感受性の鋭い、内気な少年ニコラ。スキー教室参加をきっかけに、予期せぬドラマが次々と展開する。謎、怪奇、犯罪…少年の白昼夢はリアルで、読者は夢想の世界だけであってほしいと願うのだが…。少年特有の心象風景と避けられない人生の悲劇を、抑制のきいた文体で鮮烈に描いた傑作。仏・フェミナ賞受賞のベストセラー。映画化。
本書は新しく商売を始める人たちの参考に供するためのガイドブック。開店・開業の心構えから準備、開業資金、会社設立手続や開業後の経営のポイントまで各ステップごとに説明し、さらに具体的な情報として五十の業種について説明してある。各業種について、静岡県内の業界の現状、業種の特性、開業に必要な資格・届け出、開業資金、経営のポイントについて解説。業種の選定にあたっては、新規開業にふさわしいオーソドックスな業種に加え、できるだけ新しい業種を取り入れている。
「…いまの、なんの音…?」でも、サキの問いに答える人はいなかった。あたし、工藤由香。みんなで出席した美術館のパーティーで、あたしたちは奇妙な物音を耳にしたの。あわててその場所に駆けつけてみて、みんな、仰天した。大理石の彫像が倒れて、木っ端微塵になっていたからよ。しかもその破片の山の中からは、世にも恐ろしいものがのぞいていた。それは腕だった。逞しい人間の腕だった。
目を覚ましたとき、女は記憶を失っていた。そばには恋人を自称する青年がいて、彼女の過去を少しずつ明かしていく。リズという名の元CIA工作員であること、ある任務のとき国際的な暗殺者“肉食獣”の銃弾を受け重傷を負ったことを。しかも今、その暗殺者が彼女の命を狙って動きだしたという。そこでリズは暗殺者を捕らえるCIAの作戦“マスカレード”への協力を決意し、山奥の極秘訓練所で秘密訓練を開始するが…。
偽りの過去を教えられたことに気づき、本当の自分は誰なのかを知るべく訓練所を脱走したリズは、CIAの追跡を振り切り、“マスカレード”が実行されるパリに飛ぶ。だがそこでは、狂気の仮面舞踏会の果てに、想像を絶する国際的陰謀が、彼女を待ち受けていたのだった!かつてないほどタフな女主人公、息もつかせぬアクション描写、壮大なスケールでグラフトン、カッスラーらを驚嘆させた女性作家の傑作冒険サスペンス。
咳こむような銃声。目もくらむような激痛が、全身を貫く。かすむ視界、とおのく意識ー。ある晩、ごく平凡な少年・真船拓郎に訪れた突然の非日常。謎の武装組織「蝉の王」のエージェントに襲われたのだ。姉をかばい瀕死の重傷を負った拓郎は、祖父・秀一郎の遺産を持ってきた二人の青年、久住重彦と三崎圭介の手により、不死の超人・仮面武闘者(アトラクター)として蘇った。実は久住と三崎も不死の超人で、「蝉の王」と敵対する組織「仮面武闘会(マスカレード)」のメンバーであるという…。まるでヒーロー番組のような話を信じられない拓郎だったが、運命は確実に彼を戦いへと誘うのであった。そう、人知れず開催される、武闘会の舞台へと…。愛と勇気のネオ・ファンタジー開幕。
はらぺこどろぼうきょろべえは、においに誘われて、カレーおばけの待ちうける店に…。5、6才から。
突然、親友から同級生の河合理恵が好きだと聞かされた崇は、しかたなくデートの設定をするはめになる。理恵は、中学時代にくらべるとずいぶん女らしくなっていた。崇は急に胸がキュンと痛くなるー。これが、理恵と親友との三角関係の始まりだった…。
フランス語を少しかじってみると、日本で生活していながらも多くのフランス語に触れることができるんだなぁ、と感じることができましたので、それらを本書にまとめてみました。本文は、日本で生活している我々が見つけることのできるフランス語を「サンプル」として取り上げ、その意味を著者なりに解説し、そこに、著者の考える日本人の言語感覚、著者のフランスでの体験等を付け加えた内容になっています。フランスに興味のある方、フランス語をかじったことのある方、フランス語の初学者の方、また、日常生活でフランス語を意識していない方等々が、フランス語を身近に感じていただければ、という思いで書きました。もしよろしければ、パラパラッと「うまいカレーの秘密」をどうぞ。
本書では、高校レベルの英作文をテーマに取り上げますが、ふつうの英作文のように断片的な文をバラバラに訳すのではなく、1つの物語をまるごと英語に直してしまうことにトライします。
1993年1月、妻と2人の子供、両親をたてつづけに殺害した偽医者ロマンの謎の18年。この話を書くことは犯罪行為か祈りか。フランスの異色作家カレールの大ベストセラー。
多くの人がどうしてダイエット法に失敗したり、長続きできないのでしょうか。それは、従来のダイエット法が、「空腹のため疲労感・倦怠感がのこる」「栄養のバランスがよくないので体調をくずす」「ダイエットのための料理や運動に時間がかかる」「費用が高くつく」「味がまずいので飽きてしまう」などの問題点を、完全に克服できていないからです。それらのすべての問題を完全に解決したのが、本書のダイエット法です。
おいしいカレーがたべたーい!カレーマンは、きょうもどこかでだれかのために、おいしいカレーをつくっていますよ。