白血病・リンパ腫における薬物療法のエッセンスをコンパクトにまとめたハンドブック.各レジメンの使用薬剤の投与スケジュール,必要な検査,主な副作用が一覧できる図を掲載.プロトコールに加えて,注意点や支持療法,困ったときの工夫などについて解説.また,感染症対策や制吐薬等の主な補助療法も網羅.最新の薬物療法について,必要な情報をすぐに確認できる,便利な一冊.
【内容目次】
I章 総論
1.急性白血病の発症機構・リスク分類
2.骨髄異形成症候群(MDS)の発症機構・病態・リスク分類
3.慢性骨髄性白血病(CML)の発症機構・病期・リスク分類
4.リンパ腫の病理・分類
5.リンパ腫の病期・予後分類
II章 薬物療法の実践
A.白血病/MDS
1.初発急性骨髄性白血病(non-APL)の寛解導入療法
2.初発急性骨髄性白血病(non-APL)の寛解後療法(移植適応を含む)
3.再発・難治性急性骨髄性白血病(non-APL)
4.高齢者急性骨髄性白血病(non-APL)
5.初発急性前骨髄球性白血病(APL)
6.再発急性前骨髄球性白血病(APL)
7.急性リンパ性白血病(non-Ph)の寛解導入療法
8.急性リンパ性白血病(non-Ph)の寛解後療法(移植適応を含む)
9.治療関連白血病
10.再発・難治性急性リンパ性白血病(non-Ph)
11.Ph陽性急性リンパ性白血病
12.小児急性骨髄性白血病
13.小児急性リンパ性白血病
14.初発慢性期CML
15.治療抵抗性慢性期CML
16.1st line TKIに不耐容の慢性期CML
17.T315I変異に対する治療
18.移行期/急性転化期CML(移植適応を含む)
19.低リスクMDS
20.高リスクMDS
B.リンパ腫
21.初発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
22.再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
23.初発濾胞性リンパ腫
24.再発濾胞性リンパ腫
25.MALTリンパ腫
26.原発性マクログロブリン血症・リンパ形質細胞性リンパ腫
27.マントル細胞リンパ腫
28.Burkittリンパ腫
29.末梢性T細胞リンパ腫
30.NK/T細胞リンパ腫
31.成人T細胞白血病・リンパ腫
32.Hodgkinリンパ腫
33.免疫不全に続発するリンパ増殖性疾患
34.小児リンパ腫
III章 白血病・リンパ腫の補助療法
1.G-CSF
2.感染症の予防
3.感染症の治療(発熱性好中球減少症,真菌感染など)
4.赤血球・血小板輸血
5.止血異常(DIC,L-ASP投与時など)
6.制吐薬
付録
白血病・リンパ腫治療に使用する抗がん薬一覧
索引
肝・腎・肺,および膵・膵島移植,小腸移植において京都大学で確立・実践されている移植医療の精髄をまとめた.移植医療に携わる医師,移植コーディネーターをはじめ移植前から長期外来管理まで協同して患者をサポートするメディカルスタッフやソーシャルワーカーまで,多領域・多職種にとって必要な幅広い知識を網羅し共通理解の助けとなる実践書である.
【目次】
総論
1.臓器移植の歴史
2.HLAタイピング,HLA抗体,リンパ球クロスマッチ
3.細胞性拒絶と液性拒絶
4.免疫抑制薬の種類と免疫抑制療法
5.臓器移植と感染症
6.臓器移植と精神医学的評価
7.臓器移植と麻酔
8.慢性拒絶反応
9.臓器移植と病理
10.ABO不適合移植
11.移植医療における移植コーディネーターの役割
12.脳死移植,心停止後移植,生体移植
13.脳死(心停止)移植におけるコーディネーターの役割
14.脳死ドナーからの臓器摘出
15.臓器保存
16.長期外来管理の注意点
17.臓器移植前後のリハビリテーション
18.臓器移植と栄養管理
各論 1腎移植(生体・献腎)
1.適応
2.アロケーションシステム
3.手術
4.術後管理
5.小児
6.成績(移植腎機能廃絶を含む)
各論 2肝移植(生体・脳死)および膵・膵島移植,小腸移植
1.適応
2.アロケーションシステム
3.手術
4.術後管理
5.小児
6.成績
7.膵・膵島移植
8.小腸移植
各論 3肺移植(生体・脳死)
1.適応
2.アロケーションシステム
3.手術
4.術後管理
5.小児
6.成績
”何か、おかしい。ひょっとしたら”、最初に接した臨床医のその疑いが出発点に
デング熱、MERS、鳥インフルエンザ…、人類を襲う輸入感染症や新興・再興感染症。
