■【特集】昭和を引きずる社会保障 崩壊防ぐ復活の処方箋
「失われた30年」
“平成”という時代を総括するときにしばしば用いられるこの言葉にはどこか、“昭和”という時代を礼賛する響きがある。
たしかに、敗戦後の焼け跡から国を再興し、経済面では、世界首位の米国に肉薄した輝かしい時代だった。そして、バブル崩壊によりその輝きが手からすり抜ける悔しさを味わった時代でもあった。
高度経済成長期の幻想を追い求め続けた「平成」が終わり、「令和」の時代が幕を開けた今、我々は新たな日本の未来を描くべきだ。
今や国の基盤となった「社会保障制度」も昭和の時代に形作られた。1946年(昭和21年)公布の日本国憲法に「社会保障」という言葉が用いられたことでその概念が広まり、昭和30〜40年代の国民皆保険・皆年金の整備、老人医療費の無料化、児童手当の創設等により制度拡充が図られた。まさに、人口増加と経済成長を下支えに「風呂敷を広げた」時代である。
「福祉元年」と呼ばれ、現在の社会保障制度体系がほぼ整った73年(昭和48年)、第一次オイルショックが勃発し、高度経済成長は終焉に向かう。それから今日に至るまで、年金制度へのマクロ経済スライドの導入や、高齢者医療費の自己負担率引き上げなど、様々な制度見直しを迫られた。特に、少子化による負担者の減少と、平均寿命の伸びによる給付額の増加は、制度創設当時には想定しきれなかった事態といえる。
2008年をピークに、日本の総人口は急降下を始めた。現在約1億2500万人の人口は、2100年には6000万人を下回り、半分以下となる見込みだ。人口増加を前提とした現行の社会保障制度は既に限界を迎えている。昭和に広げすぎた風呂敷を畳み、新たな仕組みを打ち出すときだ。
社会保障に「特効薬」はない。だが、昭和的価値観から脱却し、現状を受け入れることで、その糸口が見えてくる。これから示す「処方箋」が、新たな時代の社会保障へとつながっていくことを期待する。(文・編集部 川崎隆司)
文・ 森田 朗、土居丈朗、山口慎太郎、鬼頭 宏、島澤 諭、西村周三、編集部
イラストレーション・浅妻健司
Part 1:介護
介護職員が足りない! 今こそ必要な「発想の転換」
編集部
Part 2:人口減少
新型コロナが加速させた人口減少 “成長神話”をリセットせよ
森田 朗(東京大学名誉教授)
Part 3:医療
「医療」から「介護」への転換期 “高コスト体質”からの脱却を
土居丈朗(慶應義塾大学経済学部教授)
Part 4:少子化対策
「男性を家庭に返す」 これが日本の少子化対策の第一歩
山口慎太郎(東京大学大学院経済学研究科教授)
Part 5:歴史
「人口減少悲観論」を乗り越え希望を持てる社会を描け
鬼頭 宏(上智大学経済学部名誉教授)
Part 6:制度改革
分水嶺に立つ社会保障制度 こうすれば甦る
島澤 諭(中部圏社会経済研究所研究部長)
COLUMN:高齢者活躍
お金だけが支えじゃない 高齢者はもっと活躍できる
編集部
Part 7:国民理解
「国家 対 国民」の対立意識やめ真の社会保障を実現しよう
西村周三(京都先端科学大学経済経営学部教授)
■WEDGE_OPINION 1
・こんなに違う中国とベトナム 日越関係、さらに強化を
梅田邦夫(株式会社日本経済研究所上席研究主幹)
■WEDGE_OPINION 2
・未来を担う子どもたちのため 読解力育成は大人の責務
向山行雄(敬愛大学教育学部教授・教育学部長)
■WEDGE_OPINION 3
・学術会議の知られざる真実 軍事忌避を金科玉条にするな
勝股秀通(日本大学危機管理学部教授)
■WEDGE_REPORT 1
・インテル vs TSMC 半導体ウォーズの勝者はどちらか
杉山和弘(OMDIAコンサルティングディレクター)
■WEDGE_REPORT 2
・責任の押しつけ合いやめ電力危機回避へ国が前面に立て
編集部
■WEDGE_REPORT 3
・自動車メーカーとIT企業がEV普及へと導く“鍵”とは
池田直渡(自動車経済評論家)
■INTERVIEW
・加速するモノづくりのオープン戦略 日本の強み生かす時
