全20冊分冊中第19回配本。ミノタウロスセンチコガネとウシエンマコガネという近い仲間であっても、大きく異なる生態をもつ糞虫の暮らしを描く。訳者のコレクションから原寸大の標本写真も掲載。
「この本では、生物の形態を、一般にヒトがどう考え、どう取り扱うかについて、私の考えを述べた。いままで、形態そのものを扱った本は多いが、こういう視点の本はないと思う。」
生物の形に含まれる「意味」とはなにか? 形を読むことは、人間の思考パターンを読むことである。解剖学、生理学、哲学から日常まで、古今の人間の知見を豊富に使って繰り広げられる、スリリングな形態学総論。ものの見方を変える一冊!
文庫版によせて
はじめに
1 自己と対象
2 形態学の方法
3 形態とはなにか
4 対応関係ーー相同と相似
5 重複と多様性
6 純形態学
7 機械としての構造
8 機能解剖学
9 形態と時間
10 形態の意味
第34回小説すばる新人賞受賞作。
シャチと人間、種を超えた愛と絆を描く、感動の海洋冒険小説!
【ミッション】
世界環境を救うべく、シャチを訓練して海底に沈んだキャニスターを回収せよーー。
海洋研究所で働くイーサンに、国際バイオ企業から依頼が入る。間もなく、捕獲された仔シャチ・セブンが到着。さっそく訓練を開始すると、セブンは人の意図を理解し、驚異的な能力を発揮していく。だが、事態は一変し……。
永原皓(ながはら・こう)
1965年、長野県生まれ。中央大学文学部卒業。2021年、『コーリング・ユー』で第34回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。
死を知らない虫が死んだふりをする?
虫に「死」という概念はあるのでしょうか。死んだふりをする虫がいますが、「死」を知るはずのない虫がなぜ死んだふりをするのか…ファーブルは疑問に思います。自らの実験でそれを確かめた結果、さて!
おいしいごはんが世界を変える!
職場と自宅の往復で晩ごはんといえばコンビニ弁当が定番の冴えない毎日をすごしていた愛子。それがある日、風変わりな隣人・珠子と知り合って世界が一変! 最初は珠子の胡散くささに戸惑っていた愛子だけど、いろんな国のおいしいごはんを作って食べさせてくれる珠子にいつしか胃袋をつかまれて──!?
世界中の一般家庭を訪ね歩き、食卓を共にした旅の記録。ごはんを作ってもらって一緒に食べることから見える、生きた世界のかたち。
●英語は得意なだけでは、グローバルプロジェクトは進まない!?
●日本企業が陥りやすいマネジメント機能不全の落とし穴とは何か
国際競争にさらされる日本企業・日本人が取り入れたいマネジメントの勘所にせまる1冊!
