのクルーらの運命は? さてィ……!
【編集担当からのおすすめ情報】
赤いザブングルの登場に、WM「ガラバゴス」が吠え、巨大ランドシップ「イプシロン」の新兵器が火を噴き、黒いガバメントがその力を見せつける!
様々なWMが入り乱れ、新たなロボファイトを魅せてくれます!!
アニメ放送から40年を経て今もなお人を魅了してやまない「ザブングル」ワールド!
新しいWMのもお語りをぜひお楽しみください。
第6話 お塩は、生きるためのものですよ?
第7話 あなたたちがどんなに、あたしたちをつぶそうとしても
第8話 復讐の代理人です!
第9話 あんたのオキテは何なんだい?
第10話 ヒトは仕事でできてるものでしょう?
第11話 忘れ草を花束にして
ーーあたいらは、弱くても強かに生きる。
“普通”という言葉に、囚われてしまわないように。
“誰か”を知ることで、“自分”を知っていけるように。
これは“生きづらさ”を抱える、“私達”のお話。
「女性と結婚したゲイのお話」「HIVに感染したボーイのお話」
「男性に痴漢したお客様のお話」「外国人ボーイのお話」etc…
大人気コミックエッセイ第3弾!!
●著:もちぎ
Twitter @omoti194
アメリカ発、性風俗産業のフィールドワーク。強化されつつある日本の「性の規制」を考えるために読んでおきたい一冊。アメリカ、イギリス、オランダなどの、売春、ポルノ、法規制がわかる本。
小さなコインが映し出す、古代の偉人たちの壮大な世界。ルネサンス文化の物質・精神の両面を支配したギリシア・ローマ古銭学の世界を、ユーモアたっぷりに描く力作。
SMの淫媚な快楽に溺れた美熟女と彼女を愛し続けたシニア男性の、狂おしい愛欲の日々の記憶!
ジョン・ケージの出現により、音楽を聴く、音を作る姿勢が決定的に変わった。彼は従来の作曲者主導による音楽の在り様に背を向け、あらゆる意図を排除するために作曲・演奏・鑑賞に「偶然性」を関与させることで因襲を打破した。「ひとつひとつの音は固有のものであって、ヨーロッパの歴史や理論を備えているわけではない。」この思想は、言葉としても残された。本書は単行本未収録作を中心に、彼の音楽論をはじめ、偏愛したキノコに関するエッセイ、革新的なテキストなど様々な形の言葉を集めたオリジナル編集。また編者による解説と年譜を付す。