現代社会ほどわれわれの生活が経済環境と密接に結びついた社会機構は歴史的になかったといえよう。経済の一般的相互依存のメカニズムを実証的・数量的に分析するために、まず用具としての国民経済計算体系や投入・産出分析を説明する。そして日本経済の構造的変化をとらえる一般均衡体系の実証模型を構築しその課題を明らかにする。
ポスト冷戦時代の日本とラテンアメリカの政治・経済関係を、日・米・ラテンアメリカ各国の専門家がさまざまな角度から検討する。
筆者は従来中国における経学思想の発生、発展そして滅亡の歴史の研究を心がけてきた。康有為、章炳麟は、それぞれ今文学派、古文学派を代表する最後の人物であるといえる。私は2人に関して長年研究を続け、前後して『章太炎政論選集』(中華書局、1977年)、『章太炎年譜長編』(中華書局、1979年)、及び『康有為政論集』(中華書局、1981年)を出版した。また他に何篇かの論文を発表したが、本書はこれらの論文中から選んで出来上がったものである。
アダム・スミス時代から、経済学は「見えざる手」という神話を語り続けてきた。じっさい、経済学の歴史のなかで、だれもまともに「見えざる手」を見ようとはしなかった。もし価格が市場において現実に動いているのならば、それはいったいだれの手によって動かされているのだろうか?本書はこの「見えざる手」を見ようという試みである。
既存サーバが不安定で困る、インターネットサーバを社内に導入したい、Webアクセスを高速化したい!独自ドメインを取りたい、安全な社内メールサーバを作りたい、Linuxインストールにすでに何度も失敗している、OCNエコノミーって本当にいいの?すべての問題は、本書で解決できます。
本書では、アメリカ経済の回復とか、ニューエコノミー(論)の勝利とか云われているもののイデオロギー的な内容とその実態を明らかにし、評価を下している。今日のアメリカ経済の根幹をなす、金融、財政、多国籍化、バイオテクノロジー、知識・情報などを中心に詳細な分析を行った。この20年来のアメリカの国際的な経済問題である日本との通商摩擦について、最新の動向を、半導体を例にとって具体的な展開を行い、アメリカに急速に広がりつつある所得格差の問題について、その実態を探っている。
マネーの取引規模がモノの取引規模をはるかに上回る現代、貨幣および金融の分析は経済学にとって決定的な重要性をもつ。本書は、ケインズの洞察を基礎にし、価値論、貨幣論、銀行論、証券論、国際金融論といった金融理論を再構築したものである。標準的な金融理論を批判的に検討し、理論と現実との接合を試みる新しい教科書。
看護師の賃金はなぜ上がらないのか?なぜいつも臨床では看護師が足りないのか?-あなたはそのほんとうの理由を知っていますか?経済学の視点から、看護職の働く場を分析することで浮かび上がった構造。看護サービスの特殊性、看護師の技能を問わない診療報酬制度がもたらすひずみ、看護師の労働市場の二重構造(そして、第2階層から第1階層への移動が困難な現実)etc-それらをあざやかに描き出す!そして、診療報酬改定からみえてくる今後の方向性とは…。