加藤真平(ティアフォー創業者兼最高技術責任者)
■NEWS_TOPICS
・米国の対中認識は不変でも 経済摩擦は持久戦の様相へ
大西康雄(科学技術振興機構特任フェロー)
■新連載
・ONCE UPON A TIME:住(生津勝隆)
■連載
・インテリジェンス・マインド:世界の情報を牛耳るファイブ・アイズってなんだ!?(小谷 賢)
・イノベーションを阻む“法律たち”:コロナ禍で注目されるオンライン服薬指導(河村 光)
・MANGAの道は世界に通ず: 『キングダム』が教えてくれる兵法の極意(保手濱彰人)
・社会の「困った」に寄り添う行動経済学: 部下の仕事のマネジメントで困った(佐々木周作)
・新しい原点回帰:品質第一の“タネ” 戦前からのグローバル企業の開発力 〜サカタのタネ〜(磯山友幸)
・CHANGE CHINA 〜中国を変える“中国人”〜:一筋の光として社会的弱者の女性救うプロボノ弁護士 郭 建梅(唐辛子)
・近現代史ブックレビュー:『二〇世紀ナショナリズムの一動態』 木下宏一(筒井清忠)
・さらばリーマン:現場主義貫く手探り人生 転職繰り返しドローンの世界へ
木村 基さん(アーク代表取締役)(溝口 敦)
・時代をひらく新刊ガイド:『縁食論』 藤原辰史(稲泉 連)
・背負うということ:前統合幕僚長 河野克俊(木村俊介)
●世界の記述
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●一冊一会
●読者から/ウェッジから
「高市早苗はいつから『わきまえる女』になったのか」--最も「総理」に近づいた高市氏について作家・北原みのりが週刊朝日に緊急寄稿!
木村拓哉さんが表紙を飾る今週の「週刊朝日」は、自民党総裁選に立候補を表明した高市早苗氏について大特集。日本初の女性宰相を目指す高市氏ですが、選択的夫婦別姓に反対するなど、その政策は女性の権利を拡大する方向とは一線を画しています。そんな高市氏について、フェミニストとして知られる作家の北原みのりさんが緊急寄稿。高市氏の30歳の時の著作で書かれた内容を参照しながら、何が彼女を「わきまえる女」に変えてしまったのか考察しました。稲田朋美氏や政治学の専門家らに聞いた「女性政治家が走る三つの“出世道”」や、総裁選候補の岸田文雄氏へのインタビューもお見逃しなく。
安倍晋三前首相が支援を表明したことで、一躍、自民党総裁選の有力候補に躍り出た高市早苗氏。選択的夫婦別姓への反対など、保守的な政策で知られる高市氏ですが、かつて出版した著書『30歳のバースディ─その朝、おんなの何かが変わる』では、「女の子」であるというだけで東京の大学への進学をあきらめざるを得なかった過去や、当時感じていた日本の男性社会へのいら立ちが率直に綴られていました。フェミニストとして知られる作家の北原みのりさんは、この点に注目。男社会への「まっとうないら立ち」を表現していた高市氏が「わきまえる女」として永田町で出世していった謎について考察しました。続く記事では、永田町での女性政治家がポジションを得ていくことの難しさについて、女性議員として高市氏の“ライバル”的な存在である稲田朋美氏や、政治学者らに取材。ノルウェーの心理学者が指摘した、女性が国のトップになるための「三つの道」という考え方を紹介しつつ、高市氏がどのタイプに当てはまるのか分析しました。
その他の注目コンテンツは、
●「おとな胸」と「ババ胸」の境界線は? “垂れ乳ケア”で美胸シニアを目指す
大好評の「誰にも聞けないカラダの悩み」シリーズの最新版は、中高年の女性たちを悩ませる「垂れ乳」への対策を徹底調査。加齢とともに垂れるのは当たり前かと思いきや、予想以上にさまざまな要因が重なっていることがわかりました。対策として考えられる医科的な手術をはじめ、手軽にできる補正には、どんなものがあるのか。自己流マッサージが逆効果になってしまう危険性など、「垂
●産前産後の女性の健康や閉経後の女性の健康などに携わるウィメンズ・ヘルス分野では,姿勢など運動機能の影響に目が向けられ,理学療法士に対するニーズが高まっている.
