収量は一般の栽培並に近づき、除草労力など大幅な省力化が進む自然農法。それは今や一部の特殊な栽培法ではなく、これからのイネつくりに限りないヒントを与えてくれる。全国の自然農法実施者の豊富な経験とデータをもとに示す、生育の実像と栽培の実際。
本書は、一般市民からの問い合せ頻度の高い化学物質等について、医師、薬剤師等が相談をうけた場合に注意すべき点を中心にその毒性情報をまとめたものである。したがって、治療マニュアルではなく、中毒情報提供マニュアルであり、収載品目も相談頻度の高い家庭用品が主で、薬剤師の専門である医薬品については最小限の記載にとどめた。
本書は、生物化学の多岐にわたる分野の中から、植物ホルモン関係の分野を中心に、果樹への適応場面を実際の生育反応に基づいて論じ、さらにその将来性についても考察しようとしたものである。
改革が実践され、緊張緩和外交を推進するソ連だが、日ソ関係には“北方領土”という厚い壁が立ちふさがる。斯界の権威が、その歴史的経緯を明らかにし、新たな展開への道筋を探る。
植物の生長発育を化学的に調節するには、まず植物生長調節物質の探索・分離・同定およびその作用特性の解明が先決であり、次にそれらの物質の作用特性をふまえて、いろいろな作物に対する適用条件を明確にして実用化をはかる必要がある。近年、分析機器の著しい発達によって、ごく微量の物質の分離・同定が可能になり、植物に対して生理活性を有する新規物質が次々に発見されつつある。
「地域バイオシステム」こそが21世紀の日本農業を革新する。世界と日本のバイオ開発最前線をさぐり、バイオ農業の実際を検証。巻末に豊富な研究情報資料を付す。
将来世代への脅威として死の灰にも匹敵するといわれるダイオキシンの毒性と、その情報の隠蔽を告発。女性の立場から、生命系に支えられた社会模策。
百人親が居たら百通りの子育て論と子育て法がある。戒能式子育て教育理論もその一つにすぎない。それをあえて一文に草したのは、お互いもっと自信を持とうではないかと言いたいからである。かわいい子には、頭はつかわせろ。初めて子どもを持つ親たちへ。父親、母親、子どもとの三人四脚の子育て方法を本書にて披露。
夏も近づく八十八夜。野にも山にも若葉がしげる。古い歌を口ずさむたびに、亡き母の言葉がよみがえる。「一年のうちで、いちばん美しい季節が八十八夜の頃。あなたの人生の八十八夜を大切に…」加納妙子、23歳。この美しい季節を無駄にすごせない。殺風景なオフィス、平凡な男たち、ありふれたOL生活に別れを告げようと思った。
莫大な資産をもつ会社社長未亡人の水尾マユには3人の養女・夏子、雪子、桜がいた。キャサリンと浜口が招かれた晩餐会の日、夏子が殺された。そして雪子にも犯人の魔手が…。マユの息子と称する男の出現。お手伝いの不審な行動。水尾家の莫大な資産をめぐる思惑は、人々を疑心暗鬼へー。京都の宏壮な屋敷を舞台に起こる謎の連続殺人。浜口とキャサリンの名コンビがこの怪事件にたちむかうが…。複雑な伏線と思わぬドンデン返し。推理界の女王が描く、華麗な本格ミステリー。
本書は農薬を学ぼうとする学生諸君を対象にして農薬ならびにその使用法のあらましを述べた。前半の総論では、殺菌剤、殺虫剤、除草剤の区別をせず、同じ生理活性物質であるとの観点から一括して論じた。後半の各論では個々の農薬について詳述することを避け、農薬の化学構造や生理作用によって類別し理解しやすいように努力した。