エネルギー管理士試験の熱分野の4課目を1冊にまとめた「エネルギー管理士実戦問題 熱分野+必須基礎課目」の改訂版。前版の内容を法令改正に対応した形に刷新、比重を増したエネルギー管理技術の対応を含めるほか、平成18年以降の新試験制度の問題を取り込む。
原子力や火力発電に代わる自然・再生可能エネルギーの技術的発展が著しい現在、日本のエネルギー政策は持続可能な未来に向けてどのようなビジョンを描くべきなのか? 国内の現状のみならず、ドイツほか先進各国の環境政策、住宅・交通分野の市場の実態に通じた第一線の専門家たちが集い、2017年夏、法政大学サステイナビリティ研究所主催で行われたシンポジウムの記録。
はじめに
第一部 分析と提言
第1章 自然エネルギーを中心とする日本のエネルギー計画
【槌屋治紀】
1 はじめに
2 地球温暖化とパリ協定
3 脱炭素社会シナリオ2050
4 将来のエネルギー需要
5 自然エネルギーのポテンシャルと導入見通し
6 自然エネルギーによる供給
7 二つのシナリオ
8 温室効果ガスの排出量
9 費 用
10 おわりに
第2章 専門家委員会、市民討議、政策形成
──エネルギー政策形成過程の日独比較
【壽福眞美】
1 はじめに
2 2012年「革新的エネルギー・環境戦略」──3・11以前と以後
3 ドイツ「エネルギー転換」の道──政治と科学の関係
4 政治的決定から社会的合意形成へ(2011〜2018年)
5 おわりに
第3章 パリ合意に逆行しない日本のエネルギー政策および気候変動政策を策定するために
【明日香壽川】
1 はじめに
2 気候変動による影響
3 気候変動対策の国際・国内枠組み
4 石炭火力新設と政府施策との不整合
5 これまでの温室効果ガス排出削減数値目標策定プロセス
6 石炭火力発電所に対する訴訟
7 おわりに
第4章 ドイツのエネルギー大転換
──日本のエネルギー政策への教訓
【吉田文和】
1 はじめに
2 ドイツの脱原発
3 「ドイツのエネルギー大転換」
4 ドイツのエネルギーの現状
5 おわりに
第二部 総括討論
【壽福眞美・飯田哲也・槌屋治紀・荻本和彦・藤野純一・明日香壽川・吉田文和】
2050ビジョンと現在の新傾向の統合
定性的・定量的分析の統合
日本の再生可能エネルギー政策の問題点とその原因
FITの評価と今後
核エネルギーという負債
熱エネルギー政策をめぐって
温暖化問題とCCS
交通問題とエネルギー政策
お天気の科学としての気象学、気象の平均値としての気候学は、大気全般の基礎科学として大気科学と呼ばれている。大気現象を支配している太陽放射と地球放射、偏西風とジェット気流などの大気大循環について説明し、その循環を駆動する気圧と風の関係や地球の自転の効果を学習する。さらに、私たちにとって身近な雲と降水、積乱雲や雷、ヒートアイランド現象、地球温暖化の問題や気候変動、成層圏のオゾンホールの問題なども解説している。
1.地球大気の歴史 2.地球大気の鉛直構造と気温の南北分布 3.太陽放射と熱のバランス 4.気圧と風 5.地球の回転の効果 6.グローバルな大気循環 7.雲と降水 8.温帯低気圧 9.台風と熱帯低気圧 10.積乱雲の起こす嵐 11.日本の四季の気象 12.ヒートアイランド 13.天気予報 14.エルニーニョと大気海洋相互作用 15.異常気象と気候変動
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極!
邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、菊地裕介(ピアノ)の演奏による、
ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタといわれる第8番≪悲愴≫、第14番≪月光≫、第23番≪熱情≫を収録したアルバム(2010年録音)。
<収録内容>
1. ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13 ≪悲愴≫ 第1楽章:Grave-Allegro di molto e con brio
2. ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13 ≪悲愴≫ 第2楽章:Adagio cantabile
3. ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13 ≪悲愴≫ 第3楽章:Rondo.Allegro
4. ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 ≪月光≫ 第1楽章:Adagio sostenuto
5. ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 ≪月光≫ 第2楽章:Allegretto
6. ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 ≪月光≫ 第3楽章:Presto agitato
7. ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57 ≪熱情≫ 第1楽章:Allegro assai
8. ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57 ≪熱情≫ 第2楽章:Andante con moto
9. ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57 ≪熱情≫ 第3楽章:Allegro ma non troppo
2016年 熊本地震 2018年 北海道胆振東部地震
2024年 能登半島地震……東日本大震災以降、
なぜ大地震は南海トラフ以外で起きるのか。
「熱移送説」で地震発生のメカニズムを解き明かす。
プレートの枚数は現在も確定しておらず、プレートが衝突したり沈み込んだりするとされている場所から2000km以上も離れた中国内陸で起きた四川大地震は説明できません。地震の発生原因は、地球内部の熱移送であり、大地震発生前には必ずその周辺で熱移送と火山性群発地震が起きています。プレート説に基づいて地震予知研究をしているのは日本だけ。活断層が動いて直下地震が起きると思っているのも日本だけ。ほとんど信仰と言っていいプレート説を真剣に見直す時期が来ていると思います。(本書「おわりに」より)
【「公式」から自由になる物理へ。-覚えるのではなく、導き出す力を育てる一冊】
高校物理の公式、あなたは「覚えるもの」だと思っていませんか?
でも本来、物理とは 法則に基づいて式を立てる「思考の学問」。
共通テストでも、各大学の個別試験でも、「なぜその式が使えるのか」を問う問題が増えています。
本書は、教科書や参考書では省略されがちな「公式の導出」に焦点を当て、
実際の入試問題やオリジナル問題を通じて、ひとつひとつの式がどのように生まれたのかを丁寧に解説します。
目指すのは、暗記からの脱却。
物理の世界を「意味のあるかたち」で理解する力を、ここから養いませんか?
本書は、熱力学・電磁気学を扱っています。
分類
【熱力学編】
1.単原子分子理想気体の内部エネルギー
2.気体分子の二乗平均速度
3.単原子分子理想気体の定積モル比熱
4.マイヤーの関係式
5.ポアソンの式
【電磁気学編】
1.点電荷が作る電場
2.点電荷が作る電位
3.一様な電場における電場の強さと電位差の関係
4.ガウスの法則、コンデンサーの電気容量の公式
5.コンデンサーの合成容量の公式
6.コンデンサーのエネルギーの公式、コンデンサー充電時のエネルギー収支
7.電流の強さを表す式、オームの法則
8.抵抗で発生するジュール熱、抵抗の消費電力
9.平行電流の及ぼしあう力の大きさ、アンペール力とローレンツ力の公式の関係
10.ホール電圧
11.磁場をよこぎる導体棒に生じる誘電起電力 2004年お茶の水女子大学(改)
