オペに専念したい外科医を悩ませる専門外の問題のひとつ「感染症」。院内に感染症のプロがいなければ、いかに専門外といえども術後感染症や抗菌薬の適正使用について正しい知識を知っておく必要があります。本書は感染症診療の大原則や各科でよく診る感染症のピットフォールについてわかりやすい語り口で解説しました。
医師国試の過去問を1問1答化した短期集中型問題集。問題と解説を短く整理し、コンパクトにまとめました。出題数約30問の得点源・小児科の「弱点のあぶり出し⇒知識の補強」に!
総論1 成長・発達
総論2 栄養
総論3 主要症候とその病態生理
総論4 新生児
総論5 先天異常
総論6 治療
各論1 消化器疾患
各論2 循環器疾患
各論3 内分泌・代謝性疾患
各論4 腎・泌尿器疾患
各論5 免疫・膠原病
各論6 血液・造血器疾患
各論7 感染症
各論8 呼吸器疾患
各論9 神経・精神疾患
各論10 運動器疾患
各論10I 小児の新生物
テレビでおなじみ岡田晴恵先生がつくった
知識ゼロから学べる感染症の超入門図鑑。
新型コロナウイルスの基本情報のほか、
すぐに役立つ対策をQ&A方式で掲載。
いまこそ知っておきたい感染症のことがわかります。
【こんな本】
感染症対策の専門家・岡田晴恵先生がおくる感染症の超入門図鑑。
インフルエンザ、O157、ノロウイルス感染症、風疹、結核、おたふくかぜ、エイズ、MERS、デング熱、エボラ出血熱……
知っておきたい43の感染症を引きおこすウイルスや細菌などの病原体をキャラクターにして紹介。個性豊かなキャラクターたちが、症状や感染経路のほか、予防法や治療法まで、わかりやすく解説してくれるから、知識ゼロからでも学べます。
巻末には、新型コロナウイルスの基本情報のほか、すぐに役立つ対策をQ&A方式で掲載。この1冊で、感染症から身を守る知識が身につきます。
おもにせきやくしゃみでうつる感染症
インフルエンザ/風疹/おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)/みずぼうそう(水痘)/RSウイルス感染症/マイコプラズマ肺炎/リンゴ病(伝染性紅斑)/結核/MERS(中東呼吸器症候群)/A群溶血性レンサ球菌感染症
おもに人や物にふれてうつる感染症
アタマジラミ/手足口病/プール熱(咽頭結膜熱)/とびひ(伝染性膿痂疹)/
急性出血性結膜炎/エイズ(後天性免疫不全症候群)/ポリオ(急性灰白髄炎)/エボラ出血熱
おもに食べものや飲みものからうつる感染症
ノロウイルス感染症/腸管出血性大腸菌感染症/サルモネラ感染症/コレラ
おもに動物や昆虫からうつる感染症
デング熱/SFTS(重症熱性血小板減少症候群)/狂犬病/マラリア/ペスト/鳥インフルエンザ
【巻末付録】
いま知りたい! 新型コロナウイルス感染症って?
もっと知りたい! 新型コロナウイルス感染症Q&A
若手呼吸器医,非専門医が習得すべき知識と技術を,近畿中央呼吸器センターが総力を挙げて執筆.実臨床に即し,検査・治療手技,肺癌,間質性肺炎・希少難病,閉塞性肺疾患,呼吸器感染症,その他の重要な呼吸器疾患,呼吸器集中治療について実践的に解説.医局からベッドサイドや外来診察室,検査室に向かう際の診療ポイントの整理に役立つ一冊.現場で役立つ知恵と極意がここに!