●ウィメンズ・ヘルス分野の理学療法は,若年者の健康管理や産前産後女性へのアプローチ,尿失禁などの骨盤底機能障害に対するアプローチなど多岐にわたる.本書は,理学療法士が正しい知識や技術をもち,安全で適切なサービスが提供できることをめざしてまとめられた.
●妊娠・出産や加齢による身体変化に関する基礎知識に続いて,理学療法士の視点を通した「運動療法」に焦点を当て,ウィメンズ・ヘルス分野の主な病態を対象に,病態・評価・治療について,イラスト・写真・図表を多用してわかりやすく解説.
第1章 女性に対する運動療法の必要性
第2章 女性に対する運動療法における基礎知識
第3章 女性にみられる病態・症状別の運動療法
第4章 ライフイベントに応じた運動指導の実践
親しみやすい「ディズニーランド」を通じて、マクロ/ミクロ経済学さらに経営学など、
多様な視点から具体的な事例を体感し、「経済学」のおもしろさや研究することの楽しさを伝える。
ディズニーの実際から「経済学」の基礎を学び、さらに広げ、深めるための入門書。
社会・経済に多大な影響を及ぼした新型コロナウイルスの感染拡大などを経て、
急速に変化する経済情勢や社会環境の状況、最新データを反映した待望の新版。
日本語版への序文/謝辞/凡例
第1章 序 論
1 本書の目的について
2 社会学は何をする学問だろうか
3 個人・組織より広い世界
4 社会学は経営管理者の役に立つことができるだろうか
5 本書を通じて学習すること
第2章 企業と社会
1 はじめに
2 米国企業の価値観
3 日本企業の価値観
4 英国企業の価値観
5 開発途上国
6 結 論
第3章 労働の社会的特質
1 はじめに
2 プロフェッション
3 経営管理
4 ホワイトカラー的職業
5 筋肉労働的職業
6 個人・集団・イデオロギー
7 結 論
第4章 組織の社会学的洞察
1 はじめに
2 マックス・ウェーバーの〈理念型としての官僚制〉(‘Ideal Types’ Bureaucracy)について
3 組織における服従関係について
4 組織内でだれが利益を得るのだろうか
5 だれが組織の規則をつくるのだろうか
6 イノベーションの経営管理
7 組織成員のニーズについて
8 社会学者はなぜ,組織を研究し,理論化するのだろうか
9 組織理論に対する経営管理的アプローチ
10 組織はどのように合理的なのだろうか(社会学的見方)
11 企業組織に関する社会学的分析の方法:二つの事例
12 結 論
第5章 産業関係(比較論的視点)
1 はじめに
2 〈産業関係〉に対する経営管理的アプローチ
3 〈産業関係〉に対する社会学的視点
4 〈産業関係〉の悪化の原因となるような〈階級差〉は存在するのだろうか
5 経営管理はどの程度,強力なのだろうか
6 労働組合の特質
7 労働組合主義の変化と経営管理
8 産業関係〉の将来
9 労働組合に対する社会学的視点
10 生産性の低さの原因について
11 産業民主主義は可能だろうか
12 結 論
第6章 労働へのモティベーション
1 はじめに
2 職務充実に関する展望的考察
3 すぐれたリーダーシップは人々の労働強化のためのモティベーションになりうるだろうか
4 労働へのモティベーション(社会学的見方)
5 結 論
第7章 労働と偏見ーー性的差別と人種的差別
1 はじめに
2 労働と女性
3 人種と仕事
第8章 職業構造の変化
1 はじめに
2 高失業率
3 新しいテクノロジー
4 結 論
第9章 結 論
1 企業社会への展望
用語解説
訳者あとがき
索 引
この困窮は、だれのせい?
