空気を読まずに突き進む“世間知らず“な強さのヒミツ!▼女子校離れと言われて久しい。「ドロドロしてそう」「楽しくなさそう」と敬遠されるが、実際には異性の目がない学校空間ではスクールカーストが形成されず、ギャルや腐女子、バンギャ、ジャニヲタ、ガリ勉などさまざまな種類の女の子が共存し、グループどうしの対立もない。他人の目を気にしないでいいので、やりたいことに邁進できる自由な環境なのだ。▼だが、そこで育つと「物言いが率直すぎる」「言葉の裏が読めない」「男のメンツを平気で踏みにじる」と“空気が読めない子”になっていくのも事実。「温室育ちのお嬢様」に商品価値がなくなった現在、女子校の存在意義とは何なのか。▼閉塞する社会を打破するために、女子校出身者の“空気を読まない力”はどう作用していくのか。78人の卒業生・在校生へのインタビュー、現役教諭、受験産業関係者への取材から見えてくる女子校育ちの“力”を探る。
安倍政権は「教育再生」を経済再生と並ぶ最重要課題に掲げ、「教育委員会制度の改正」「道徳の教科化」「6・3・3・4制の見直し」など、戦後教育の大転換といってもいいような改革を進めようとしている。その善し悪しを見極めるためには、教育制度に関する基礎知識が欠かせない。▼そこで本書では、学校教育の歴史や現状を池上氏がわかりやすく解説。▼◎「教育委員会」って何のためにあるの?▼◎「ゆとり教育で学力低下」とは言えない▼◎教員免許がなくても校長にはなれる▼◎公立の小中学校では50代の先生が最も多い▼◎子どもの6人に1人が「貧困」状態にある▼◎近い将来、「英語は小学校3年生から」になる?▼◎「東京教育大学」が存在しない意外な理由▼◎公立も中高一貫校が人気▼◎給食費「未納」問題はどうなった?▼◎学校で教わらない「日教組vs.文部省」の戦後史▼◎安倍政権の「教育再生」で何が変わるの?……etc.▼目からウロコの池上流解説で、あなたも一気に「教育通」!▼「日本の将来を考えるうえで、『教育が重要だ』と考えている人は多いと思います。にもかかわらず、教育改革に注目が集まらないのは、ひとえに、『わかりにくいから』ではないでしょうか。たとえば、『教育委員会』という名前は聞いたことがあっても、何をするための組織なのか、誰が委員なのか、といったことを正しく理解している人は少ないでしょう。日本の教育に、どんな歴史があって、どんな問題を抱えているか、まるごと知ってもらおうと考えて、この本をまとめました」(本書「はじめに」より抜粋)
もしも国民的アイドルが、日本国憲法を本気で学んだら……。▼日本武道館のステージで憲法を暗唱して聴衆を沸かせた高校生(当時)アイドルが、気鋭の憲法学者による講義をマンツーマンで受けた結果、日本一わかりやすい憲法の入門書ができました!▼とはいえ、「人権論」から「統治機構論」へと展開する本書の内容は、かなり本格的なもの。「表現の自由」が憲法全体に果たす役割の重さには驚きを禁じえません。また、恋愛の自由、パパラッチの問題など、アイドルなら気にせずにはいられない事象についても、真正面から論じています。さらには、今夏、国内外で注視されている「集団的自衛権」の問題についても、ガチンコで議論を戦わせている大注目の1冊です。▼「大学で憲法を専門的に勉強している学生にも読んでほしい」(南野)▼「基本を理解し、守り、発展させることの重要性を学びました」(内山)
なぜ社会はこんなふうに成立しているのか?▼社会学は、社会をまるごと考察します。人間が社会を生きていくとき誰もがぶつかる問題を、残らず正面から受け止めます。社会を生きる人間の真実のすがたの、いちばん深いところまで考えて、科学と、科学でない世界の境界ぎりぎりのところを、科学の側から考えていきます。▼その昔、社会学の教科書を、ひと通り読みました。私には使えない言葉が並んでいました。そこで、そういう言葉を使うのはやめ、自分で納得した言葉だけを集めて磨き、自分の社会学をいちから築くことにしました。この本にまとめてあるのは、そうした私の遅々とした歩みの、足跡のようなものです。世界でたった一冊しかない(かもしれない)、これから社会に旅立つ若い人びとのための手引き書です(本書の「はじめに」より)。▼○本書の目次より▼言語/戦争/憲法/貨幣/資本主義/私有財産/性/家族/結婚/正義/自由/死/宗教/職業/奴隷制とカースト制/幸福/読書案内…
自分にとって本当に必要なものを見極め、いらないものを最大限削ぎ落とすーー禅の精神に裏付けされた、清々しく心豊かな生活のすすめ。
完治するどころか時に悪化していくのはなぜか。“やくざな医者”だからここまで書けた精神科・心療内科の実態。ベストセラー待望の文庫化。
両親の死と引き換えに、僕らは“家族″を手に入れたーー。
ベストセラー「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、感動の家族小説!
