通算31枚目のシングルは、映画『恋空』主題歌。傍にいることだけが人間同士の繋がりではない。言葉はなくとも、相手を心で見つめることでも人と人は繋がっている、と教えられる。「羊、吠える」は、自分は狼じゃなく羊だという、いっそ開き直るさまが逆に強さを感じる。大人への応援歌。
探し物中毒の著者は、ある日、インドの謎の怪魚ウモッカの情報を入手、「捕獲すれば世紀の大発見!」と勇み立つ。ルール無し、時間制限無しの戦いが始まった。次々と立ちふさがる困難を砕き、著者は進む。地元漁民の協力を仰ぐための現地語学習、捕獲した時の移送ルートや鑑定できる学者の確保。ついに怪魚探しの秘密兵器を手にインドへ。しかしそこには予想を超えた展開が!奇想爆走ノンフィクション。
新曲「IDEA」、新録音7、17曲目を含む全17曲のベスト盤。大ヒット「愛は勝つ」に象徴されるように、言葉の多さに特徴がある人だが、それが決して過剰感を生まないところが巧さ。タイトル・チューン「IDEA」も、メロディアスなラップとでも言えそうな独特の楽曲づくりが魅力。
宇崎竜童率いるダウン・タウン・ブギウギ・バンドのベスト・アルバム。代表曲はもちろん、レア・トラックやGSカヴァーも収録したオールタイム・ベストで、ロック・サイドとバラード・サイドを2枚に分けて収めている。
膨大な知識と資料を持つ史上最強の聞き手による濃厚インタビュー集。
レコード会社各社共同企画によるベスト盤シリーズの第2弾。役者としても活躍する岸田智史のヒット曲「きみの朝」をはじめ、デビューからの初期作品を中心にセレクトされた一枚だ。
本谷有希子がマンガ家の仕事場を遍路する『オールナイトニッポン』の人気コーナーがまさかの書籍化。新録の二ノ宮知子ロングインタビューや、とり・みき、瀧波ユカリ、しりあがり寿との対談も併録。雑談から創作論まで、マンガ家との濃密なトークが詰まった本谷有希子、初のインタビュウ&対談集。
昭和9年〜12年の流行歌2枚組全40曲。風雲急を告げる時代でありながら、ホノボノとした青春歌謡が多いことに驚く。大正ロマンの残映を引きずった、嵐の前の静けさに浸っていた時代相がうかがえる。とはいえ、耳に残り、口ずさみたくなる楽曲ばかりだ。
中学生のための合唱曲集『心のハーモニー』シリーズから厳選された楽曲と新録8曲を含む2枚組アルバム。心に響くきれいなハーモニーが満載で、合唱をやっている人はもちろん、そうでない人にもオススメできる。
『3年B組金八先生』第7シリーズ出演など、女優としても活動する女性歌手のセカンド・シングルは、UHF系で放映中のアニメ『狼と香辛料』のオープニング・テーマ。ZABADAKの吉良知彦によるケルトの香りがする叙情的なメロディが、歌声に似合っている。
前著から二〇年、「エビの現場」を追って、台湾、タイ、インドネシアなどの養殖池や加工工場を歩きつづけた著者が、豊富なデータを織り込みつつ、グローバル化時代のアジアと日本の風景を鮮やかに描き出す。世界中を「食卓基地」として、輸入に深く依存した飽食文化を謳歌する消費者・日本人に対する鋭い問いに満ちた最新レポート。
史上初の黒人・演歌歌手として話題を集め、ヒット・チャートの上位に食い込んだデビュー曲。作詞/秋元康、作曲/宇崎竜童による王道の演歌を彼は、オーセンティックな“日本の”ヴォーカル・スタイルで堂々と歌い上げている。どこかサンタナっぽいギターもシブい。
支倉凍砂の人気ライトノベルを原作としたアニメ『狼と香辛料』のサウンドトラック。古楽器を多用したサウンドは、どこか中世の東欧の雰囲気を思わせる作品世界にぴったりだ。
アニメ『天元突破グレンラガン』のBGMを収録したサウンドトラック。岩崎琢による、劇中を飾った数々のBGMを楽しめる。本作が初収録となるナンバーも多く、ファンは見逃せない一枚だ。