かつて「世界の工場」と呼ばれたイギリスーー栄華の陰で、拡大する貧困に大勢が喘いでいた。
個人に、社会に、国家に何ができ、なぜそうすべきなのか?
「市民的道徳性(シティズンシップ)」を手がかりに現代へと至る福祉国家の知的水脈をたどる。
・19世紀イギリスーー繁栄の陰で無数の人が貧困に喘いでいた。
・個人は、社会は、国家は何ができ、何故そうすべきなのか。
・初期フェミニズムや優生学との影響関係についても詳解。
ふたたび資本主義の問題が叫ばれている今日、福祉国家の知的源流に立ち返り検討する。T. H. グリーンやボザンケ夫妻らを中心とする19 〜 20 世紀イギリスで花開いたリベラリズムに光を当てることで、彼らが思い描いた、誰もが「市民的道徳性(シティズンシップ)」を涵養・発揮できる社会のあり方を展望する。
序章 貧困が奪うものーーリベラリズムの社会思想史
第1章 新救貧法と国教会改革ーー一九世紀リベラリズムの展開
1 はじめに
2 救貧法の展開と古典的自由主義
3 社会的リベラリズムの萌芽ーーリベラル・アングリカニズムの宗教思想
4 おわりに
第2章 トマス・ヒル・グリーンの社会的リベラリズムーー宗教・倫理・政治
1 はじめに
2 リベラル・アングリカニズムの継承
3 クリスチャン・シティズンシップの倫理学
4 権利論ーーグリーンの政治哲学(一)
5 国家論ーーグリーンの政治哲学(二)
6 おわりに
第3章 「貧民」から「市民」へーーボザンケ夫妻の国家論と救貧論
1 はじめに
2 国家とシティズンシップ
3 チャリティとシティズンシップ
4 おわりに
第4章 社会改革と市民の権利ーーホブスンとホブハウスのニューリベラリズム
1 はじめに
2 社会主義、帝国主義、リベラリズム
3 ホブスンの分配論ーー生産・所有・福祉における「社会」の発見
4 ホブハウスのシティズンシップ論ーーリベラリズムと社会学
5 おわりに
第5章 女性の貧困とシティズンシップーーバトラーとラスボーンのフェミニズム
1 はじめに
2 ジョゼフィン・バトラーとヴィクトリアン・フェミニズム
3 エレノア・ラスボーンと「新しいフェミニズム」
4 おわりに
第6章 リベラリズムと優生学ーーシティズンシップの境界
1 はじめに
2 世紀転換期のイギリス優生学と社会的リベラリズム
3 C・P・ブラッカーと「リベラルな優生学」
4 おわりに
終章 戦後イギリス福祉国家とシティズンシップのゆくえ
1 はじめに
2 ベヴァリッジのリベラリズム
3 「豊かな社会」の到来とシティズンシップ論の喪失
4 シティズンシップ論の再興と転倒
5 私たちのシティズンシップーー新しい社会福祉思想に向けて
参考文献/あとがき/索引
「美のための美」はなぜ進化したのか?メスが美的感覚をもとに配偶者を選び、オスを改造していくー世界的鳥類学者が刺激的な新説を提唱し、華麗な鳥の羽から人間の同性愛まで、従来の進化論では解き明かせない美と性の謎に斬り込む野心作。ピューリッツァー賞(2018年)ファイナリスト。ニューヨークタイムズ紙「年間ベストブック10冊」(2017年)選出。
近年進んでいるランダム化比較試験やフィールド実験などの実証研究の成果を,この1冊に凝縮。多様なトピックをわかりやすく章ごとにまとめ,開発経済学の現在地をアップデートしました。学界の新しい動向を踏まえ,その第一線で活躍する若手・中堅研究者たちがつくりあげた開発経済学の新・定番テキスト!