鑑別診断上重要となる,全身投与薬の副作用が眼に出た場合について新規章を設けました。眼科の基本中の基本、点眼薬の選び方・使い方を懇切丁寧に解説。市販薬から,調剤が必要となるような処方薬までカバー。点眼アドヒアランスの上手な確認の仕方など,明日からの診療で真似してみたくなる具体的な診療のコツや工夫を紹介しています。
第1章 点眼薬の基礎
第2章 アレルギー性結膜疾患
第3章 結膜炎(感染性)
第4章 ものもらい
第5章 ドライアイ
第6章 角膜上皮疾患
第7章 眼瞼縁炎,眼瞼炎
第8章 緑内障
第9章 非感染性の眼表面の炎症
第10章 角膜感染症
第11章 白内障
第12章 周術期
第13章 眼精疲労
第14章 ぶどう膜炎
第15章 眼内炎(感染性)
第16章 点眼麻酔
第17章 散瞳薬・調節麻痺薬
第18章 ステロイド剤と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
第19章 全身投与薬の眼に出る副作用
COLUMN 「眼脂をディフ・クイック®で染色する方法」
近年,国内外で様々な感染症が発生している。感染症は地球規模でとらえるべき環境問題であるとともに,社会問題でもある。感染症は病原生物・宿主・環境が複雑に関係しあっておきる。したがって,感染症を予防し拡大を防ぐためには、診断と治療に役立てる従来の病理学的知見はもとより,病原生物と宿主と環境との相互作用を解明する生態学的知見が不可欠である。
自然環境中の病原生物をどのように検出・定量したらよいのか? 潜伏感染期間の体内でなにがおきているのか? 病原遺伝子はどのようにして広まるのか? 病原生物と宿主と環境要因のどのような相互作用が感染症をひきおこすのか,あるいは制御するのか? ヒトのインフルエンザをある一定期間内に終焉させるためにはどのようなタイミングでワクチンを投与すればよいのか? 効果的な感染症の対策はどのようにしたらよいのか? ヒトはこれから感染症とどのようにつき合っていけばよいのか? 病原生物の生態系における役割は何か? これらの様々な問題に答えるヒントが,感染の分子レベルから病原生物・宿主・環境との相互作用までを幅広く扱った本書から見えてくる。本書の生態学的考え方にもとづいた感染症の理解は,感染症がもたらす社会問題を考えるための基礎となるであろう。
本書がきっかけとなり,従来にはなかった新しい生態学の分野が切り開かれていくことを期待している。
1部 基礎知識
第1章 微生物の多様性・系統分類・検出方法(山口進康・那須正夫)
第2章 病原生物の生活史と宿主:ウイルスと細菌(北村真一)
第3章 病原生物の生活史と宿主:寄生虫(浦部美佐子)
第4章 感染症の発症メカニズム(源 利文)
第5章 感染のダイナミクス:伝播と免疫(梯 正之)
2部 感染症の生態学的機能と進化
第6章 病原生物と宿主の種間相互作用(佐藤拓哉・鏡味麻衣子)
第7章 病原生物の食物網・物質循環における機能(鏡味麻衣子・佐藤拓哉)
第8章 病原遺伝子の水平伝播(谷佳津治)
第9章 侵入生物としての病原生物(五箇公一)
第10章 病原生物と宿主の進化(加茂将史・佐々木顕)
3部 感染症事例
第11章 藻類の感染症(外丸裕司)
第12章 野生植物の感染症(佐橋憲生・田中千尋)
第13章 マツ材線虫病(二井一禎)
第14章 ナラ枯れ病(伊藤進一郎)
第15章 栽培植物の感染症(水本祐之)
第16章 動物寄生虫(佐藤 宏)
第17章 貝類の感染症(良永知義)
第18章 魚介類の感染症(湯浅 啓)
第19章 コイヘルペスウイルス病(内井喜美子・川端善一郎)
第20章 鳥インフルエンザ(長 雄一・大橋和彦・村田史郎)
第21章 ヒトの真菌感染症(広瀬 大)
第22章 ヒトのインフルエンザ(佐々木顕)
第23章 AIDS(岩見真吾)
第24章 マラリア(中澤秀介・門司和彦)
4部 対策と管理
第25章 防除対策:隔離?ワクチン?環境管理(浅川満彦)
第26章 院内感染(河野梢子・梯 正之)
獣医繁殖学者が科学と想像力で読み解く人と動物の性の真実と不思議。老いも若きも呼び覚ませ!人間本来の「性活力」。
糖尿病学のなかでも特にわが国発の研究に重点を置いて重要な課題を取り上げ,専門的に解説したイヤーブック.今年もこの1年の基礎的研究,臨床・展開研究の成果等が18編の論文に凝集されている.糖尿病研究者のみならず,一般臨床医にとっても必読の書.
「コロナウイルス感染対策」も、「洗浄・殺菌」の基本の徹底から!医療、食品、介護に関わる人から一般の人まで、「洗浄・殺菌」についての正しい知識をわかりやすく解説。改訂に際し、多くの方々からいただいた疑問や質問事項にも対応。
1章 洗浄や殺菌とはそもそもどういうこと?
