「Bluetooth」は機器に専用チップを組み込むことで10〜100m内の異機種機器間を結ぶことができる21世紀の無線技術である。
高校の「物理」では、1つひとつの現象・事象を厳密に記述するために抽象的な数式が多用される。だから、特に文系志望の受験生は、「物理」を“難しい数式の羅列”として敬遠する傾向にある。しかし、逆に考えると、「物理」には、この世の中の複雑な現象が数式によってシンプルに記述されてしまう、という魅力がある。本書は、そんな“難しいけれど、シンプルな魅力にあふれる”「物理」の基本を、だれでもわかるように解説した。
本書は燃焼工学の入門書として、学部や大学院の教科書としてだけではなく、エネルギー管理に関係する方々が、燃焼に関して視野を広げるのにも役立つよう計画されている。すなわち、第2章の燃焼計算を学びながら、必要に応じて燃焼の各分野を参照できるようにした。しかし、中心となるこの部分の式の展開が理解しにくいとの批判も耳にするので、全面的に書き直した。その際、エネルギー管理士を目指す読者の便宜のために、記述を「エネルギー管理技術 熱管理編(省エネルギーセンター刊)」に合わせるようにした。さらに、内容の充実をはかるため「省エネルギー燃焼」と「燃焼場のの計測と可視化」の章を追加したが、個々の技術ではなく、技術の原理を体系的に記述したので、知識の整理に役立つ。
本書は、とくに著者が感銘を受けた物理学者たちを集めて、構成したものである。テーマごとに二一人の物理学者を収めた。
新世紀においても、都心居住者の増加は進み、熱くなる大都市の熱をどのように処理するかは大きな課題である。事実、地球の平均気温は一〇〇年間に〇・六℃上昇しているのに比べ、東京の気温は二℃以上上昇している。本書は、ヒートアイランドの実態とその対策を、建築や都市生活の面からわかりやすく解説することが狙いである。
宇宙を考えることは、時空を考えることだ。時間とは何か、空間とは何かー古来、科学者はこの謎に挑みつづけた。20世紀初頭に現れた相対性理論と量子論は、時空の見方を根底から覆してしまった。そして21世紀ーいま、その二つの理論を統合する試みが、さらに革命的な答えをもたらそうとしている!ホーキング理論から超ひも理論まで、最新の宇宙物理学の到達点を一望する、格好の入門書。
本書は、「大学講座 火力発電」をベースに複合発電、ごみ発電など新しい発電システムを新たに加え、図・表などを刷新した専門工学書である。
本書では、結晶成長の基本ストーリーを、物理の普遍的な見方に基づいて説明する。その際、数式はできるだけ初等的な範囲に抑え、図の助けを得ながら、計算も一つ一つ追え、物理の理解もできるように心がけた。また、添字や記号が多いので、それらの意味を索引の前に表としてまとめ、読者の便をはかった。
藤村新一氏の旧石器遺跡捏造の手口は、科学的にはあまりにお粗末なものだった。だが、考古学の知識が乏しく、講演会で初歩的な質問に立ち往生したほどの彼は、二十数年間も小細工を続けて、輝くばかりの功績を数多く上げている。考古学界やマス・メディアは、なぜかくも容易にだまされ続けて来たのだろうか。本書は彼が関わった遺跡や石器などの科学的検証のプロセスを詳細にたどり、藤村氏の人間的な側面にも触れて、考古学史上最大の汚点とも言われた事件の全容を明らかにする。
化学、物理、宇宙から生物学、情報科学までを、「エントロピー」の視点から有機的に語り説く。
撮影のため、イタリアを訪れたリュシフェルメンバーと愛音。仕事の合間に、ローマの休日を楽しむ咲也と愛音に高山から緊急の呼び出しの電話が?!天使の歌声と名高いクラッシック界の寵児、12歳のトーニがオペラコンサートで「Love Melody」を歌い、咲也達をヨーロッパ社交界の夜会に招待してきたというのだ。リュシフェルへの挑戦状と取った彼らは、夜会服に身を包み、紳士淑女の集う絢爛豪華な宴へ乗り込む。そこで愛音は、プラチナブロンドの気品溢れる高貴な身分らしき青年と出会う。愛音に一目惚れした彼は、咲也から愛音を奪おうと画策し?!そして咲也は、愛音のために音楽生命を懸けた愛の戦いに挑むことになる…。
高校の延長のつもりでいるといつのまにかついてゆけなくなる物理化学。つまずくきっかけの熱力学を中心に、平衡、速度論などすべての基礎となる知識が絶対わかる。
偏微分方程式を学ぶには、それぞれの方程式の由来や分類学上の位置づけを知り、個々の方程式に対する適切な「感覚」を磨くことが大切である。そこでまず、様々な現象の数理モデルとして偏微分方程式がどのように導出されるのかを示してから、熱伝導方程式、ラプラスの方程式、波動方程式の三つの方程式について詳しく論じる。
「日本の環境活動は遅れている」「ドイツやスウェーデンを見よ」-本当にそうでしょうか?いえいえ、日本には欧米にない素晴らしい取り組みがたくさんあります。でも、それを海外に伝えるノウハウやチャンネルがない。「だったら自分たちで発信しよう!」と立ち上がったのが、JFSことジャパン・フォー・サステナビリティ。JFSの海外向けニュースをもとに作られたこの本には、ワクワクするような日本、日本人も知らない日本、海外とのコラボレーションの種がいっぱい。日本と世界を元気にする一冊。