世界の時価総額ランキングから日本企業の数が減り、残念ながらいまの日本は、国際競争力が高いとはいえない状況に陥っている。それでも、国内市場も頭打ちの環境で、多くの企業が海外を視野にプロジェクトという形で新しいチャレンジを行っている。
こうしたプロジェクトの成功に奇策はない。当たり前のことを当たり前に実施するのみ。
しかしながら、手段が目的化し「何のためにやっているのか?」となるプロジェクトも多いのが現状だ。本書では、マネジメントの基本に立ち返りながら、競争力を生み出すためにどのようにプロジェクトを選択し実行すべきなのか、様々なプロジェクトに携わった実体験から、著者がエピソードを交え解説する。
第1章 日本の国際競争力の現状
1.1 現場感覚とマクロでみる日本との間の違和感
1.2 日本の労働生産性が低いという結果をどうとらえるか
1.3 世界の中での日本の競争力
1.4 国際競争にさらされる日本企業
1.5 勤勉な日本人というステレオタイプ
1.6 日本人は幸せなのだろうか
1.7 すでに起こった未来
第2章 競争力を失いつつある日本企業の課題
2.1 誰の課題なのか
2.2 そもそも企業の目的とは
2.3 マネジメントの機能不全に陥る日本企業
2.4 マネジメントが苦手な日本人の傾向
第3章 成果をあげる組織
3.1 そもそもの組織の存在意義、目指すべき姿は何か
3.2 それは本当にいまやるべきことなのか
第4章 グローバルでのプロジェクト遂行について
4.1 プロジェクトマネジメントについて
第5章 多様性のマネジメント
5.1 基本姿勢
5.2 コミュニケーションマネジメント
第6章 変革のためのマネジメント
6.1 変革のマネジメントの必要性
6.2 変革の障壁
6.3 変革のステップ
第7章 グローバルプロジェクトにおけるリーダーシップとは
7.1 リーダーシップとは何か
7.2 リーダーシップの種類
7.3 グローバルプロジェクトでのリーダーシップ
7.4 リーダーシップを発揮する者
7.5 リーダーシップの開発
第8章 日本企業で輝くグローバル人材について
8.1 グローバル人材の要件
8.2 グローバル人材の育成について
8.3 グローバル人材の真の問題
世界について、人間について展開されてきた西欧の思考空間には限界があったのか。表象への傾き、理性との間合いの取り方など、人間の思考に掛けられたそれらの「鍵」をフーコーはどうやって解こうとしたのか。歴史の言説分析から「合理性」の型の多様さを描き出し、思考の臨界点に挑んだ「知の考古学者」が到達した地点とは? 旧版に付して長大な序文を書き下ろした、著者渾身のフーコー論。
序 文 ある知識人の肖像
序 章 本論のための道先案内
第一章 フーコーの望遠鏡
第二章 変貌するエピステーメー
第三章 外の思考
第四章 権力と主体の問題
創業記念企画全20巻中第18巻目。奥本大三郎氏のわかりやすい翻訳、原書にはない写真、イラスト、脚注、訳注を充実。今巻は星座にまでその名が記されるほど民衆の想像力を駆り立ててきたサソリの生態。
多くの異論や懸念にもかかわらず国会で強行採決された「特定秘密の保護に関する法律」-通称「秘密保護法」が施行される。この「秘密保護法」は、誰が、何の目的でつくったのか。法に違反したらどんな裁判が行なわれるのか。そもそも「特定秘密」とは何なのか?本書は、秘密保護法の内実とそれがもたらす影響について、刑法学の見地、知る権利との関係、憲法との整合性など多様な視点から概説する。
生命の誕生した楽園である水中を追われ、過酷な陸上に避難した哺乳類の先祖たち。彼らはどのように環境に適応し、どうしてここまで繁栄できたのか? その秘密は「乳」というシステムにあった。生物の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人という生き物の本質に迫る。人が生物の頂点に達するまでの壮大な進化の物語。(ブルーバックス・2015年1月刊)