序章 開発経済学の基本的視座ーー貧困削減に向けて(編者)
第1部 農村開発
第1章 農業ーー貧困と飢餓にどう立ち向かうのか(木島陽子・中野優子)
第2章 農村金融ーーリスクにどう備えるのか(高橋和志)
第3章 共有資源管理ーー森林をどう守るのか(高橋遼)
第2部 人的資本
第4章 教育ーー学びの質をどう高めるのか(五十嵐多紀子・関麻衣)
第5章 保健ーー健康をどう守るのか(永島優・増田一八・山内慎子)
第6章 ジェンダーーー女性の経済的自立はなぜ重要か(牧野百恵)
第3部 産業振興
第7章 労働移動ーーよりよい仕事をどう得るのか(町北朋洋)
第8章 産業ーー企業の生産性をどう高めるのか(樋口裕城)
第9章 国際経済活動ーー貿易と海外直接投資はどのような影響を与えるのか(早川和伸)
第4部 政治経済的アプローチ
第10章 制度ーー社会のルールは経済成長を左右するのか (後藤潤)
第11章 紛争ーー人はなぜ争うのか(小暮克夫)
第12章 汚職ーーどう測りどう減らせばいいのか(北村周平)
終章 気候変動とこれからの開発経済学ーー持続可能な未来に向けて (樋口裕城)
補論1 実証研究の基礎を学ぼう(高橋和志)
補論2 開発経済学の論文を書いてみよう(原朋弘)
補論3 フィールド調査へのいざない(高橋遼)
●困ったとき、迷ったときにいつでも参照できる!
検査の120項目について、基準値および検査値からわかることがひと目でわかるように示しました。
検査項目は、基本的な検査から専門的な検査まで取り上げています。
コンパクトにまとめてあり、新人からベテランまで活用できます。
●アセスメントを深め、看護計画に活かせる!
検査の基礎知識から、検査の目的・必要性、異常時の看護のポイント、注意事項までわかるので、患者の情報収集や医師からの指示が出たときに、検査結果が何を意味するのかがその場で理解できます。
【主な目次】
1部 疾患別検査
1 疾患別検査の目的と看護の役割
2 脳神経・中枢神経疾患
3 呼吸器疾患
4 循環器疾患
5 消化器疾患
6 腎・泌尿器疾患
7 整形外科疾患
8 女性疾患
9 小児疾患
2部 検体検査
1 血液検査
1 血算
2 凝固線溶系
2 生化学検査
1 タンパク関連・含窒素成分
2 電解質・金属
3 糖質
4 脂質
5 酵素
3 血液ガス
4 血中濃度
1 抗てんかん薬
2 ジギタリス製剤
3 抗菌薬
4 気管支拡張剤
5 免疫学的検査
1 感染症
2 血漿タンパク
3 腫瘍マーカー
4 ホルモン
6 一般検査
1 尿検査
2 その他の検体検査
7 細菌検査
【著者情報】
東京女子医科大学附属足立医療センター看護部=編集
第1部 検体検査
1 血液検査
2 生化学検査
3 血液ガス
4 血中濃度
5 免疫学的検査
6 一般検査
7 細菌検査
第2部 疾患別検査
1 疾患別検査の目的と看護の役割
2 脳神経・中枢神経疾患
3 呼吸器疾患
4 循環器疾患
5 消化器疾患
6 腎・泌尿器疾患
7 女性疾患
8 整形外科疾患
9 小児疾患
ガウス、ガロア、カントール、ナイチンゲール…19世紀、数学者は磨き上げられたロジックを武器に、新たなフロンティアをつぎつぎと開拓していった。女性の活躍も増え、先駆者たちが知の世界の完成を目指し疾走する。
ジェンダーレスに走るLGBT教育。
「できるから、やってみる」で進む生殖医療を正しく疑うための基礎知識。
第1部 男女そしてLGBTQの生物学
第1話 体の性決定・性分化のしくみ─ 男女の生殖器官はどのようにできるのか
