近代日本に存在した「反普遍文法」の系譜。その煽りを受け不当に無視された松下大三郎の文法論。国語の本性を追求した山田孝雄。その個別言語主義と18世紀普遍文法論との意外な類似性。主観を排した近代文法の嚆矢、大槻文彦の日本文典。その大槻文法に垣間見える矛盾した言語観と西洋言語学の関係!斬新な視点から国語学史と言語学史を縦横に論じ、読者を言語研究の世界へ誘う。
日本における朝鮮語 学,日本語学の著名な研究者である門脇誠一名誉教授の退職記念として,12人の言語研究者の最新の論考を纏めた論文集。日本語,アイヌ語,朝鮮語,中国語,ウデヘ語という アジア諸言語に加えて,古代ギリシャ語,オランダ語,スペイン語にいたるまで,幅広い言語についての最新の論考を収録した。文献学,記述言語学のような伝統的な研究分野はもちろん,認知言語学,生成文法,文字論,情報論理,言語学史などさまざまな研究内容を含む。各分野の言語研究者はもとより,言語研究の方法に興味を持つ読者にとって極めて有益な論文集である。
「他の多くの家庭と同じく、我が家の平日はやることに追われるうちに過ぎていきます。もちろん、週末も。物事に優先順位をつけたり、振り返ったりする時間はありません。そして、はたと気づいたのです。夫婦や親子で会話する時間もほとんどない、ということに……。」〈Introductionより〉
子育てをするには、あまりにも時間が足りない。子どもにしっかり向き合いたくても、仕事や家事に追われ、十分な時間が取れない。そんな悩みを抱えていませんか。
誰もが直面する現代の育児事情に対し、自身も2児の母親であるハーバード大学教育学博士が、最先端の教育学、心理学、言語学の知見を動員して、解決策を導き出したのがこの本です。
キーポイントは、日々の生活における「会話」にあります。何気ない毎日の会話を、ほんの少しの心がけで「リッチ・トーク(豊かな会話)」にするだけで、子どもの「学習意欲」「共感力」「自己肯定感」「創造性」「個性」が育まれ、親子の絆が深められます。
それには、子どもを塾や習い事に通わせる必要も、忙しい仕事の合間をぬって無理に時間を作りだす必要もありません。1日5分でも10分でも「リッチトーク」をすることができれば、子育ては十分!
1)「膨らませる(Expand)」⇒2)「探る(Explore)」⇒3)「評価する(Evaluate)」という3つのステップで、子どもとの日々の会話を「リッチトーク」にしていきます。
著者はハーバード大学教育大学院で教鞭を執り、ボストン小児病院で臨床研究をする言語学者。豊富な事例と具体的なメソッドで、「親子の会話」の極意を伝えます。
日本語教育に関わる心理学的な知識を学ぶための入門書。日本語を教えるときや、学習者の考え方や行動を理解したり悩みの相談に乗ったりするときにも役に立てよう。プレタスク・本文・確認・ポストタスク・読書案内からなる全12章で構成され、半期の授業で使える。
外国語でコミュニケーションを図るというのは極めて複雑な作業である。外国語の能力だけでなく、使うときの不安や緊張、外国語学習の動機づけ、異文化への態度や国際性など、多くの要因が関わる。本書では外国語学習とコミュニケーションの心理を、応用言語学、コミュニケーション学、心理学の3分野から幅広く探求する。
序
第1章 外国語コミュニケーションの心理と第二言語習得論(SLA)
第2章 コミュニケーションとは何か? コミュニケーション学はSLAや外国語教育にどう関わるのか
第3章 外国語コミュニケーションと不安
第4章 外国語学習の動機とコミュニケーション
第5章 L2 WTC 第二言語でコミュニケーションを開始する傾向
第6章 異文化接触における第二言語使用とアイデンティティ
第7章 コミュニケーションと外国語教育:教育実践への展望
注
引用文献
言語聴覚士養成施設における「言語発達障害学」の授業に最適のテキストの改訂第4版。全頁をカラーとし、最新の指定規則、国家試験出題基準に準拠。好評を博した前版の構成は基本的に維持しつつ、第6章「言語発達支援とICT」を充実させるなど、全項目で内容を刷新。新設の第7章「教育・福祉領域における実践」では、教育、福祉それぞれの枠組みおよび実践例を示すとともに、さまざまな支援とその課題についても解説している。
言語聴覚士を志す学生、初めて本分野に興味を持った人のために、言語聴覚障害学のエッセンスを網羅する教科書。初版から内容を一新し、言語聴覚療法の普遍的な価値観、理論、技術の具体的なイメージを抱きながら学べるよう事例紹介を多用、構成にも工夫を施した。近年の言語聴覚士をめぐる環境の変化や学問の進歩も反映。国試に臨む学生の受験対策、関連分野の方が言語聴覚障害とその臨床の全体像を理解するための格好の書。
言語聴覚士養成校において地域言語聴覚療法学を学ぶ学生のための本邦初のテキストが「標準言語聴覚障害学」シリーズの1冊としてついに刊行!昨今の言語聴覚士を取り巻く状況を踏まえ,学生にとって必要な地域言語聴覚療法学に関する知識・技術・態度を解説し,今後の方向性を示します.また本書は学生のみならず,地域言語聴覚療法に関する知見を深めたい臨床家にも座右の書となる1冊。
・言語聴覚障害の診断・評価の基本概念の体系的に学び、その上で評価・診断のプロセスと思考過程の領域横断的な理解を深めます。
・言語聴覚士養成教育モデル・コア・カリキュラムの内容を網羅しています。
・教育的な典型事例を介して、現場で直面する問題を俯瞰で見る力を養います。
言語聴覚士養成施設で学ぶ学生に最適のテキストの改訂第2版。本領域でもっとも歴史のある本書は、今改訂で言語聴覚士学校養成所指定規則の改正に合わせ大幅に刷新。地域言語聴覚療法の理念や歴史、制度面の解説のみならず、地域における成人、小児それぞれの特徴を、事例を交えて具体的に解説している。またカラー印刷、キーポイントやコラム(Note)欄、シラバス案などの掲載により分かりやすいテキストとなっている。
言語聴覚士のために作られた初めての「管理学」の教科書が、「標準言語聴覚障害学」に加わります。言語聴覚士学校養成所指定規則の令和6年改正にならい、保健・医療・福祉の諸制度、職業倫理、リスクマネジメントを含む言語聴覚士業務のマネジメント、言語聴覚士の養成教育、キャリア教育の概要を網羅します。これらを学ぶことを通じて、言語聴覚障害の多岐にわたるニーズに応える言語聴覚療法を展開することをめざします。
令和6年「言語聴覚士学校養成所指定規則」改正を踏まえ改訂。言語聴覚障害学の理論・技術を網羅かつ体系化する標準的な教科書でありかつ、初学年で学ぶ教科書として、全体を俯瞰できる構成、言語聴覚障害の臨床をイメージできる読みやすい作りに構成を刷新した。学生が通読できるボリュームにスリム化。