はじめに
第一部 遺伝の仕組みにあった進化の根源
第一章 有性生殖を可能にした進化
第二章 有性生殖と遺伝的多様性
第三章 進化の仕組み
第二部 新天地を求めた動物
第四章 水中から陸上へ移動した生物
第五章 陸棲がもたらした進化
第六章 鳥類で見られる進化
第七章 哺乳類で見られる進化
第三部 進化の究極──乳腺と泌乳
第八章 乳の進化
第九章 乳腺の進化
第一〇章 泌乳制御の進化
第一一章 進化はヒトに何をもたらしたか
おわりに
ヒトの誕生から古代地中海世界まで、長大な文明史の「見取り図」を示す。最初の都市文明・シュメール、従来の文明観に変更を迫る「古代アンデス文明」、著者自身が近年手掛けたローマ帝国の新たな遺跡など、文明・文化の「多様性」に着目。いくつもの危機を乗り越え、環境に適応し、地球上のあらゆる陸地に拡散して文明を築いた人類の未来は。廃墟と化した遺跡には、私たちの現在を知り、これからを考えるヒントが隠されている。
講談社創業100周年記企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評につき、第4期刊行スタート。その1冊目は、東大名誉教授で、国立西洋美術館長、文化庁長官などを歴任した著者が、ヒトの誕生から古代地中海世界にいたる長大な文明史の「見取り図」を示す。
著者の青柳正規氏は、この40年あまり、おもにイタリアの遺跡の発掘に携わり、文明を「手触り」で理解してきた。本書では、メソポタミアの最初の都市文明・シュメールや、従来の文明観に大きな変更を迫っている「古代アンデス文明」、著者自身が近年手掛けているローマ帝国の遺跡・ソンマ=ヴェスヴィアーナの最新成果など、文明・文化の「多様性」に着目し、人類の歴史の大部分を占める「古代」を通観する。
約600万年前、直立二足歩行へと移行した人類には、多くのリスクが待ち構えていた。ホモ・エレクトゥスとホモ・サピエンスによる2度の「アウト・オブ・アフリカ」、現生人類に近い思考能力を持ちながら絶滅したネアンデルタール。我々は、いくつもの危機を乗り越え、環境に適応し、地球上のあらゆる陸地に拡散し、農耕というイノベーションを経て、文明を築くようになったのである。
では、「文明の進歩」を測る物差しは何か。現代人はなぜ、過去への時間認識が縮小し、「歴史」への感覚が鈍ってしまったのかーー。廃墟と化した遺跡には、私たちの現在を知り、未来を考えるヒントが隠されている。[原本:『興亡の世界史00 人類文明の黎明と暮れ方』講談社 2009年刊]
序 章 文明史を学ぶということ
第一章 ヒトから人類へ
第二章 農耕というイノベーション
第三章 文明の誕生
第四章 多様な文明の隆昌
第五章 古代地中海文明
おわりにーー文明が滅びるとき
ようこそ、世界で一番美しい寄生虫のビジュアルブックへ!
目黒寄生虫館のミュージアムショップでベストセラーを続けている『寄生蟲図鑑』が、さらにパワーアップ!
「あなたの顔にもきっといる」ニキビダニや、「脳を喰らう殺人アメーバ」フォーラーネグレリアなど、衝撃の寄生虫50種類が登場。
ドラマチックなイラストで、この世界に存在する“隣人たち”の奇妙な生き様を鮮烈に描き出します。
寄生虫を散りばめた宝石箱のようなカバーも必見!
5巻では私たち日本人にも身近なセミとカマキリが登場します。セミの雄が大声で鳴くのはなぜ? またカマキリの雌が交尾した後に雄を食べてしまうのは本当か? 昆虫の不思議に果敢に迫ります。
なぜ生命は「多」を求めるのか?
遺伝、発生、進化の基本から最先端生命科学の肝まで、トップランナーが明快に解説する驚異の入門書
なんで地球にはこんなやたらに生き物がいるんだろう?
遺伝、発生、進化……なんでこんな複雑なシステムができたんだろう?
それには深いわけがある!