12.交流の発生(交流電圧を表す式)
13.変圧器の公式(1次コイルと2次コイルの電圧および電力の関係)
14.コイルの自己インダクタンスと相互インダクタンスを表す式
15.コイルに蓄えられるエネルギーの公式
16.交流回路中のコイル、コンデンサーのリアクタンス、電流と電圧の位相差
17.RLC並列回路のインピーダンスと共振周波数
18.RLC直列回路のインピーダンスと共振周波数
19.電気振動の周期 2004年京都産業大学(改)
環境工学・設備・省エネは関連する内容も多く、これらが三位一体となってサステイナブルな建築を作ることができる。本書は、一冊で総合的な理解が深められるように配慮するとともに、カラー・2色の豊富な図版を用いて丁寧に解説した。また、建築士試験で出題される内容を網羅し、章末演習問題を掲載。受験対策にも役立つ1冊。
序章 サステイナブル建築へ向けて
1章 建築環境
0 建築環境とは
1 室内空気
1.1 室内空気汚染
1.2 換気
1.3 必要換気量
2 伝熱
2.1 伝熱
2.2 断熱
3 結露
3.1 空気線図
3.2 結露
4 日照・日射
4.1 日照
4.2 日影
4.3 日射
5 採光・照明
5.1 採光
5.2 照明
6 色彩
7 音・音響
7.1 音
7.2 音響
8 吸音・遮音・騒音
8.1 吸音
8.2 遮音
8.3 騒音
9 気候
9.1 外部気候
9.2 室内気候
10 地球・都市環境
10.1 地球環境
10.2 都市環境
2章 建築設備
0 建築設備とは
1 空気調和設備
1.1 空気の混合と熱負荷
1.2 空気調和設備
1.3 冷暖房設備
2 空調機器・換気設備
2.1 空調機器
2.2 換気設備
3 給水・給湯設備
3.1 給水設備
3.2 給湯設備
4 排水・通気設備
4.1 排水設備
4.2 通気・浄化槽設備
5 衛生・ガス設備
5.1 衛生設備
5.2 ガス設備
6 電気設備
6.1 電気設備
6.2 受電設備
7 照明・通信設備
7.1 照明設備
7.2 通信設備
8 消火・防災設備
8.1 消火設備
8.2 防災設備
8.3 避雷・振動設備
9 避難設備
9.1 避難設備
9.2 搬送設備
3章 省エネルギー
0 省エネルギーとは
1 省エネルギー指標
2 省エネルギー利用
2.1 自然エネルギー
2.2 太陽エネルギー
3 省エネルギー手法
3.1 熱の制御
3.2 ペリメタゾーンレス手法
4 省エネルギー技術
4.1 省エネルギー方法
4.2 自然再生利用
5 蒸暑地の省エネルギー手法
6 寒冷地の省エネルギー手法
熱力学の基礎がよくわかる教科書の決定版!
熱力学の基礎をわかりやすくまとめた新しい教科書シリーズの一冊。
わかりにくい概念や難解な数式には丁寧な解説を展開するとともに、図によって理解がすすむよう工夫しています。熱力学を学ぶときつまづきやすい箇所、重要なポイントをイメージしやすく、無理なく学べる内容構成となっています。また、解きながら理解できるよう、本文中に例題、章末には「基本問題」と「発展問題」を2段階で豊富に配しています。
大学・高専・短大生に必携の一冊です!
基礎編
第1章 熱力学を学ぶための基礎事項
第2章 熱力学の第一法則
第3章 理想気体の状態変化
第4章 熱力学第二法則
第5章 エクセルギーと最大仕事
応用編
第6章 熱機関のサイクル
第7章 圧縮機のサイクル
第8章 蒸気の性質と蒸気サイクル
第9章 冷凍サイクル
第10章 湿り空気と空気調和
第11章 気体の流動
第12章 エネルギー変換
付録
カナダ サスカチュワン大学D.G.Fredlund研究室の数十年に渡る精力的な研究活動の成果を取りまとめた,世界でも類を見ない不飽和土質力学の専門書“Unsaturated Soil Mechanics in Engineering Practice”の邦訳.
近年,深刻化する降雨,干ばつ,台風等などによる災害.その発生メカニズムを明らかにするためには,従来の固相,液相からなる2相混合体である飽和土の土質力学では不十分で,そこに気相を加えた3相混合体である不飽和土質力学の体系化が必要である.
本書は,飽和土とのもっとも大きな違いである,含水比とマトリックサクションの関係を表した水分特性曲線を解説することで,従来の土質力学の延長として不飽和土までを体系化している.
さらに,その体系化に基づいた不飽和・飽和浸透解析,不飽和変形解析,不飽和斜面安定解析等の各種の手法(連成・非連成解析手法)の確立と,それらの手法の実務への適用についても言及している.
