遥かなる宇宙のリズムを五体に感受し、花鳥の奥で山の精霊と対話する吉野の歌びと。彼らは自在に雲にわけ入り、鳥に転身しながら、現代文化が失ったものへの愛惜の思いをあつく語りかけてくる。
シベリアからモンゴル、中央アジア、中近東、ヨーロッパに至るユーラシア大陸の全域を旅して歩いた著者が、各地の興味ぶかい歴史や習俗などを、豊富な写真をまじえてわかりやすく紹介する。
蝶のための森づくりとは。今、森に対する人々の思いは熱い。しかし、森を守るとはどういうことなのか。森と生きものの生存戦略を探り、トータルな森の把握から、森と生きものと人間の共生が可能な森づくりを提言する。森と生きものたちの戦略。
時速400キロのハヤブサ、空飛ぶ宝石カワセミ、日本に飛来して日本の土を踏まないキビタキ、五位の誉れ高いゴイサギ、京都府の鳥オオミズナギドリ、渓流の忍者カワガラスなど200種を収録。種名の由来、生態、文化芸術とのかかわりを解説。
野鳥のオオルリが、美しい声を聞かせています。と、とつぜん、和之の目のまえで、だれかに打ち落とされたのです。このところ、何ものかによって、野鳥がころされる事件が、ひんぱんに起きています。和之たち4年生の仲よし6人組が、犯人さがしにのり出しました。
日本における鳥類の研究と保護に大きな足跡をのこした山階芳麿の物語。ひとすじに鳥とあゆんだその一生を描く。小学上級以上。
信州霧ケ峰、車山の肩に小さな山小屋を建てて35年。その歳月に出会った人や遭偶した出来事、懐かしくも切ない思い出が高原に舞う野鳥の姿と声を伴って、明滅する星の光のように近づいては遠ざかる。著者の想念は高原の天空を自在に飛翔して、ゴブラン織のような物語を織りあげる。それは、少年の日に山にあこがれ山に住みたいと願った著者の、山住みの日々の精神の記録であり、登場する22種の野の鳥は主な役割をもって全篇を飾るが、本書の希基幹には著者をとり巻く多くの人々との暖かくもほろ苦い人間模様があふれ、滔滔と流れている。
有機野菜に取り組んで25年の著者が化学肥料や農薬に頼らず、安全でおいしい野菜づくりのノウハウを初めて紹介。初心者からプロまで納得する有機野菜づくりの決定版。
録音構成40年の第一人者が選びぬいた美しいコーラスとソロの74分。はじめて世界の名鳥を加え、内外の名歌手たち52種の競演を実現。図版155点入り、野鳥のことならなんでもわかる現代ハンドブックも充実。