パンデミック対策は何を目的とし、どのような基準と論理で行われるべきなのか? WHOの倫理指針の作成に携わった経験から分析。
医療資源が限られている状況下で、誰の治療と予防が優先されるのか? 隔離や移動の制限といった自由の制約はどこまで許されるのか? 国際的な倫理学者で、WHOでパンデミックの倫理指針を考える部会に参加した経験を持つ著者が、新型コロナウイルスの世界的流行を通して表面化した倫理的な問題をどう考えるべきかの筋道を示す。
はしがき
第一章 パンデミック対策は何を目的とすべきか?
1 競合する倫理理論と常識的判断
2 どうしてパンデミック対策に倫理指針が必要なのか?
3 救命数最大化と帰結主義
4 帰結主義を批判するとはどういうことか?
5 非帰結主義は救命数最大化を擁護できるか?
6 くじによる抽選
7 個人的属性と間接的便益
第二章 公平性と透明性
1 公平性の原則
2 本当に救命数を最大化するべきか?
3 救命数最大化は公平か?
4 救命数最大化と生存年数最大化の関係
5 透明性の原理
6 結 論
補論 「命の選別」について
第三章 パンデミック下の医療資源の分配
1 パンデミック対応策の倫理指針は誰を対象にしているか?
2 誰に人工呼吸器を優先するか?
3 他の重症者を救うために人工呼吸器を外すべきか?
4 誰にワクチン接種を優先するか?
5 誰に抗ウイルス薬を優先するか?
6 ワクチンの国際的分配
第四章 基本的な権利と自由はどこまで制限されるべきか?
1 人権とシラクサ原則
2 自由の制限についての五つの基準
3 三種類の「隔離」
第五章 COVID-19パンデミックの哲学分析
1 二〇二〇年の新型コロナウイルス感染症の経験
2 PCR検査と条件付き確率による推論
3 反事実的条件法による思考(1)─何が効果的か?
4 反事実的条件法による思考(2)─超過死亡
5 数理モデル予測の批判の仕方
結 語
注
索 引
●女性生殖器の疾患の基本的な知識と看護を学ぶテキスト。
●女性のライフサイクルの変化に関連する疾患の予防など、女性の生涯の健康を守る視点を盛り込んでいる。
●最新の知見も踏まえ、臨床現場がリアルに感じられる。
古来、疫病は、社会を変え、歴史を変え、人々の世界観を変えてきた。いま、新たな感染症が懸念される時代に、人と病との長い歴史から、疫病の意味論を読む。
従来の治療体系を大きく変えるような画期的な17の医薬品について,構造活性相関,有機合成経路といった化学的な側面だけでなく,薬理,代謝,疾患領域や重要な特性,薬物動態など,関連する最先端の科学について解説.また,創薬合成ルートに対して,プロセス合成ルートの長所と短所も専門家が分析し,ここ最近の医薬品発見から世に出るまでのプロセスをわかりやすく紹介している.
Part1 感染症治療薬(1.エンテカビル/2.テラプレビルおよびボセプレビル/3.ダクラタスビル/4.ソホスブビル/5.ベダキリン)
Part2 抗がん剤(6.エンザルタミド/7.クリゾチニブ/8.イブルチニブ/9.パルボシクリブ)
Part3 心血管疾患治療薬(10.チカグレロルおよびダビガトラン エテキシレート)
Part4 中枢神経系医薬品(11.スボレキサント/12.ロルカセリン/13.フィンゴリモド/14.ペラムパネル) Part5 抗炎症性医薬品(15.トファシチニブ) Part6 いずれにも属さない創薬(16.イバカフトル/17.フェブキソスタット)
神経疾患各領域の専門家が、国内外の最新ガイドラインから、要点と改定点・最新知見をわかりやすくコンパクトに解説。ガイドラインに則った、専門医の「診療の実際」と「処方例」も掲載し、他科の医師や研修医、開業医にも役立つ一冊です。2023-'24年版は、新たにアミロイドーシスなど8つの疾患項目を追加。さらに神経疾患全般にわたるガイドラインとして、「神経疾患のケア・リハビリテーション」の章も加え、より充実した内容となっています。
救急・集中治療医、感染症専門医が、救急・集中治療領域での抗菌薬使用について解説。-実例を挙げ、著者の経験も含めて執筆。
高い知名度と評価を誇るアトラスを復刊!
著者の20年にわたる「小児咽頭所見に関する研究」の集大成。小児感染症診断の貴重なノウハウを鮮明なオリジナルオールカラーによる症例写真284点とともに収載。第15回日本外来小児科学会総会において「リサーチ賞」受賞など高い評価を受ける。
日々の診察の中からこれだけの事例が集められた書籍は他になく、貴重な資料であるとともに、日々の診断の助けとなるアトラスとなっている。
小児科医・内科医・耳鼻咽喉科医・研修医・指導医必携!
本書は,2005年8月に(株)メディカル情報センターより発行したものに,一部写真等の修正を加えて2008年3月に丸善プラネット(株)より発行された同名書籍を再出版したものです.