平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で、両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。そんな彼らを助けるべく、それまでほとんど面識のなかった母方の祖母が家にやってきた。その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで気づかなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが……。
生前の父と母がそれぞれ隠していた、“秘密″とは。「普通の家族」とは何なのか。
中・高・大学生の三兄弟の成長と、家族の絆を描いた、感涙必至のハートフルストーリー。
たった1分の片づけで仕事・勉強に全集中! あなたの部屋を最高の作業環境に変える、科学的で新しい「整理・収納術」
テレワークが当たり前になったいま、ビジネスパーソンには、自宅にいてもオフィスと同じように生産性の高い働き方が求められています。また、ビジネスパーソンに限らず、短時間で集中して作業を遂行する環境はだれもが欲しいと思っているのではないでしょうか。
本書でご紹介するのは、自宅作業の集中力を高めるための部屋の「片づけ術」です。片づけに関する書籍で扱われる、「ていねいな暮らし」や「豊かな生活」ではなく、「作業の集中力を高めること」に目的を絞り、それに向けたメソッドをまとめています。仕事や勉強に忙しい日々を送っているあなたに向けて、手間暇をかけずに最短ルートで部屋が片付く方法を教えます。しっかりとした科学的根拠(エビデンス)を伴うメソッドなので、システムとして理解し、実践できます。継続し習慣化すれば、「リバウンド」を恐れる心配もありません。
テクノロジーの進歩で、いまでは多くの仕事が自宅でもできるようになりました。一方で自宅の片づけに関しては、親の世代から大きく変わらず、アナログなやり方をしている方が大半です。効果が見えない片づけに時間をかけるのは非効率です!
新しい時代にこそ、いままでのやり方を変えるチャンスです。 さあ、あなたの「片づけ」を、アップデートしましょう。
「二十歳までは生きられない」--という呪いをかけられてしまった長野の女子高生・澪(みお)。彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。
長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。そこで邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。
澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。
高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。
邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は?
京都を舞台に、運命にあらがう少年少女たちの姿と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く、「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術幻想ミステリー。
昭和史研究の第一人者・半藤一利が、最後に日本人に伝え残したかったこととはーー。
太平洋戦争を理解する上で欠かせない「名言」の意味とその背景を、著者ならではの平易な文体で解説し、「戦争とはどのようなものか」を浮き彫りにした珠玉の一冊。
「戦争の残虐さ、空しさに、どんな衝撃を受けたとしても、受けすぎるということはありません。破壊力の無制限の大きさ、非情さについて、いくらでも語りつづけたほうがいい。いまはそう思うのです。
九十歳の爺さんがこれから語ろうとするのは、そんな非人間的な戦争下においてわずかに発せられた人間的ないい言葉ということになります。いや、全部が全部そうではなく、名言とはいえないものもまじりますが、それでもそこから将来のための教訓を読みとることができるでありましょう。むしろ許しがたい言葉にこそ日本人にとって教訓がつまっている。そういう意味で〈戦時下の名言〉と裏返していえるのではないかと思うのです」--本書「まえがき」より抜粋
まえがき
一に平和を守らんがためである(山本五十六)
バスに乗り遅れるな(大流行のスローガン)
理想のために国を滅ぼしてはならない(若槻礼次郎)
大日本は神国なり(北畠親房)
アジアは一つ(岡倉天心)
タコの遺骨はいつ還かえる(流行歌「湖畔の宿」の替え歌)
敗因は驕慢の一語に尽きる(草鹿龍之介)