2章 洗浄・殺菌の効果と必要性
3章 汚れが落ちるしくみ・菌が死ぬしくみ
4章 菌とウイルスはどう違うのか?
5章 食中毒・感染症とは何か?
6章 菌やウイルスが広がるプロセス
7章 洗浄剤とはどんなもの?
8章 殺菌剤とはどんなもの?
9章 人を守る手洗い・うがい
10章 効果的な洗浄・殺菌オペレーション
『レビューブック』と『クエスチョン・バンク』に対応。呼吸器の解剖生理からCOPDを理解できる!関節リウマチやSLEの大事なポイントがわかる。国試によく出る内容や必修問題として出題されるテーマを中心にストーリーを構成。
12種類の専門疾患の基礎知識と薬学的問題点への対応策を具体的に提示。
現在、年間1000種の野生動物が絶滅しており、そしていったん絶滅した生き物は二度と地球上にもどることはない。
乱獲、生息地の分断、幼獣の食害、生息地環境の劣化・・・さまざまなシナリオで人間は動物を絶滅に追い込む。
野生動物を絶滅から救うために、我々は何をすべきなのか。
野生動物を「喰らう」問題、「装う」問題、そしていかにして野生動物を絶滅から救うかについての方策とよりどころとなる思想について多角的な視点から論じる。
序章 絶滅危惧動物とヒトーかかわりあいの歴史と文化 秋道智彌
第1部 絶滅危惧種を喰らう
第1章 「隣人」としてのゾウーバカ・ピグミーのゾウ肉タブーから読み解くヒト社会の進化史的基盤 安岡宏和
コラム1 メコンのシンボル「プラー・ブック」の危急と活用 秋篠宮文仁
第2章 ジュゴン猟をめぐるトレス海峡諸島民と生物学者たち 松本博之
コラム2 センザンコウの肉とウロコ 大石高典
第3章 凋落する大衆回遊魚ーサケとウナギ 森田健太郎・黒木真理
コラム3 フカヒレ狂騒曲 鈴木隆史
第2部 絶滅危惧種の商品化と文化化
第4章 ウミガメはなぜ減少するようになったのか? 亀崎直樹
コラム4 フウチョウに倣って着飾るダンサーーパプアニューギニア西部州クボの事例から 須田一弘
第5章 ホッキョククジラを守りながら食べるー北極海の先住民捕鯨 岸上伸啓
コラム5 薬となって滅びる動物ー犀角に群がる人びと 北出智美
コラム6 イルカ漁をめぐる三つの局面ー自然科学と環境保護と伝統文化 竹川大介
第6章 宝石サンゴー限りある資源と限りなき欲望 岩崎望
コラム7 鯨歯文化も絶滅するのかー捕鯨の副産物 内田昌広
第3部 絶滅危惧種の保全と利用
第7章 野生生物の違法取引と戦うーワシントン条約と日本 井田徹治
第8章 日本の「ゼロ絶滅」と「持続可能な利用」達成へのみちすじ 東梅貞義
コラム8 捕鯨は悪かーアンチ・スーパーホエール論 秋道智彌
第9章 絶滅危惧種を創る、護るー新たな絶滅要因、感染症によるパラダイムシフト 岡安直比
コラム9 チンパンジーを笑うヒトは滅びる 中村美穂
第10章 食べて守るか、食べずに守るか 松田裕之
コラム10 殺さずに末永く利用するー成功例ルワンダのゴリラツーリズム 井田徹治
終章 霊性の復権ー絶滅危惧種とのつきあい 秋道智彌
索 引
抗菌薬の使い方は若手ドクターが頭を悩ます共通のテーマです.本書では抗菌薬の基本的知識から,診療科/感染症別に抗菌薬使用のポイントを,ワンテーマ見開き2頁で解説します.どこから読んでもOK.前著『抗菌薬はこう使え!』と併せて読めば,あなたも抗菌薬使用のプロになれます.
欧米で最も読まれている病理学の定本!疾病の病理pathologyと病因論pathogenesisを理解するための必須情報(解剖生理から病態生理後の臨床的事項まで)を要領よくまとめた、基礎医学と臨床医学のかけはしとなる病理学の決定版。
感染症の病態把握に活きる!適切な抗菌薬使用の用心棒。