日産自動車のにがい歴史。日産で定年制の男女差別は不当と裁判に訴え、12年間たたかい勝利した(男女雇用機会均等法の定年差別禁止条項の制定への近因となった)中本ミヨとその仲間たちの全記録。
あなたの大切な財産、家族、そして命を守るための「法律マニュアル」急所80。
本書は、女性のエンパワーメントは、「一人一人が自分の問題に気づき、人とつながって豊かな人間関係を築きながら、自分の生き方を変え、問題を乗り越える力をつけていくこと」=「学習」によって可能であると考え、全国各地の女性たちの学習と活動を取りあげる。さらに、そうした女性のエンパワーメントを支援していくための、行政の役割と課題を考察する
市民によるメディア・ウォッチ。メディアは男女の役割や家族をどう描いているか。日独の人気テレビドラマ、アニメ、CM、新聞、雑誌、小説など身近な題材をウォッチングし、ジェンダーの平等と市民のメディア・リテラシー(読みとく力)を推し進めるために何が必要かを説く「ジェンダーとメディア」の研究成果。
男女雇用機会均等法の大幅な改正・強化、育児・介護休業法のスタート、労働基準法の女子保護規定の撤廃など、女性の社会進出第2ラウンドを迎えたいま、21世紀へ向けて有能な女性たちが生き生きと働ける会社・職場のあり方を考える。
「お前たち人間はいつだってそうなんだよ。最初は何一つ信じない」。父の遺した書きもの机の鍵を開けると、小さな婦人があらわれて言った。翌朝、ベッドから跳ねおりると、はだしの足が冷ややかな芝草に触れた。妖精の国-青年アノドスの冒険が始まる。「私の想像力を回心させ、洗礼した」とC・S・ルイスに言わしめた、英国モダン・ファンタジーの源流として名高い傑作、待望の文庫化。
本書は、人事労務管理の視点から、経営者の主体的行為が女性の職業意識、ライフスタイルの現状を利用しつつ、いかに男女賃金差別や職業能力向上の阻害、労働条件の悪化をもたらしているのか、その具体的な仕組み、制度、さらに意図、ねらいについても分析を行っている。諸外国の事例にも留意しつつ、日本の特質を浮き彫りにし、女性固有の問題を解決する条件や展望、人事労務管理の制度やその運用改善の方向を探る、必読の現代女性労働論。
まちを元気づける新たな力!地域のつながりを再生させるコミュニティ・ビジネスから自分らしい居場所づくり・生活づくりのネットワークまで、女性たちの25の実践をヴィヴィッドに紹介。また、行政の女性の視点を生かすまちづくり・起業支援施策の現状とこれからを展望する。
社会政策という政策領域を雇用と社会保障分野の両方におき、それぞれの領域での男女の関係、とりわけ女性がどのように位置付けられてきたかを歴史的に検討してゆく。
輝きはじめた女性農業者たち。日本の女性農業者は、いま大きな自己変革を遂げつつある。これまでの農業労働・人間関係を超えて環境保全・地域問題を担う主体へと。その道程を独自のジェンダーの視点から論述し、女性学に新たな領域を拓く労作。
女性の能力活用がエクセレント・カンパニーをつくる!日本の企業におけるケースを豊富に取り込んだ、競争優位確立に役立つジェンダー企業経営論。
他社との賃金ベースの比較、格差調整に。年齢、勤続年数別の昇給額の算定に。中途採用者の賃金決定に。
日本ではじめて太平洋を渡った軍艦・咸臨丸の艦長は勝海舟。開明的な思想と行動力に、今も多くのファンを持つ。ところが渡航中の海舟、乗組員からの評判がひどく悪かった。理由は船酔いで任務遂行がままならなかったこと。同乗の福沢諭吉はこの不良艦長ぶりに呆れ果て、不仲になったとか。こんな教科書にも出ていない、歴史上の有名人たちの笑いあり驚きありの関係をズラリ紹介。
“差別なく働きたい!”人間の平等を求めて、涙をぬぐい、胸の叫びを力に立ちあがった女性たちのたたかい。孤独から連帯へ-女性史に新しい光をあてた感動のドラマ。
賃金構造基本統計調査は、労働者の属性別の賃金形態のみならず、賞与等特別給与額、実労働時間数、労働者構成その他労働条件を総合的にとらえることができる調査である。賃金傾向値表はこうしたデータのうち、所定内賃金ならびに年間賞与についての調査結果を活用したものである。なお、本2003年版では、産業別・規模別・男女別・学歴別に229表を掲載しているほか、各表に賃金の上昇状況の全体像を把握できるよう賃金傾向図を配置している。さらに、特別集計として年収ベースによる賃金傾向値を算出している。
面妖怪異な風貌、一九〇センチを超える巨体。豪快な勝ちっぷりの反面、あっさり敗北を喫する取り口。戦前の国技館を沸かせた横綱男女ノ川は玄人好みの力士であった。そして反面、彼は「奇行」の人であった。自転車で場所入りし、早稲田大学に入学。引退して角界初の一代年寄になってもあっさり廃業。その後、衆議院選挙に立候補して惨敗。私立探偵、金融会社の相談部長、保険外交員などになり、アメリカ映画に出演すらした。そして、最後は老人ホームに入り、野鳥料理店の下足番として生涯を閉じる…。時代の枠に収まりきれなかった男の数奇な生涯を活写するー。