「多様性」をキーにして、DNA組換えやエビジェネティクス、進化や発生の原理など、最先端生命科学のキモを明快に解説。さらに、いま注目の新技術「CRISPR」や非コードDNAの科学的意味がジャック・デリダの思想と響き合うことの発見まで、最新の生命像と現代思想との共鳴させながら、根源的な「多元性」の原理へと読者を誘う。
【本書の内容】
第一章 地球生命史と生命多元性
第二章 DNAから考える
第三章 究極的目的から考える
第四章 「個体」と「発生」から考える
第五章 生命の多元性、人間の多元性
第一章 地球生命史から考える
第二章 DNAから考える
第三章 究極的目的から考える
第四章 「個体」と「発生」から考える
第五章 生命の多元性、人間の多元性
絶対的存在あの、5年ぶり待望の写真集。
「いま」の空気を体現するアーティストとして、若者世代だけでなく現代のポップアイコンとして認知度を拡大し続けている“あのちゃん”。
そんな彼女の「いま」を見つめる、5年ぶりとなる写真集です。
本作の撮影を担当したのは、写真界の芥川賞と言われる『木村伊兵衛写真賞』を2015年に受賞し、あのちゃんとは公私共に交流のある川島小鳥氏。
撮影地は新潟県佐渡島。佐渡島ならではの自然と建物の中で見せる”あのちゃん”の表情・姿を収めた1冊です。
【撮影中のあのの手記より抜粋】
たらい舟でフグやクロダイみれた。
5年前、小鳥さんとの撮影で花火をした。それも写真集。
あれから5年が経ち、最後、花火をした。
別に何も変わらないけど、
あの日、髪の毛が燃えた。
今日は、フードで燃えなかった。少し成長した。
「YOU&愛Heaven」を海辺で弾き語りした。
波の音にかき消されまいと歌をうたった。
僕の声はどでかい海とその波の音に吸い込まれてった。
まだまだでっかくなる。
でっかくなれるんだ、と少し嬉しくなった。
【編集担当からのおすすめ情報】
個性ある海や山などの自然、廃ホテルやたらい舟、温泉など画になる場所も多く存在する佐渡島。
そこで、“あのちゃん”のイメージを体現する衣装から、意外性のある衣装まで、全19着で魅せる「いま」のあのちゃんは、必見です。
今、「女」が選挙で勝つためのキーコンテンツになりつつある!?
与野党を問わず、政治家は女性の存在と女性にまつわる政策を“頼みの綱”にしているのだ。
日本の政治がいかに変わりつつあるのかーー。
女性初の朝日新聞政治部次長を務めた著者が、海外の事例を含めて丹念に取材し、データとともにひもとく。
多様化が進んだ現代では政治家も多様性が求められており、分断を広げるだけでは真の男女平等につながらない。
女性政治家が増えれば〈誰もが〉生きやすい社会になるということを可視化する、新しい論点。
民主主義を機能させるのはあなたです!
【目次】
第1章 地方で芽吹く変化
第2章 女性議員が増えると政治の何が変わるのか
第3章 今、杉並区で起きていること
第4章 女性議員を増やすには
第5章 もっと女性議員を増やすには〜海外編
第6章 国政は変わるのか
【著者プロフィール】
秋山訓子(あきやま のりこ)
朝日新聞編集委員。
東京生まれ。東京大学文学部卒業。ロンドン政治経済学院にて修士、筑波大学にて博士号を取得。
朝日新聞入社後、政治部、経済部、AERA編集部などを経て現職。
政治やNPO・市民社会、多様性・ジェンダーなどを中心に取材。
著書に『女は「政治」に向かないの?』『コーヒーを味わうように民主主義をつくりこむ』ほか。
極地、深海、砂漠などの辺境は、人類から見ると「特殊で過酷な場所」だが、地球全体でいえばそちらのほうが圧倒的に広範で、そこに棲む生物はタフで長寿。「一見生きにくそうな世界も、そこに棲む者にとっては都」「“弱肉強食”は、生物の個体数が多い地域の特別なルールでしかない」など、辺境生物を知ると、我々の常識は覆され、人間社会や生命について考えることがどんどん面白くなる。辺境生物学者である著者の科学的冒険を辿りながら、かたい頭をやわらかくする科学エッセイ。
子どもたちが海水浴でつかまえる「ヤドカリ」。
よく知っている生きものだけど、貝の仲間と間違えている子も多く、ちゃんと観察するとおもしろい発見がいっぱい。海水を使わないと死んでしまうなど、飼い方のコツや、生態の不思議も紹介。
世界には「トイレがない」環境で生きる人々が26億人存在すると言われている。世界の辺境を長年めぐってきた著者ならではの視点で、「人間が何を食べ、どう排泄してきたか」をテーマにルポする。