1章 不飽和土質力学の理論から実務まで
2章 不飽和土の土質特性と相特性
3章 不飽和土の状態変数
4章 状態変数の測定と推定
5章 不飽和土の水分特性曲線
6章 水分流束の地表面での境界条件
7章 不飽和土中の水の流れの理論
8章 飽和・不飽和浸透問題の解法
9章 不飽和土中の空気の流れ
10章 不飽和土中の熱流解析
11章 不飽和土のせん断強度
12章 塑性,極限平衡状態でのせん断強度
13章 不飽和土の応力ー変形解析
14章 不飽和土の応力ー変形問題の解法
15章 圧縮率と間隙圧係数
16章 不飽和土の圧密,膨潤過程
本書は,機械・航空系の大学生や技術者を主対象とした流体力学の教科書・入門書として,導入から粘性流体力学,圧縮性流体力学の基礎事項を網羅した。
第1部は流体力学の導入から始まり,静止流体の力学および質量,運動量,エネルギーバランス式に代表される流体力学の基礎方程式系を扱う。さらに,非粘性・非圧縮性の渦なし流れを対象に,複素関数論の基礎を用いて流れ場を記述する方法を述べる。
第2部では,第1部で学習した流体力学の基礎方程式系を,粘性・熱伝導性流体および圧縮性流体に応用する。具体的には,粘性・熱伝導性流体の力学として,熱の移動を伴う流れや境界層を扱い,圧縮性流体の力学としては,等エントロピ流れのみならず不可逆過程や熱移動を伴う流れ,衝撃波と膨張波,一次元非定常波動,乱流の基礎などを扱う。
私たちは、熱と仕事を相互に変換する装置(熱機関)を利用している。しかし、熱と仕事は同じエネルギーの一形態であるが、等価でない側面がある。膨大な実験を通じて、巨視的な量の間に成り立つそうした関係を数学的体系にまとめあげたのが熱力学である。本書では、エントロピーを出発点として熱力学を演繹的に導いていく。ただし、熱力学の生物、物理、化学に関わる現象への応用を考え、分子論との繋がりについても配慮する。
1.分子運動論だけではPV=NRTにたどり着けない? 2.まずエントロピーよりはじめよ 3.思索の飛び道具:数学 4.示強変数の定義と平衡状態の予測 5.熱=仕事!?:エネルギーの移動 6.熱≠仕事!?:状態変化の方向性 7.エントロピーに代わるより使いやすい熱力学関数を求めて 8.ポテンシャルとしての熱力学関数 9.水と水蒸気とどちらが安定か:物質の三態と相平衡 10.物質の多様性を俯瞰する:多成分系の相図 11.エントロピーが支配する希薄な系:束一的性質 12.世界を救った熱力学:窒素固定の化学熱力学 13.自己組織化≠エントロピー減少:溶液内の実効相互作用とファンデルワールス描像 14.生物を熱力学で捉え、統計力学で考える 15.表面張力の熱力学:小さかったはずの表面効果
最近,試作時間を短くできるというメリットが注目され,Arduinoとその周辺ボードを利用する事例が増えています.また,プログラミングのしやすさから美術や音楽関係でも利用者の増えているArduinoですが,一つだけで使うというよりも複数必要になる試作も多くあります.
本書では,小型でコスト・パフォーマンスのよいArduino互換機と,ブレッドボードで組むときに便利な小型のボードをたくさん作ります.製作した各種ボードは,市販のセンサや表示器と組み合わせて,素早く試作ができます.これらの応用事例を具体的に解説しています.もちろんArduinoは,オリジナルのイタリア製を使って組むことも可能です.製作したボードには専用のライブラリを用意しましたので,やりたいことだけを記述することで,素早くプログラムが完成します.
「はじめに」より
この本の内容は,統計力学の基礎を書いたもので,これだけは知っていてほしいという初学者向けの本です.15 回の講義でこれを達成するために,学生諸君にはこれだけは理解してほしいという基礎事項や基礎問題を精選し,計算過程はほぼ省略せずかつ詳細に記しました.これらは,統計力学の基礎をなす考えの把握につながることはもちろんのこと,統計力学と同じように学ばなくてはならないフーリエ級数,微積分,常微分・偏微分方程式等の理解にもつながるからと考えているからです.さらに,近い将来,計算科学がAI とともに発展し(マテリアルデザインとかマテリアルズインフォマティクスと呼んでいる分野です),新規機能性材料の予測が可能となることから,それを手段として使用する際の基礎にもなると思っているからです.