中国語訳をはじめ各国語に訳出され、お茶に関するバイブルともいうべき世界的な名著ALL ABOUT TEA(1935年刊行)は、なぜか日本語訳だけがなかった。そこでこの全訳に先駆けて、日本に関する3章分を訳出し、詳細な注と関連する論文や情報を付して提供した待望の書である。「日本の茶道」では、茶の湯文化の歴史的・精神的背景を説明しつつ実際のお点前や茶道具を解説し、世界の茶文化のなかでも際だった独自性があることを紹介する。「栽培と生産」では、気候、土壌から肥料、病虫害まで栽培の過程を詳しく説明し、生産については手作業と機械作業の違いや玉露や紅茶の製造、さらに日本茶の種類についても説明される。「茶貿易史」では、貿易の始まりから各地の茶貿易港の実態、貿易振興策から輸出量の変遷、さらに貿易に携わった内外の人物や商会について解説し、明治以降、生糸とならんで日本の戦略的な輸出品であった茶貿易の実態を明らかにする。
本書に登場する業界の中心人物たちには、共通の理想がある。それは、“高品質なコーヒーで消費者を満足させ、高い価格設定を実現する。そしてそこから得られる利益を分配することで、貧しさにあえぐ農家の暮らしを向上させる。また同時に、関係者全員の満足も追求する”というものである。このような高い理想の実現はしかし、容易ではない。意思疎通もままならない農民の説得、腐敗した現地の協同組合や政府による横領・妨害、一年の半分を旅に費やす中での個人生活の破綻…数々の困難を乗り越えて、彼らは“成功”できるのか。読めばコーヒーが、より味わい深くなる1冊。
なぜムレスナティージャパンはコーヒーブームに押されずに30年間、ファンを増やし続けているのか?
“本物の美味しさ”を知る人の間で話題沸騰!MLESNAの紅茶の世界へようこそ。
江南、華南、西南、台湾の茶畑に、中国茶の源流を訪ね歩いて得られた写真と文章で奏でる中国茶案内。『東方美人』はウンカとクモのコラボから生みだされる…など、中国茶ビギナーの方にはもちろん、すでに慣れ親しんだ方にも読みごたえ充分の「中国茶の奥深いエピソード」が満載。
中国茶のバイヤーとして成功を収めた1人の日本人。茶農家と共に歩むことを決め彼が見た、日本人が知らない中国文化の真髄とは?
秀吉も愛した上林家(宇治御茶師唯一の末裔)400年余の歴史を辿る。日本人の心がここにある。
インド洋に浮かぶレユニオン島で、ルイ15世が愛した幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」の香りが、21世紀によみがえる。世界中をめぐってコーヒーづくりに携わった日本人の矜持と情熱により、絶滅の淵から救われたコーヒーの再生と復活の物語。それは、「サステイナブル・コーヒー」のあり方を考えさせるコーヒー環境論でもある。
東京の街を、日本文化、アート&デザインを切り口に遊ぶ、1冊1テーマのガイドブックシリーズ「トーキョー・アートリップ」。毎号、数人のアートリップ・アドバイザーが登場する。日本茶がテーマの今書は、日本茶インストラクターで二級建築士の柳本あかねさん(PART1)、日本茶ソムリエの和多田喜さん(PART2)、日本茶好きの聖地でもある一保堂茶舗・東京丸の内店(PART3)、スウエーデン人日本茶インストラクターのブレケル・オスカルさん(PART4)。日本茶のスペシャリスト3人と1店舗による、“東京での日本茶遊び”を提案。おすすめのスポットをご紹介!
ダージリンにあるすべての茶園を紹介した世界で初めての本。87茶園のグレードランク付き。
健康や美容に役立つ働きを持つハーブ。その植物のチカラを手軽に取り入れる方法がハーブティーです。ハーブはブレンドすることで、より目的に合った、より自分好みの味にアレンジすることが可能になります。その「ブレンドする楽しさ」にフォーカスしたのがこの本。ハーブの専門店エンハーブが、簡単にブレンドを楽しめるコツやアイデアを伝授します。ビギナーはもちろんのこと、すでにハーブを楽しんでいらっしゃる上級者の方にも、ハーブティーの新たな魅力を見つけていただける1冊です。
辻利に教わる抹茶の楽しみ方。抹茶で作るお菓子と料理。抹茶と出会う、抹茶を味わう場所。