16歳で両親を亡くしたりつ子は、逆境と屈辱を闘争心に変え、次々と目標を実現してきた。東大合格、名家御曹司との結婚、双子誕生。それでも婚家で蔑まれる彼女が次なる目標に定めたのは子どもたちに最高の教育を与えること。名門お受験塾で闘志を刺激され、わが子の超難関校合格を夢見てひとり暴走しはじめた彼女を待つ皮肉な運命とはー。幸せを求めて猛進する女のブラックコメディ。
娘の失踪から三十年。胸はりさける悲しみをこらえ、たった一つの願いのために、母は訴えつづけた。人びとの心を揺さぶり、世論を動かし、政府を動かし、北朝鮮に拉致を認めさせた、凛とした母の言葉。
借金地獄から年商20億円!オカン流「子育て論」と「経済哲学」。涙と笑いの半生記。
近親者の死による生活意欲の衰え、老化による体力低下、認知症などで、身の回りのことができなくなるセルフネグレクト(自己放任)の高齢者が増加している。気鋭の記者が解決への道筋を探る。
私は外で働いている女性ですから、満足に母をやることはできませんが、私の欠けているところは、きっとあなたが大人になったとき、笑いながらおぎなってくれるでしょうーいつかこの本を開く娘の姿を想像し、自身の生き方や家族への思いを率直に綴る。母としての本音と娘への愛がこめられた自作の詩が、文章の余韻となって、やさしく心に響く。日本文芸大賞エッセイ賞受賞作、待望の文庫化。
「大化物」「大予言者」「巨人」数々の異名をもち、自らは「世界改造業者」を名乗る出口王仁三郎。近代日本に特異な足音を響かせ歩み、その足跡は日本国内はもとよりアジア大陸にいたりその思想は全大宇宙にひろがる。動きはじめた人々は鞍馬山から元伊勢、出雲へ神劇はすすみ、王仁三郎は3回目の高熊山修行へ。
16歳の息子・直矢を溺愛している母親・早智子は、父親違いの姉・香菜と直矢との関係を訝しみ、それに対抗するかのように、直矢を誘惑し、その青くみずみずしい肉体に溺れていく…。しかし、その後、予期せぬ人物が現れ、二人の関係は意外な結末を迎えることにー。禁断の関係を迫力ある筆致で描いたドラマティックな傑作官能、ここに甦る。
“毒母”に育てられた著者が自分自身の人生を取り戻すまでと毒親からの逃れ方。
「自分であること」から急速に遠ざかっていく母を辛い思いで見つめつつ、「すまないね」の一言に嬉し涙を流す。迷い多き、けれど喜び多き介護の日々から生まれる役立つアドバイス。医師やヘルパーさんとの接し方、介護と経済、認知症の実情など、介護入門書にもなるエッセイ集。
社会医学と現場の専門家がわかりやすく解説した「お母さんのためのガイドブック」。子育てお母さんや妊婦さんの「これだけは知っておきたい」新型コロナの基礎知識。さまざまなサポート組織の実情と役割、学校現場でのコロナ対策、各国の現状と対策。
フランスの国民的作家マルセル・パニョルの自伝小説の名作。
歳月の流れの中で見送ってきた人々。母を語り、父を語り、そして自らの人生を見つめる。阿川弘之の過去、現在、未来は、いつしか別離の繰り返しとしての家族史となる。おかしみを湛えながらも、芳醇な文章で綴った著者の自伝的到達点。作家の肉親への哀惜をこめた長編小説。
古い大学ノートに40年綴られてきた母のレシピーそれは伊藤まさこさんの料理の原点であり、娘にも伝えたい懐かしい味と記憶。じゃがいもを入れるロールキャベツ、大勢が集まる日の定番パエリア、パウンドケーキ、持ち手つき唐揚げ、ポタージュスープなど、日々の繰り返しの中で、くすみもせず、無理もせず、食卓を彩ってきた料理のかずかずは、どんな時代のテーブルも幸せにしてくれます。文庫版では、さらに新しいエッセイを加えました!
愛を伝えるのに多くの言葉はいらない。ミリオンセラー『鏡の法則』の著者が贈る!YouTubeで130万人以上が涙した感動の物語。