性愛的転移、治療者/患者の妊娠、母親になるという「断絶」体験、暴力的ファンタジー、攻撃者との同一化、トラウマ体験の「憑依」、治療者の死…“臨床的なお話”でたどる、現代精神分析のリアル。
本書は、医薬ジャーナル誌の連載企画「編集長VISITING」で、1990年11月号から1995年10月号までの掲載記事より、大学や医療機関で業務に携わっておられる先生がた、58氏のインタビューをまとめたものである。
会計は、いかにあるべきか。会計の現実分析をとおして、現代会計の規範理論を探求。
本書は、経営管理方式の国際的移転について論じたものである。ところで、経営管理方式の海外移転に関する理論は一般化可能なのであろうか。すでに多くの論者が指摘してきたように、ある国のある企業の経営管理方式は、その企業のおかれている経済環境や組織風土ないしその国の経済社会・文化に強く影響される。このため、企業の海外進出先が地球規模に拡大されるにしたがい、経営管理方式の海外移転論についての一般化はますます困難になっているともいえるのである。本書は、このことを意識しながら、日系企業だけでなくフランス、ドイツ企業の経営管理方式の国際移転に関する現実的・理論的諸問題を含む論点をテーマにした論文を編集したものである。
本書は、生物学とその周辺分野を学ぶ人たちのために、具体的な例を通して数学的概念と技法を紹介し、数学モデルを用いて生命現象をとらえることのおもしろさと、こういったモデルを理解し解析するテクニックの基礎を提供する。
本書は、序論的な第1章に続いて、第2章から第5章までは器官の進化がテーマになっている。第6章は、渓流沿い植物における種の適応と形態進化について述べており、流線型をした細い葉という適応形態がどのように生じたかを解析した研究令を紹介。第7章では、渓流沿い植物と同じように特殊環境に適応した植物で、しかも極端に変わった形態の「一葉植物」とカワゴケソウ科についての研究にふれる。第8章は、遺伝子のレベルからみた形態進化の研究を紹介する。
変化の原動力、そしてディレンマ。福祉国家の三類型論を提起して世界的な注目と議論を巻き起こしたエスピン・アンデルセン教授のわが国初の翻訳。自説の理論的基礎を積極的に提示する1999年の最新作。
IL-8からウイルスケモカインまで、全アミノ酸配列を収載。本書では、個々のケモカインやケモカインレセプターに関する基本情報や最新トピックスを簡潔な形にまとめて総覧的に提供している。多数の分子種について俯瞰的かつ容易に情報が得られる。
本書は環境問題に関心をもちながら、環境問題の発生している地域や環境保全活動を展開している地域を訪れる機会の少ない社会人や学生のために、環境問題や環境保全活動に関する写真を中心に述べている。また、環境教育のテキストとしても使用できるように配慮している。
本書は、高齢者の外来診療に携わるすべての医師・看護婦を対象に、失敗をおかさないための基本的な事柄を21の戒めとしてまとめたものである。
本書では炭素材料、特に黒鉛と同じ炭素原子の六角網面を基本構造とした炭素材料およびそれらを評価するための基本的な評価技術のいくつかについて解説する。