阪神大震災は一瞬にして神戸周辺400万人の住民の生活を破壊した。この地震によって、いちやく現代人のキーワードの一つとなった「活断層」とは何なのか、どんな仕組みになっているのか、そしてどこにあるのか。本書は地震の張本人「活断層」の謎を、日本とその周辺の活断層分布図を始めとする豊富な図と写真を用いて、簡潔に説き明かしている。
日本列島を切り裂く無数の断層。ひとたび動けば、どんな厄災をもたらすかは、阪神大震災が証明した。日本人は、断層の網の目から逃れるすべがないのだろうか。気鋭の地震学者が説く最先端学説と最新モデル。
活断層要注意地区の皆様へ。あなたの為の活断層防御マニュアル。
数学者たちのエッセイ集。
深い教養と該博な知識、鋭い洞察力、洗練された文体で、日本の近代文学に独自の世界を築いた幸田露伴。親子二代に渡って親しく薫陶をうけた著者が、愛惜の念を込めて記す文豪の知られざる素顔、その思い出…。
地震の顔が見えてきた。断層はどのように動くのか、地震予知は可能か、被害を食い止めるには、など様々な角度から迫る研究の最前線。
札文島の砂浜に漂着したウォッカの空瓶。そのなかには、遠く海を隔てた恋人に呼びかける一人の女の想いが封じ込められていた。「アリランコゲロ、ノモカンダ…」哀切な歌の調べにいざなわれ、土俗信仰の息づく韓国の山へと向かう少女と、人に言えぬ過去を持つ老人。二人の行く手には、日本軍の朝鮮支配にさかのぼる、暗い悪意が待っていた。そして、一人の在日韓国人が殺され、大戦が生んだ悲劇が現代によみがえる。時間と国境を越えるすさまじい愛の物語。