いつなんどき遭遇するかもしれない可能性がある、70疾患に対峙するための最新プロファイル集。
医療関係者はもちろん、感染症対策に立ち向かう全てのプロフェッショナルの一助に。
◆プロファイルの特長
・病原体、致死率、感染力、感染経路、症状など、感染症の病原体を探索するための「生きた疫学情報」
・ヒトとの遭遇、日本で確認された症例の臨床経過も示し、「サインを見落とさない診断ポイント」解説
・確定診断後の適切な治療、的確な予防のために必要な「予防策の基本と日進月歩の治療法」
<主な内容>
焦点◆韓国で拡大したMERSのその後/デング熱は2度目が恐ろしい/エボラ熱襲来への備えは万全か
解説◆医療関係者のためのワクチンガイドライン/感染症法の類型で異なる行政措置の範囲
疾患◆デング熱/チクングニア熱/ウエストナイル熱/ MERS(中東呼吸器症候群)/ SARS(重症急性呼吸器症候群)/SFTS(重症熱性血小板減少症候群)/ハンタウイルス肺症候群/麻疹/ラッサ熱/黄熱/狂犬病/鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)/多剤耐性アシネトバクター/多剤耐性緑膿菌感染症/炭疽/腸チフス/レジオネラ菌/つつが虫病/睡眠病/梅毒/ほか、全70疾患
各年の神経学分野の進歩をいち早く伝える伝統の人気書籍、「Annual Review神経」の最新刊!日々目まぐるしく発展する神経学の、“いま”と“これから”を示す羅針盤が今年も登場!「glymphatic system」「抗血栓療法中の高齢者頭部外傷」などの最新の知見や臨床で直面する問題を新進気鋭の執筆陣がレビュー。
本書は2001年に国内でBSEに罹患した牛の発覚に始まり、鳥インフルエンザや2010年の宮崎県の口蹄疫の発生など、矢継ぎ早に起こった家畜の感染症に獣医がどのようにアプローチし立ち向かったかということを、著者の体験を基にまとめたものである。それまでは、あまり表に出ることがなかった獣医が、食の安全や家畜等の食料の確保について、メディアや政府機関で説明するような機会が大幅に増えた。それは、家畜などの食料をめぐる世界的な感染症や、人獣共通感染症の脅威の高まりと無関係ではない。そして、こうした脅威に対する危機管理、獣医師の教育の在り方にも大きく影響した。本書は次世代の食の安全・食糧確保のもろもろのことを考える上で、一読をお勧めしたい。
1.獣医さん走るー表舞台に押し出された獣医さん/世界の機関が見た21世紀の人類の課題と危機管理とは? 2.ヒトと動物の共通感染症(人獣共通感染症)-人獣共通感染症を巡る新しい世界戦略/人獣共通感染症ー古くて新しい(新興・再興)感染症/人獣共通感染症は、なぜ増加し、拡大するのか?/人獣共通感染症ー世界の状況とわが国の特徴/人獣共通感染症の警告ーニアミスと国内発生例/感染症法の見直し/予防原則とリスク管理の有効性の検証 3.BSE(牛海綿状脳症)とリスク評価ーBSEと変異型クロイツフェルトヤコブ病の経緯/BSE病原体の特徴/日本のBSE対策/日本のBSE流行/安全神話の崩壊と食品安全委員会/リスク分析/これからの課題 4.高病原性鳥インフルエンザの問題と対策ーインフルエンザの大流行(背景)/インフルエンザウイルスの特徴/高病原性鳥インフルエンザとわが国の流行(2010年まで)/同(2010年秋以降) 5.家畜の健康と食の安全保障:口蹄疫ー口蹄疫は国際的にも最も重要な家畜感染症の1つ/世界中で最も広く分布している口蹄疫ウイルスはO型/口蹄疫のウイルスは空気感染を起こす/ヒトは感染しないが、口蹄疫はアウトブレイクの規模が強烈/伝播力が強く食料の安全供給に対する最大の脅威/清浄国に復帰するためのOIEの条件とは?/清浄化が認められた後もSPS協定のハードルが存在/宮城県における今回の口蹄疫流行の経緯/10kmの封じ込めは流行の統御にある程度有効に働いた/FAOの口蹄疫対策への取り組み/財務計画や資源の備蓄など事前準備の重要性/今回の口蹄疫流行を教訓に今後の事前対応策を策定 6.これからの獣医学教育の進む道と人材教育 7.科学と政治
従来の治療体系を大きく変えるような画期的な17の医薬品について,構造活性相関,有機合成経路といった化学的な側面だけでなく,薬理,代謝,疾患領域や重要な特性,薬物動態など,関連する最先端の科学について解説.また,創薬合成ルートに対して,プロセス合成ルートの長所と短所も専門家が分析し,ここ最近の医薬品発見から世に出るまでのプロセスをわかりやすく紹介している.
