吹雪の夜、毛皮の外套を何枚も着込んだ乗客をのせ、急行列車は極北の都市ベーリングへと向かう。そこへ突然、きみょうな闖入者があらわれてー。光と影、寒と暖、現実と幻想、躍動感と静かな哀愁…スリリングな展開のなかに幾重ものイメージが交錯する物語世界を、量感ゆたかな美しい絵で見事に視覚化した豪華絵本。小学校中学年から。
私を煽って 悪い子だーー。
一族に伝わる「神様のお嫁様」の呪いを受けた朔夜は、何年も病院に幽閉されていた。呪いによる発情を抑える方法はただ一つ、契約した「守人」とセックスをすること。ある夜、発情に身もだえる朔夜を救ったのは、医師のルーカスだった。呪いのことを知り「守人になる」と言いだすルーカス。巻き込みたくないと拒む朔夜だったが、温もりをくれる彼に惹かれていきーー。
はりねずみのツンタは、うさぎのトトンのためにノートを手作りしましたが、渡すのが恥ずかしくて、贈り主を伏せてプレゼントします。その後も、友達にぴったりのノートを作ってこっそり贈るツンタ。ひみつのノートは村で評判になり、ついには、ツンタは村で「ノート屋」を始めるのでしたーー。ものを作る楽しみと、それを喜んでもらえる幸せが味わえる物語です。色あざやかでかわいらしい、たっぷりの挿絵とともにお楽しみください。
にいさんねずみと、ねえさんねずみのはなしをきいて、おばあちゃんが自分にチョッキをあんでくれるのか心配になったチロ。丘の上からおばあちゃんのおうちに向かって大きな声でチョッキをリクエストしたら……。--「しましま」あらすじ。
ほか、かわいらしいおとうとねずみチロのおはなし、「すうすう」「くんくん」「ずきずき」「ぶかぶか」全5編が収録されています。
むいねむいねずみ、大ピンチ?子どもから大人まで大人気、佐々木マキのロングセラーシリーズ。ねずみがたびをしていたよ。いちにちあるいてくたびれた。どこかでぐっすりねむりたい。すると、ふるいちいさなこやがあった。
園の現場でとても有名な手あそびうた「いっぴきののねずみ」を絵本化。穴開きの仕掛けで、どんどん増えて行くねずみたちが可愛らしい。元気な色使いのはらちえこさんのイラスト。読んで、歌って、遊べる楽しい絵本。丈夫な合紙仕様。
ネズミの生態学と行動学を柱としながら、ネズミにまつわる洋の東西の神話・小説・絵画等の類を豊富に織りまぜた型破りの教養書。
まえがき
序章
第一章 動物学
第ニ章 行動学
第三章 生態学
第四章 神話・美術・文学