目次
1.アデノウイルス
2.エンテロウイルス
a. エコーウイルス/b. コクサッキーウイルスA群/c. エンテロウイルス71/d. コクサッキーウイルスB群/e. ポリオウイルス
3.単純ヘルペスウイルス1
4.インフルエンザウイルス
5.その他(咽頭に特徴のあるその他の疾患)
a. Epstein-Barr virus/b. 突発性発疹症
6.種々の発疹性疾患
a. 多形滲出性紅斑(1エコーウイルス/➁ヘルペスウイルス/3インフルエンザ)/b.川崎病/c.Gianotti-Crosti syndrome
7.麻疹
a. 麻疹/b. 麻疹ワクチン接種後の麻疹
8.古典的疾患
a. 流行性耳下腺炎 水痘/b. 風疹/c. 伝染性紅斑
9.マイコプラズマ
10.細菌感染症
a. A群レンサ球菌/b. インフルエンザ菌/c. 黄色ブドウ球菌/d. ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)
Ⅺ.腸管感染症
a. ロタウイルス/b. Small round structured virus
見慣れない疾患と戦うための最強の武器は正しい情報!サル痘について基本的知識から、鑑別の注意点、今回の流行の特徴まで網羅。鑑別診断の鍵となる性感染症の診療原則についても解説。この1冊で必要な情報をすべて学べる超実用的マニュアル!
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最新のエビデンス・海外の動向を盛り込み、かつ、臨床応用も重視して作成された5年ぶりの改訂版!
白血病・リンパ腫における薬物療法のエッセンスをコンパクトにまとめたハンドブック.各レジメンの使用薬剤の投与スケジュール,必要な検査,主な副作用が一覧できる図を掲載.プロトコールに加えて,注意点や支持療法,困ったときの工夫などについて解説.また,感染症対策や制吐薬等の主な補助療法も網羅.最新の薬物療法について,必要な情報をすぐに確認できる,便利な一冊.
【内容目次】
I章 総論
1.急性白血病の発症機構・リスク分類
2.骨髄異形成症候群(MDS)の発症機構・病態・リスク分類
3.慢性骨髄性白血病(CML)の発症機構・病期・リスク分類
4.リンパ腫の病理・分類
5.リンパ腫の病期・予後分類
II章 薬物療法の実践
A.白血病/MDS
1.初発急性骨髄性白血病(non-APL)の寛解導入療法
2.初発急性骨髄性白血病(non-APL)の寛解後療法(移植適応を含む)
3.再発・難治性急性骨髄性白血病(non-APL)
4.高齢者急性骨髄性白血病(non-APL)
5.初発急性前骨髄球性白血病(APL)
6.再発急性前骨髄球性白血病(APL)
7.急性リンパ性白血病(non-Ph)の寛解導入療法
8.急性リンパ性白血病(non-Ph)の寛解後療法(移植適応を含む)
9.治療関連白血病
10.再発・難治性急性リンパ性白血病(non-Ph)
11.Ph陽性急性リンパ性白血病
12.小児急性骨髄性白血病
13.小児急性リンパ性白血病
14.初発慢性期CML
15.治療抵抗性慢性期CML
16.1st line TKIに不耐容の慢性期CML
17.T315I変異に対する治療
18.移行期/急性転化期CML(移植適応を含む)
19.低リスクMDS
20.高リスクMDS
B.リンパ腫
21.初発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
22.再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
23.初発濾胞性リンパ腫
24.再発濾胞性リンパ腫
25.MALTリンパ腫
26.原発性マクログロブリン血症・リンパ形質細胞性リンパ腫
27.マントル細胞リンパ腫
28.Burkittリンパ腫
29.末梢性T細胞リンパ腫
30.NK/T細胞リンパ腫
31.成人T細胞白血病・リンパ腫
32.Hodgkinリンパ腫
33.免疫不全に続発するリンパ増殖性疾患
34.小児リンパ腫
III章 白血病・リンパ腫の補助療法
1.G-CSF
2.感染症の予防
3.感染症の治療(発熱性好中球減少症,真菌感染など)
4.赤血球・血小板輸血
5.止血異常(DIC,L-ASP投与時など)
6.制吐薬
付録
白血病・リンパ腫治療に使用する抗がん薬一覧
索引
平成22年4月の厚労省通知により,医療スタッフの協働・連帯によるチーム医療推進の一環として,「画像診断における読影の補助を行うこと」「放射線検査等に関する説明・相談を行うこと」が改めて診療放射線技師に求められることになった。
本書はその趣旨を生かすために,読影能力向上のためのテキストとして編纂。整形外科領域に不可欠な骨・軟部画像を中心に,各モダリティにおける読影の基礎,臨床事例,読影問題の三部構成とした。
1.読影の基礎
1-1 骨折の発生機序
1-2 X線画像の読影方法
1-3 CT画像の読影方法
1-4 MRI画像の読影方法
1-5 核医学画像の読影方法
1-6 DR・IVRの読影方法
1-7 AO分類
2.臨床事例(75症例)
2-1 外傷
2-2 スポーツ障害・外傷
2-3 退行性疾患
2-4 小児股関節
2-5 感染症
2-6 先天性・代謝性・壊死性疾患
2-7 腫瘍・腫瘍類似疾患
2-8 Don?t Touch Lesion
3.読影問題
(13問)
心エコーで必要となる操作法、読影法、評価法などについて、コラムやメモなどを多用して解説したガイドブック。
【次世代に継承されるべき,非腫瘍性骨・関節領域唯一無二の必携書!】
病理総論的な本態とその病態プロセスの理解なくして,病理診断は行えないー.
