人体には細胞が約37兆個あると言われています。赤血球は毛細血管のすみずみまで酸素を運び、白血球は外部から侵入した細菌やウイルスなどを排除するため日夜奮闘中!この本では血小板たちの活躍を描く「たんこぶ」、白血球の子供時代のエピソード「骨髄学園」、キラーT細胞の学生時代の友情が微笑ましい「胸腺学校」の3編を収録。大人気コミックスのノベライズです!!小学中級から。
日本児童文学の原点。『赤い鳥』から生まれた童話・童謡のなかから、小学生に読んで欲しい名作をあつめました。
灯台を守る若者・周平さんのもとに若いむすめがやってきました。むすめは、周平さんに命を助けられたと鳥だといい、やがて、二人はなかのいい夫婦になりました。ところが、幸福な日々に戦争のかげがしのびより…。あまんきみこが平和への深い祈りをこめて描く美しく悲しい愛の物語。
霊が見えるホラー作家・熊野惣介は、担当編集者の善知鳥の異動話を耳にしてしまう。善知鳥本人からの説明がないまま、ふたりはいつもの心霊取材へ。廃墟の水族館に現れる巨大未確認生物や、温泉に伝わる不死身の男の噂話を調べていくうちに、「不死鳥の胆嚢」という謎の薬の存在を知る。やがてある記憶がよみがえった熊野は、善知鳥の前から姿を消すー。熊野のデビュー作に隠された謎が明らかになる、シリーズ完結編!
耳をすますと、鳥の声がきこえてきます。目をこらすと、鳥が巣作りのためになにかをくわえて、はこんでいるのをみつけることもあります。この本は、鳥たちのすがたをとおして、自然の四季の変化と生命のつながりを描いた絵本です。小学中級から。
鳥を愛する絵描きが描いて、鳥を愛する人が読んでくれた鳥4コマ全6巻の中で使われたショートストーリーと描きおろしを加えた1冊。
夫の事故死から半年後、ローワンの家に義弟ダリオが突然現れると、ぶしつけに尋ねた。「兄との間にできた息子はどこにいる?」いったいなんの話?ローワンには子供はいない。夫はイタリアの伯爵家の長男だが、父親からは勘当されていた。だがダリオと話しているうちに、子供が生まれたと嘘をつき、伯爵家から多額の養育費をせしめていた夫の裏の顔が見えてきた。ダリオから明らかな疑惑の目を向けられたローワンは狼狽した。違う!私は知らなかったのよ。有無を言わさず彼が冷たく告げた。「僕と一緒にローマに来て、父の前で弁明してもらおうか」
戦国の折、ある島に一人の少女が流れ着く。声と記憶を失った彼女は島の頭領・千早に「ひな」と名付けられ暫し島で暮らすことに。余所者を警戒する千早に対し、ひなは迷惑をかけまいと掃除や料理に励むも失敗ばかり。けれど、唯一得意だった縫物の才が島の人達に認められ、少しずつ自立していく。そんな直向きなひなの気心は次第に千早にも変化を与え、ひなも時折垣間見る彼の優しさに心惹かれていった。だが、彼女の出自には重大な秘密があって…?すべてを失った少女が、本当の居場所を見つける戦国恋物語。
毒がなければ生きていけないと言った「先生」についていったナヅル。彼はなぜ、いま帰ってきたのかー。生まれ育ったマキヨノで、仕事も、愛する女性も得たハルヒヤ。懐かしい友人、ナヅルとの再会を喜んだものの、彼が「花煙師」になったと知る。ナヅルがいない間に、マキヨノでは花煙師の出入禁止が決まったのだ。複雑な思いでナヅルと接するハルヒヤだったが…。
イノシシのセイです!世界樹倒壊の危機も、ヴァルハラの動乱も落ち着いて、平和な日々が戻ってきました。でも、そんなボクの前に、恐るべき強敵が現れたんです。その名はーヴァルハラ大農園を管理する鹿のイクス!彼の肉を食べたオーディン様が「ンまぁ〜い!!」となってしまったからさあ大変!ボク、『晩ご飯』をクビになっちゃうことに…。もちろん死に続ける日々にはうんざりだったけど、このお役目から外れたら、ブリュンヒルデさまに会えなくなっちゃう!待ってろ、イクス!ボクは必ず、君より美味しくなってみせる!第22回電撃小説大賞“金賞”受賞作の『やわらか神話』ファンタジー第3弾!