ソニーとBMGが強力タッグを組んだ、時代を越えたラブ・ソング・コンピレーションの第2弾。中島美嘉、浜田省吾、小田和正、福山雅治、MISIA、大滝詠一などのビッグネームが一堂に会した豪華盤だ。
1973年発表。人気が沸騰、日本のアーティストとして初となる“全国ツアー”を開始し、話題となった時期に発表、ヒット・チャート1位を獲得した。「からっ風のブルース」ほかを収録。
1973年11月26〜7日のライヴを収録したもので、翌月12月に発表された。ブラス、ストリングスを含む大所帯の編成によるもので、フォークの枠を飛び越えたサウンドを聴かせる。
デビュー20周年。節目を迎えた1996年、コンサート活動などさまざまにメモリアルな企画が行なわれた中で発売された集大成的ベスト・アルバム。写真集付きの解説に手応えがある。初期のヒット曲は新アレンジで再び収録。今も変わることのない直球の唄に泣かされた。
「巡恋歌」「俺らの家まで」といった代表的なシングル曲を2曲収録した1979年発表の記念すべきデビュー・アルバム。決して色褪せない長渕剛の原点を聴くことができる。
1982年にリリースされたオリジナル・アルバム。フォーク・シンガーとして時代の中心に飛び出そうとする長渕剛の決意が表明された作品で、ストレートで勢いのあるナンバーが満載。
どっかユーモラスでクスリとさせる明るさが、彼らの魅力じゃないかと思う。そしてそんなものへの期待は、今回も裏切らない。しっとりしたラヴ・ソングの合間にみせるからっとした気分に、なんだかほっとする。ドリ・カムのポップスは今回も生き生き。
バックのブラスがなかったら、60年代のカレッジ・ポップを思い出してしまうほど、オーソドックスなモッズの元気なレコード。ロックンロールの好きなギャルにぴったりの「ハンズ・アップ」。中年にとってもなじみやすい一枚。
<収録内容>
01.PEACE IN THE PARK
02.DEAD BODY
03.まぼろし
04.BLUE SMOKY
05.古い友への手紙
06.追憶の雨の中
07.かなしみは…
08.WHITE LIGHT WHITE HEAT
09.WIND FROM JUNGLE
10.I LOVE YOU
私みたいなフォーク世代には懐かしい小室等だが、53歳になろうとする今(1996年)なお現役で「フォーク」にこだわりつづけているのだ。これは自らのキャリアの総決算と言えそうな一枚。武満徹と谷川俊太郎と井上陽水とチェルノブイリが交錯する生真面目な力作だ。
初CD化というキャロルのベスト・アルバム第2弾。無茶苦茶シンプルで音もショボい。でもカッコいい。メロウ(?)なアダルト路線から一転してR&Rする(17)やカントリー調の(13)など、結構いろんなことをやっていたことがわかる。劇的なバラード、(20)も面白い。
最高の音で楽しむために!
ストレイ・キャッツのようなネオ・ロカビリー・バンドを日本人がやると、背景のない定型から始めるしかなく、懐かしの50年代後半と60年代的な甘いポップスの混合したものとなるのはなぜ、と思わせたブラック・キャッツの83年発表の3rdアルバムだ。
大御所バンドのやっと出たベストは73分に渡る。ギターが泣いて、酒の匂いがしてくるようなサウンドの集大成だ。ベストだけに大きなクセがないから、ファンでない人にもオススメできる。個人的には(8)が好き。ジャケットはE・クラプトンみたいだね。
力を抜いたミディアム・テンポの、柔らかいポップスが中心の作品。何気ない情景や感情を、繊細に表現した言葉遣いが知的だ。シングル曲(1)(9)はリアレンジ。(6)はトーンの低いサウンドと確信を突く詞が胸を苦しくさせる印象的な歌だ。声の伸びがいま一歩で残念。