非腫瘍性骨関節疾患の組織形態を読み解くためには,病態の時間経過を踏まえ,類推,検証していくプロセスが必須となる.
本書では長年,骨関節の病理診断に携わってきた著者が,目の前にある標本の組織形態をいかに読み解くか,
その診断思考プロセスを惜しげもなく披瀝する.
2003年に刊行した『非腫瘍性骨関節疾患の病理』をベースに,日常の鑑別診断でより参照しやすいように章立てを変更し,
新たに200枚以上の精選した写真を追加した改訂復刊.
≪主要目次≫
第1章 イントロダクション
第2章 変形性関節疾患
第3章 関節リウマチとその関連疾患
第4章 骨壊死
第5章 非感染性滑膜・関節・関節腔の病変と関節の腫瘍・腫瘍様病変
第6章 結晶沈着症とその関連疾患
第7章 人工関節に関連する病変
第8章 膝関節の病変
第9章 脊柱の病変
第10章 滑液包・腱・靱帯の病変
第11章 骨系統疾患
第12章 骨外傷・骨折
第13章 骨,関節の感染症
第14章 代謝性骨疾患・代謝異常症
第15章 その他の骨疾患
第16章 骨化性筋炎とその関連疾患
第17章 病理組織診断の表記法
文 献
索 引
”何か、おかしい。ひょっとしたら”、最初に接した臨床医のその疑いが出発点に
デング熱、MERS、鳥インフルエンザ…、人類を襲う輸入感染症や新興・再興感染症。
いつなんどき遭遇するかもしれない可能性がある、70疾患に対峙するための最新プロファイル集。
医療関係者はもちろん、感染症対策に立ち向かう全てのプロフェッショナルの一助に。
◆プロファイルの特長
・病原体、致死率、感染力、感染経路、症状など、感染症の病原体を探索するための「生きた疫学情報」
・ヒトとの遭遇、日本で確認された症例の臨床経過も示し、「サインを見落とさない診断ポイント」解説
・確定診断後の適切な治療、的確な予防のために必要な「予防策の基本と日進月歩の治療法」
<主な内容>
焦点◆韓国で拡大したMERSのその後/デング熱は2度目が恐ろしい/エボラ熱襲来への備えは万全か
解説◆医療関係者のためのワクチンガイドライン/感染症法の類型で異なる行政措置の範囲
疾患◆デング熱/チクングニア熱/ウエストナイル熱/ MERS(中東呼吸器症候群)/ SARS(重症急性呼吸器症候群)/SFTS(重症熱性血小板減少症候群)/ハンタウイルス肺症候群/麻疹/ラッサ熱/黄熱/狂犬病/鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)/多剤耐性アシネトバクター/多剤耐性緑膿菌感染症/炭疽/腸チフス/レジオネラ菌/つつが虫病/睡眠病/梅毒/ほか、全70疾患
各年の神経学分野の進歩をいち早く伝える伝統の人気書籍、「Annual Review神経」の最新刊!日々目まぐるしく発展する神経学の、“いま”と“これから”を示す羅針盤が今年も登場!「glymphatic system」「抗血栓療法中の高齢者頭部外傷」などの最新の知見や臨床で直面する問題を新進気鋭の執筆陣がレビュー。
三井記念病院と日赤医療センターの腎臓内科が総力を挙げて編集!頻度や緊急度の高い病態や疾患を中心に、症候・検査値の解釈、初期対応を素早く参照できます。「チェックリスト」では必要な初期対応・初期検査項目を推奨度とともにまとめました。エビデンスを尊重しつつも“現場”での使い勝手を重視した外来・病棟ですぐに役立つ1冊!
がん患者は,化学療法による免疫不全,手術による解剖学的構造の変化,そして様々なデバイスの使用などにより,感染症を発症することが多い.また,がん患者の感染症は,健常人が罹患するのとは異なり,がんの治療や予後に大きな影響を及ぼす.したがって,感染症のコントロールは,がん診療において非常に重要である.
本書は,がん患者の感染症診療を体系立てたマニュアルとして,エビデンスに基づいて記載しており,また,長年,がん感染症診療に携わっている著者の豊富な経験から導き出された診療エッセンスが随所に輝いている.がんの診療に携わるすべての人に役立つ書籍である.