Part1 感染症治療薬(1.エンテカビル/2.テラプレビルおよびボセプレビル/3.ダクラタスビル/4.ソホスブビル/5.ベダキリン)
Part2 抗がん剤(6.エンザルタミド/7.クリゾチニブ/8.イブルチニブ/9.パルボシクリブ)
Part3 心血管疾患治療薬(10.チカグレロルおよびダビガトラン エテキシレート)
Part4 中枢神経系医薬品(11.スボレキサント/12.ロルカセリン/13.フィンゴリモド/14.ペラムパネル) Part5 抗炎症性医薬品(15.トファシチニブ) Part6 いずれにも属さない創薬(16.イバカフトル/17.フェブキソスタット)
複数の慢性疾患を抱えた高齢者が救急受診したら、何をチェックすれば見落としを防げるのか、本書が指針を示します。
救急部を受診した高齢患者に対して、いかに適切な診療を行うか、勘所を簡潔にまとめました。若年者と違って、複数の基礎疾患を抱え、多数の薬剤を処方されている患者へ対処する要点と必要なスキルを指摘します。今救急受診した理由は何か、認知機能が衰えている患者の病歴をどうやって確認するか、診察で抑えるべきポイントはどこか、必要で最小限の検査をどうやって選択するか、検査結果の落とし穴はどこか、高齢者に多い疾患の具体的な治療をどうするか、ICUに移す判断は何を基準にするか、救命処置はどこまで行うか、退院は何を元に判定するか、退院後の引き継ぎや治療の継続を成功させる準備は何か、再入院や死亡を減らすポイントはどこか、などについて解説します。
はじめに
1 章 高齢者救急医学の序論
2 章 高齢者救急医学での評価と管理の要点
3 章 高齢者救急医学の特別なスキル
4 章 脆弱な成人と高齢者虐待
5 章 胸痛と心房細動
6 章 呼吸困難
7 章 感染症と敗血症
8 章 転倒と不動
9 章 失神
10 章 めまい
11 章 重大な外傷
12 章 骨折と背部痛
13 章 皮膚外傷
14 章 頭部外傷
15 章 腹部救急疾患
16 章 糖尿病と環境の救急疾患
17 章 急性腎障害と代謝性救急疾患
18 章 せん妄
19 章 脳卒中とTIA
救急・集中治療医、感染症専門医が、救急・集中治療領域での抗菌薬使用について解説。-実例を挙げ、著者の経験も含めて執筆。
私たちの命と健康を守るために欠かせないワクチンについて,ウイルス学の専門家がわかりやすく解説。〔内容〕感染症とは/ワクチンのメカニズム/ワクチンの礎を築いた先人たち/現在国内で用いられているワクチン/ワクチンの未来。
この5年間の変化をふまえて全面改訂。
とくに,投与中に眼科診察を定期的に行う必要がある薬剤,副作用予防のための点眼使用がプロトコールに入っている抗がん剤などの情報を充実させました。
処方薬のほか,患者さんによく聞かれる市販薬もカバー!
第1章 点眼薬の基礎
第2章 アレルギー性結膜疾患
第3章 結膜炎(感染性)
第4章 ものもらい
第5章 ドライアイ
第6章 角膜上皮疾患
第7章 眼瞼縁炎,眼瞼炎
第8章 緑内障
第9章 非感染性の眼表面の炎症
第10章 角膜感染症
第11章 白内障
第12章 周術期
第13章 眼精疲労
第14章 ぶどう膜炎
第15章 眼内炎(感染性)
第16章 点眼麻酔
第17章 散瞳薬・調節麻痺薬
第18章 ステロイド剤と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
第19章 全身投与薬の眼に出る副作用
2020年初頭に突如世界を襲った新型コロナ・パンデミックから抜け出すため、新たに開発されたワクチン。
日本では、2021年4月頃から本格的に接種が始まった。
人々は、この「未知のウイルス」に対抗するために「未知の技術」で開発された「未知のワクチン」を、どのように受け止め、接種するか否かを決め、実際に行動したのだろうか?
