学校の帰り道、トモヤは後ろの席のワタルくんにされたいじわるを思い出して、イヤな気分です。ワタルくんは、授業中にトモヤのことをつっついてきたり、小さくて幼稚園の子みたいと笑ったりするのです。
トモヤが公園にやってくると、「ラムネ屋」と書かれた屋台を見つけました。すると、屋台の魔女は、「イヤなことがあったようだね」と言い当てました。トモヤがワタルくんの話をすると、「いじわるラムネ」をすすめてきました。それは、されたいじわるを言いながらつくるラムネで、食べるといじわるをされた時のように悲しくてくやしい気持ちになると言うのです。トモヤは、ワタルくんのいじわるを思い出しながらラムネを5こつくりました。
ラムネをつくり終わると、ちょうど公園の近くを通るワタルくんを見つけました。トモヤがワタルくんの後をついていくと……。
第65回青少年読書感想文コンクールの課題図書『魔女ののろいアメ』の続編。
置かれた環境、条件をどう受け止め、自分がどうありたいかを決める自由が、あなたにはある。すなわち、幸せかどうかは自由人であるあなた次第。考え方、気持ち一つで、つらいことやつまらないことを、価値あることに変えることもできるのだ。こだわりや悲しみから心を自由にする生きる指針、人生のヒントを、身近な具体例と深い人生経験から導かれたメッセージでわかりやすく伝える一冊。
人は病気では死なず、老いない時代が来る。
これからは“脳を元気に保つ〞生き方がもっとも重要になってくる。この本では、まず、私たちの脳や身体を病気から守る免疫のしくみについて解説。また、今、一番の不安要因である新型コロナウイルスと免疫との関係についても、最新のデータを示してお伝えする。
●「睡眠」
●「食生活」
●「サプリメント」
●「入浴法」…。
長年、予防医療に力を注いできた現場の医師が提案する新しいライフスタイル。ウイルスや活性酸素に負けない「免疫力」のつくり方、取り入れたい生活習慣とは。
さらに今話題のCBDの驚異的な力、安全性を徹底解説する。
『青鬼 ジェイルハウスの怪物』(PHPジュニアノベル)と交錯(クロスオーバー)する、興奮のストーリー!
夏休みのある日、街外れの洋館・ジェイルハウスで恐ろしい怪物に遭遇したひろしたち。命からがら洋館から脱出したひろしたちの姿を、一人の少女が目撃していた……。目撃者・レイカは、ひろしと同じ小学校に通う5年生。初めてオカルト現象を目の当たりにしたことに感激したレイカは、オカルト調査クラブを立ち上げ、クラブ初の調査対象として「ジェイルハウス」を選ぶ。そして、幼なじみの優助とともに怪物ホカク計画を開始するが……。
かごめ歌、羽衣伝説……語り継がれた昔話やわらべ歌には、歴史の闇に葬られた人々の怨念がこもっていた。ヤマト誕生のタブーに迫る!
「外来を受診する成人期の発達障害には、うつ病など従来の精神疾患で通院する人とは、異なる点が多い。何よりもまず彼らは普通の人たちで、一般の社会人だということである。
受診する大部分の人はフルタイムかそれに近い仕事をしていることが多い。休職したり職がない状態であったとしても、仕事への意欲は十分に持っているケースがほとんどである」(岩波氏)。
近年、「ギフテッド」(平均をはるかに超える知的能力を持つ人)が称揚されるなかで、天才とADHD(注意欠如多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)を結びつける傾向が強い。だが一方で上記のように、精神科を受診する発達障害の成人の多くは、働く社会人である。
彼ら、彼女らは幼いころから積み重なった「周囲となじめない」負の記憶や、職場で浮いてしまうという悩み、問題行動による解雇などに苦しみ、自らの人生を何とかしたいと考えている。
はたして、発達障害の特性にマッチした職場環境は得られるのか。薬物療法には効果があるのか。就労支援の制度や社会復帰のトレーニングをどう活用すればよいのか。
「発達障害の人は働けない」という誤解を正し、本人・周囲にとって最適な就労への道を専門医が示す。
第1章 止まらない仕事のミスと対人関係の問題
第2章 ADHDをめぐる誤解ーー職場でどう接するか
第3章 ASD(自閉症スペクトラム障害)をめぐって
第4章 仕事とNeurodiversity
第5章 ADHDは治せる
第6章 ASDを治す
いまだ不況感が漂う日本経済の中にあって、いまも次々と新事業に挑戦し、成果を上げ続けている稲盛和夫。しかし、そんな稲盛にも悩みがなかった訳ではない。▼米国の電子部品メーカーを買収した際、京セラを成長させてきた経営理念・経営方針に従って現地でも会社を運営して欲しいと米国の経営幹部に求めた。ところが、個人主義が徹底した米国には、日本的経営をベースにした稲盛の経営哲学は容易に受け入れられなかった。▼稲盛は自らが講師となり、京セラの経営哲学を説き、細細とした質問にも誠意をもって答えた。その結果、感動のうちに理解を得られたのである。▼本書は、その稲盛と米国側経営責任者達との勉強会のテーマとなった「人生とはいかにあるべきか」というまさに哲学的な問題から、企業の使命、働き方の指針まで、稲盛の経営哲学をまとめたものである。しかし、それは一企業人に止まらぬ普遍的な人生とビジネスの成功哲学であることはいうまでもない。
[1]人生で成功するには ●成功のための方程式 ●能力 ●熱意 ●考え方 [2]ビジネスで成功するには ●情熱 ●利益 ●願望 ●誠実さ ●真の強さ ●創意工夫 ●積極思考 ●決してあきらめない
2023年の大河ドラマの主人公となった徳川家康。
大坂の陣で豊臣家を滅ぼして天下統一を成し遂げたため腹黒く老獪なイメージが強いが、もともと天下を目指せるような境遇では全くなかった。
破竹の勢いだった祖父、清康は25歳で刺殺され、跡を継いだ父、広忠も24歳で暗殺されてしまう。今川の人質となっていた竹千代(家康)には、どうすることもできなかった。城も領地もなく譜代家臣たちは今川に虐げられる日々。しかし、今川義元が敗れた桶狭間の戦いを契機に図らずも念願の岡崎城に帰還することができ、そして、そのきっかけをつくった織田信長との出会いが家康の人生を大きく変えていく……。
親も城も金もなく、あるのは譜代家臣のみという若年当主が、危機と幸運に翻弄されながら国持ちとなり、ついに天下を目指す成長物語。
苦労とピンチの連続だった若い家康の実像に迫る!