欲しがりません勝つまでは(国民学校五年生の女子)
太平洋の防波堤となるのである(栗林忠道)
武士道というは死ぬ事と見付けたり(山本常朝)
特攻作戦中止、帰投せよ(伊藤整一)
沖縄県民斯かく戦へり(大田 実)
しかしーー捕虜にはなるな(西平英夫)
予の判断は外れたり(河辺虎四郎)
あとがき
解説 半藤末利子
編集後記
あなたの心を苦しめ、不安にさせているのは、他ならぬ「あなた」自身だということをご存じでしたか?もし落ちこんでしまったら、試しに本書のことばを口ずさんでみてください。強力な味方を得たあなたの「心」は躍動をはじめ、きっと人生がいきいきと輝いてくるはずです。自分の殻を破りたい人、自分を変えて積極的に生きたい人にぜひおすすめしたい、やすらぎのバイブル。
三十歳近くなっても、仕事に就かず、外出もせず、時に何年も自分の部屋に閉じこもったまま過ごす青年たち。今、このような「ひきこもり」状態の青少年が増えている。「周りが甘やかさず、厳しく接するべき」といったお説教や正論では、深い葛藤を抱えた彼らの問題を、けっして解決することはできない。本書では「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、家族・社会から成る「システムの病理」として捉える視点から、その正しい理解と対処の方法を解説する。
ある日、列車の形をしたパンが駅に到着しました。子どもたちが大喜びで乗り込むと……パンはフワリと空へ浮かびあがりました。▼みんなを乗せたパンは、大きな雲の中に入っていきました。中は、パンでできた夢の国でした。すると、その国の人たちは、みんなに変わった形のパンを、たくさんご馳走してくれました。みんなはおいしいパンをお腹一杯食べることができました。▼それから、みんなでパンの国を散歩していると、突然怪獣が現れ、一人残らず食べられてしまいました。みんなは、お腹の中からトンネルを掘って脱出しました。お腹に穴が空いてしまった怪獣は、ワンワン泣きだしてしまいました。反省した怪獣のお腹に、パンを詰めてあげると、お礼に、とっておきのおいしいパンをくれました。▼そらとぶパンの楽しい冒険が、画面いっぱいに展開されます。子どもが大好きなパンが続々登場する絵本です。
聞き手にとって「わかりやすい!」企画書、プレゼン、ミーティングetc.を可能にする3つの思考法、3つの基盤スキル、3つのツールを解説。
上司から信頼される部下とはどのような人間か。成功する部下の条件とは何かー。経営者として、多くの部下を指導育成してきた著者によれば、優れた部下と評価される人間には、仕事への姿勢や上司に対する接し方、勉強の仕方などに共通項が見られるという。本書は、熱意とやる気、叱られ方がうまい、プラスαの仕事をする等々、将来を期待される部下となるための行動指針を明快に示した書である。
中国で『三国志』と人気を二分する『楊家将』。あまりのスケールに誰も手をつけられなかった物語が、新たなる命を吹き込まれ、いま動き始める!建国の苦悩の中にある宋国を懸命に支える楊一族の熱き闘い。北方『楊家将』衝撃の登場。
奇想天外なお話と迫力あるイラストで繰り広げられる、ユーモアいっぱいの絵本。▼今日は、ぼくとお父さんとお母さんの三人でレストランへ食事にいきました。ぼくは、おこさまランチを食べて、お母さんはサンドイッチを食べて、お父さんはオムライスを食べました。お腹いっぱい食べて、まんぷくになってもまだまだ食べたい三人。つぎはお好み焼きが食べたいと、ウェイターさんにお願いします。すると、おばちゃんが焼いているお好み焼き屋さんへ、案内してくれます。それぞれ好きなものを食べて、お腹もふくれてきた三人ですが、まだまだもの足りなくて、次はラーメンが食べたいとお願いします。すると、次にウェイターさんが案内してくれた所はなんと……!? 食いしん坊の家族は、つぎからつぎへといろいろな所に行って、食べつづけていきます。▼ページをめくるたびに広がる迫力満点のイラスト、細かい部分にまで工夫を凝らした、見て楽しめる一冊です。
日産カルロス・ゴーン社長が来日直後に視察に訪れ、ホンダ福井威夫社長に「CS世界一」と言わしめた「CS界のガンコ職人」が、独自の顧客満足論を語る。
見切り発車で誕生して三十五年、お茶の間のアイドルから世界のトップスターにまで登りつめたドラえもん。その魅力は何なのか?藤子・F・不二雄オリジナルの短編一三四五話、大長編一七話をデータベース化し、「ドラえもん学」を打ち立てた著者が、国民マンガの成長の軌跡をたどる。本書の後半では、絵だけでは読み解けない作品の真髄に肉薄。ドラえもんの使命、のび太の結婚までの道のり、主人公の意外な素顔に迫った。熱烈なファンであってもなくても、話のタネにこれくらいは知っておきたいネコ型ロボットの秘密。