長きにわたるパンデミックの中で、新型コロナウイルスは変異を繰り返し、ワクチンの効能に関する情報もたびたび変化した。この極めて不確実な状況下で、研究者として、あるいは政策現場に参加する有識者として、著者たちは、「行動経済学」を武器に未知のウイルス・未知のワクチンと対峙し、接種を進めるためのナッジ・メッセージを開発し、接種が進む中での政策のあり方を提案し、接種者・非接種者の分断など社会への影響を考え続けてきた。
そんな著者たちが、当時の想い、経験、そして調査・研究における苦労と創意工夫を振り返りながら、将来起こりうる新たなパンデミックへの対策として何が必要か、私たちは何をすべきかを問い直す。
行動経済学、感染症学などの知見をわかりやすく解説しつつ、新型コロナ危機の教訓を活かし、ネクスト・パンデミックに備えて今から動き出すための指針を、臨場感あふれる筆致で描く。
プロローグ(佐々木周作)
第1部 「未知のワクチン」にどう向き合うか?
第1章 「未知のワクチン」に向き合うための基本道具
[大竹文雄の目]ワクチン導入をめぐる政策議論
第2部 「未知のワクチン」の接種開始前夜
第2章 「接種を受けるつもり」を測定する意義:たかが意向、されど意向
第3章 自律性を阻害せずに接種意向を高めるナッジ・メッセージの探究
[佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」]エビデンスの作り方と使われ方
[大竹文雄の目]接種勧奨と出口戦略をめぐる政策議論
第3部 「未知のワクチン」の接種はじまる
第4章 接種意向は水物か?:実際の行動とのギャップ
第5章 ナッジは実際の行動も促すのか?:フィールド実験による挑戦
第6章 ワクチン接種の意外な効果
[佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」]パンデミック下の研究開発と社会実装
[大竹文雄の目]ワクチン効果の変化と行動制限の必要性をめぐる政策議論
第4部 ワクチン普及後の世界:「未知」から「既知」へ
第7章 ブースター接種にナッジは必要か?
第8章 ワクチン接種者と非接種者の分断と共生
[佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」]ナッジの意味とは
第5部 ネクスト・パンデミックのために「行動経済学+感染症学」ができること
第9章 将来のパンデミックに向けた10の政策研究アジェンダ
第10章 政策研究アジェンダの「実現可能性」を議論する
あとがき(大竹文雄、齋藤智也)
三井記念病院と日赤医療センターの腎臓内科が総力を挙げて編集!頻度や緊急度の高い病態や疾患を中心に、症候・検査値の解釈、初期対応を素早く参照できます。「チェックリスト」では必要な初期対応・初期検査項目を推奨度とともにまとめました。エビデンスを尊重しつつも“現場”での使い勝手を重視した外来・病棟ですぐに役立つ1冊!
ICUで必ず押さえておきたい4つの人工呼吸管理症例(肺炎・敗血症性ショック、ARDS、COPD、術後呼吸不全)に沿って、医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師が、何を見るか、どう動くかを徹底解説。Dr.讃井の集中治療哲学が随所にあふれる一冊!
ER型救急医による高齢者救急診療の指南書!!好評本『ERのTips』(2016年3月発刊)では取り上げなかった、ER特有の思考戦略についてまとめるシリーズ本の第1弾!豊富なエビデンスと臨床経験が導く、基礎からディープなレベルまでを身につけたい研修医・内科当直医へ。
救命の鍵を握る判断力を磨いて、敗血症に強くなる!
脳神経科学分野のエキスパートたちが内外の文献を踏まえてその年の最注目トピックを厳選し,解説する好評シリーズの2024年版がいよいよ登場.未診断疾患イニシアチブ(IRUD)の現状と展望,プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究,COVID-19の神経筋症状・COVID-19後神経症状,など臨床と研究に役立つ最先端の研究を幅広くキャッチアップできる,今年も見逃せない1冊!
この30年の研究の発展により,めざましい発展をとげている数理人口学.年齢構造を考慮した人口・生物個体群ダイナミクスの数学的理論を主題とした,世界で広く読まれている基本書をベースに,最新の研究の発展を考慮して内容・文献を補完した待望の日本語版.
第1章 線形理論の基礎
第2章 線形理論の諸発展
第3章 非線形モデル
第4章 平衡点の安定性
第5章 大域的挙動
第6章 年齢構造をもつ人口における感染症流行
第7章 感染症流行における感染年齢構造
付録
本書は,Mimmo Iannelli、 Mathematical Theory of Age-Structured Population Dynamics (Giardini Editori e Stampatori in Pisa、 1995)の全訳をベースに,加筆修正したものです.