第2話 性決定・性分化の複雑さとインターセクシュアル─ 男女の定型とは異なる体の性もある
第3話 生殖腺と外性器の性が異なることもある─ アンドロゲン不応症・5α -還元酵素欠損症・先天性副腎皮質過形成
第4話 脳の性分化1─ 胎児期の男性ホルモンと性自認
第5話 脳の性分化2─ 胎児期のホルモンと性指向
第6話 心の性・性指向の多様性とトランスセクシュアル
コラム1 ト ランスセクシュアルとトランスジェンダー.─ 意味するものは大きく異なる
コラム2 トランスセクシュアルと性指向
第7話 ホルモンと遺伝子と社会環境─ ホルモンですべてが決まるわけではない
第8話 性の多様性とスポーツ1─ なぜ生物学的な男女でわけて競うのか?
第9話 性の多様性とスポーツ2─ トランスジェンダー女子の女子競技参加
第2部 生殖生物学と生殖補助医療
第10話 精子と卵子のできるしくみ─ 減数分裂に見られる男女の違い 93
第11話 女性の年齢と生殖─ 卵子数、妊娠確率、流産確率、妊娠合併症
第12話 男性の年齢と生殖─ 精液の量と質、妊娠確率、流産確率
第13話 父母の年齢と生殖細胞遺伝子の変化─ 染色体の突然変異とDNAの断片化
第14話 不妊─ 男性不妊・女性不妊・不妊治療・生殖補助医療
第15話 卵子の凍結─ 受精卵凍結(胚凍結)と未受精卵子凍結
第16話 人 工授精、体外受精・胚移植が可能にしたこと─代理母・借り腹出産
第17話 日 本の生殖補助医療─ 法的規制の不在と医師による自主規制の限界
第18話 生 殖補助医療で生まれる子の法的地位と出自を知る権利─ 法整備不在の下に次々と生まれてくる子どもたち
第19話 生 殖補助医療と子の先天異常─ 自然妊娠より高い、障害をもつ確率
第20話 子 宮移植─ あなたは賛成、それとも反対?
第21話 3 人の遺伝的親をもつ子ども─ 卵子のミトコンドリアをドナーのもので置き換える
第22話 人工配偶子─ iPS細胞から作られつつあるヒトの精子と卵子
第23話 人工配偶子作製のゆくえ─ 他にもある作製術と受精卵作製容認への動き
日常生活にスポーツを取り入れることによって、豊かな生活、健康な人生を送ることができる。その実践のきっかけとなるための基礎的理論を理解し、安全を担保し、確実な医学的事実に基づく有益・有用な実践に結びつけるための手立てを解説する。内容は自身の問題だけでなく、青少年、高齢者を指導する際に有益な情報及び指針も与える。運動がからだに及ぼす影響についての理解を深め、スポーツ・運動実践の意義について知識を深めることを目標としている。
1.競技スポーツから健康志向の運動・スポーツへ 2.呼吸・循環系の運動生理とトレーニング効果 3.神経・筋の生理学 4.筋力/持久力トレーニング 5.子どもの発達とスポーツ・運動 6.女性とスポーツ・運動、貧血 7.高齢者とスポーツ・運動 8.スポーツによる急性障害と安全対策 9.過労性スポーツ障害 10.運動性急死 11.スポーツと環境 12.水泳・潜水と安全対策 13.運動に対する心臓の適応 14.運動処方概論 15.高血圧の運動療法
2018年9月に行われた日本中小企業学会全国大会において発表されたなかで優秀な論文を集めたもの。
政略と愛憎に彩られた王朝政治、千年の古典となりゆく貴族文化ーー後宮はすべての淵叢であり、個性的な女性たちがその活動を担った。角田文衞の独壇場と言うべき後宮史・人物史をテーマに、遺された珠玉の論考を集成。