文庫書き下ろし。
原爆はなぜ落とされたのか、そしてそれが今日問いかけるものとは……。日米独それぞれの視点を交えた迫真のドキュメントの決定版。
「免疫力」でウィルスに勝つ!(仮)
西郷隆盛と大久保利通の後継者と目された村田新八。西南戦争とパリを舞台に“最後の武士”として生き抜いた新八の活躍を描く力作長編。
性格の不思議大研究(仮)
「血圧」「血糖値」を自分で下げる!(仮)
戦後の日本を「一商人」として生き、一大チェーンを築き上げた、イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊氏をモデルにした傑作ビジネス小説。
乗客・乗員の命という重責を背負う機長は、飛行機の操縦、運航をどのようにマネジメントしているのか。コックピット内で副操縦士と何を話し、日ごろの訓練で若者をどう評価し、育てているのか。予測を超えた天候や飛行条件の変化に備え、自動化・AIなど時代の先端技術と向き合い、長時間にわたり正確な判断力を求められる国際線機長。限界状況での仕事ぶりは、われわれの働き方や生活に多くの示唆を与えてくれる。「いま起こっている事象を見て、それに対処するだけの人間は、決してパイロットにはなれない。兆しの段階でそれを捕まえ、それがいかなるものに発展するかを見極め、対処するために様々な対応を行なっておく。そのため、困った事態は何も起こらず、起こった事態はすでに予測済みのものであり、あらかじめ対策がすでに打ってある。これがパイロットの理想の姿である」。未来を変えるために、将来を予測していま行動するプロフェッショナルの哲学。
「考えるってどうすること?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?▼本書では、「考える」とはどういうことなのか、どうすればもっと上手に考えられるようになるのかを、心なごむ絵とともにやさしく解き明かします。たとえば、なぞなぞを解くことが哲学のきっかけになっていたり、なにげなく見ている夜空の星から「問題」の本質が見えてきたりするーーそんな、身近な例をたくさんあげて、「考える」ということの本質に迫ります。また、身近な話題だけでなく、論理学によって、よく言われる「論理的に考える」ということは、実はできないということも証明します。▼見えているものをそのまま見ているだけでは考えることはできません。無知や無秩序からは問いは生じないからです。見えない枠組をはずし、いろんな知識をもち、いろんな理論を引き受けるからこそ、多くのことを鋭く問い、考えられるようになるのです。▼本当の「考える力」が身につく哲学絵本。
[1]「考える」って何をすることだろう [2]問いのかたち [3]論理的に考えるだって? [4]ことばがなければ考えられない [5]見えない枠 [6]自分の頭で考える?
おもちゃって、たのしそうだな。よし、いちにちおもちゃになってみよう。▼いちにちくれよん。紙にこすりつけられて、いたたたた〜。▼いちにちコマ。ぐるぐる目がまわってきもちわるい。▼いちにちぬりえ。ぐちゃぐちゃにぬられて、変な顔。▼いちにちつみき。ぐぎぎぎぎ〜 上のつみきが重たいよ〜。▼けんだま、ピーヒャラぶえ、カスタネットに鉄道模型……。ほかにも、いろんなおもちゃになってみた。だけど、おもちゃって思っていたより、たいへんなんだな〜。▼楽しい擬音に、ユーモア満点のイラスト、親子で読んで思わず笑える、愉快な絵本。▼おもちゃを大事に扱わないお子様、おもちゃをお片づけしないお子様に、おすすめの一冊!
日本では4人に1人が不眠症と言われ、睡眠薬の消費量世界一。悩みがあれば眠れないのは当然なのにすぐ処方され、自然に眠りが浅くなってくる高齢者への処方もごく一般的だ。
ある報告書では、医院経営のメリットとして「常用量依存を起こすことにより、患者が受診を怠らないようになる」と挙げているように、薬漬けにして利益を得ることは当たり前のことになった。
副作用が少ないとされているが、実際には依存性があり、飲み始めると止めることが難しい。「ゲートウェイ・ドラッグ」と言われ、睡眠薬をきっかけに、うつ病に発展していくことは一部では知られている事実である。
では、どのような危険があるのか。市販の「睡眠改善薬」と処方される「睡眠導入剤」の違い、日本人と睡眠、製薬会社と薬の歴史、薬を飲まない・減らすようにするにはどうしたらいいのか、を詳しく解説する。
★★本書は、2016年刊行のPHP新書『睡眠薬中毒』を加筆・修正したものです。
ソクラテス、プラトンから、デカルト、カント、ヘーゲル、そしてマルクス、サルトルまで。哲学史に多大な影響を与えた15人の大哲学者の思想、生涯、著作、時代背景を平易に解説した名著を復刊。西洋哲学の歴史がわかる「第一編 哲学思想史」や、巻末の用語解説も充実。教養のベースとなる哲学の基礎知識と思考法が1冊で身に付く、哲学入門書の決定版!佐藤優氏による「復刊によせて」を追加。