後宮とその文化(日本文化と後宮/後宮の歴史/後宮の変貌/日本の後宮ーその特殊性/後白河院の後宮/賀茂の斎院をめぐって)/后妃と官女(平安時代の女性名/藤原袁比良ー知られざる権勢家/承香殿の女御/紫式部の本名/現在に続く血脈 紫式部/隆姫女王/皇后 藤原泰子/崇徳天皇の生誕/建春門院/権典侍 源仲子/豊原殿/高倉寿子/和宮身替り説を駁す)/【解題】後宮史の奥深き森…吉川真司
生きる力が湧く、心にしみるー激動する時代を生き抜く糧となる賢人たちの肉声。
中国湖南省江永県を中心に伝えられてきた女文字。女性たちによって作られ、女性たちだけに使われてきたこの文字は、いかなるものなのか。これらの文字で女性たちは、何を伝えようとしてきたのか。日中の研究者による総合的研究成果。
個人の遺伝子属性と社会的行動との関連を分析。日本の社会学がバイオフォビアを克服する上でのマイルストーンとなる画期的業績。
日本における移民の社会的統合状況につき階層論をベースに検証。移民受け入れをめぐる観念的議論を超え、具体的な課題を展望する。
国勢調査個票データを用い、日本における移民の社会経済的状況を定量的に分析、その傾向と特徴をナショナルレベルで明らかにする。文化的共生に重点が置かれてきた日本における移民研究を階層概念を軸に再構成、欧米の移民研究との理論的接続をはかり、移民の社会的統合を進めるにあたり具体的な議論につなぐ視点を提供する。
はじめに
第I部 問題の所在,及びその背景
第1章 現代日本における移民受け入れと社会学的課題
1 現代日本における移民受け入れとそれをめぐる政策論争
2 移民受け入れをめぐる社会学的課題
3 本研究の目的,及び構成
第2章 近代以降の日本における移民受け入れの歴史ーー国際移動転換の観点から
1 現代日本における国際移動転換と移民人口の増加
2 諸外国における国際移動転換
3 日本を取り巻く国際移動の歴史
4 社会変動の主要因としての国際移動転換
第3章 日本の移民研究における方法論的課題ーー移民の階層的地位に注目して
1 移民研究における移民の階層的地位
2 米国を中心とした欧米の移民研究における階層的地位の位置づけ
3 日本の移民研究における理論的枠組み
4 日本の移民研究における社会的統合アプローチの可能性
第II部 移民の階層的地位に関する実証研究
第4章 移民男性の労働市場への統合状況とその要因ーーImmigrant Assimilation Modelに基づく分析
1 日本における外国人人口の増加とその階層的地位
2 先行研究の検討
3 命題,及び探究課題
4 記述統計による分析
5 多変量解析による分析
6 外国人の労働市場への緩やかな統合
第5章 ジェンダーの視点から見た移民女性の階層的地位
1 日本における「移民の女性化」
2 移民研究におけるジェンダー
3 命題,及び探究課題
4 記述統計による分析
5 多変量解析による分析
6 日本における「二重の障害」仮説の妥当性
第6章 移民第二世代の教育達成に見る階層的地位の世代間移動ーー高校在学率に注目した分析
1 移民第二世代の教育達成の重要性
2 先行研究の検討
3 本研究の命題と探究課題
4 記述統計による分析
5 多変量解析による分析
6 移民第二世代の教育達成に見る階層的地位の世代間移動
第III部 展望
第7章 現代日本における移民の社会的統合とその展望
1 本研究で明らかにされたこと
2 現代日本における移民の社会的統合とその展望
あとがき
初出一覧
参考文献
図表一覧
事項索引
人名索引