クラシックは知の広大な世界への入り口だ! 社会学や文学、法律、美術、歯科医学など、さまざまな分野の専門家たちが、自身の活動領域と結び付けて語るクラシックの多面性と魅力。美に震撼したい者が未踏の世界への扉を開くための超知的クラシック評論。
はじめに 許 光俊
美術とクラシック 杉本のりひこ
クラシックの遺跡 大前田 青
クラシックとアイビーリーグ 高岡 明
〈私〉は、私という家の主人ですらない 丘沢静也
ブルックナーのヴァーグナー熱 須永恆雄
二十世紀思想から見た「クラシック音楽」--ドイツ語圏を中心に 初見 基
クラシック知性主義童話「太郎家の人々」 許 光俊
クラシック音楽にとって知性とはなにか 梅田浩一
音楽ジャーナリストの夢、情熱、危機 池田卓夫
缶詰の地獄ーーデジタルがクラシックにもたらしたもの 喜多見 慧
演奏解釈と法の解釈 高 秀成
クラシックと環境法 小島 恵
クラシックと会計学 城多 努
クラシックと社会学 若林幹夫
ファッションとクラシック 杉本のりひこ
音楽と歯科医学 麻生明彦
弦楽四重奏とその聴き手をめぐって 新谷 崇
スコットランドとクラシック 城多 努
音楽のウィーンーー倚音をめぐる二景 須永恆雄
超弾性体・弾塑性体・弾粘塑性体などの様々な材料構成モデルの導出から、準静的問題の有限要素解析コンピュータプログラムへの実装まで。非線形連続体力学(力学理論)+有限要素離散化と非線形解法(数学理論・数値解析手法)で学習する丁寧な解説書(ソースコード付)。
学部レベルの量子力学と統計力学の知識で強相関電子系の基礎から学ぶことができる。増補版では、「強相関電子系における超伝導」の章を新たに加え、発展の著しい「多極子」を補足した。
エクセルだけで多様な熱流体問題が数値解析できるとして好評を博した書籍の改訂版。プログラミングを書く煩わしさなしで、現象の見た目をそのままセルに当てはめていくことで、本格的な熱流体シミュレーションを行うことができます。好評であった前版に、利用者からの問合わせやニーズに応え、更に分かりやすい内容となるよう、シミュレーションの詳細説明、例題などを大幅に追加。すぐに使えるエクセルシートが付録しております。
新しいさまざまな熱利用技術を、安全に、上手に、効率よく使うために、熱の特性を知り、熱を測り、熱をつくり、熱を制御し、熱をエネルギーに変換するための基礎知識を紹介する本。熱を社会や産業や生活の中で活かしきるための知恵が楽しく理解できる。
序章
第1章
1 ケプラーの模索と発見
火星の謎とケプラー
ケプラー法則の発見
2 ガリレオの実験と論証
慣性の法則
自然法則と数学
3 ニュートンの打ち立てた記念碑
変化の相で運動をとらえる
ニュートン力学の性格
万有引力
4 科学と教会
5 錬金術から化学へ
第2章
1 技術の進歩と物理学
2 ワットの発明
3 火の動力についての省察
4 熱の科学の確立
「カルノーの原理」の復活
熱法則の数学化
エントロピー概念の誕生
エントロピー増大則の広がり
引用出典
本書は、古典科学における機械論的な世界像から現代の進化論的な世界像にいたる3世紀間の科学の発展を「人間と自然との対話」という視点から跡づける。さらに、非線形、不安定、ゆらぎなどの概念をキーワードに、宇宙・生命・社会のあらゆる現象に見られる秩序形成過程の具体例を探り、散逸構造や進化の諸理論がはらむ新しい世界観構築への展望を提示する。
【やさしく読める! ビジュアルで楽しめる! 新しい読み物伝記登場】
戦場を、きぼうの光でてらした、たたかう「天使」!
イギリスのゆうふくな家にうまれたナイチンゲールは、まわりの反対をおしきって看護師となり、戦場の病院へと、向かいます。どんな、こんなんとも、おそれずたたかうナイチンゲールの考えは、やがて世界へ広がっていくのです。
多くの命をすくい、のちに、病院のありかたまでもかえてしまった看護師ナイチンゲールの伝記物語。
〜おすすめポイント〜
1、カラーイラストがいっぱい!
次から次にカラーイラストを掲載。人物について、また人物が生きた時代について理解を深める手助けをします。
2、ひとめでわかる「人物ガイド」
巻頭に図解ぺージつき。ナイチンゲールや、本文に登場する人物の紹介、ナイチンゲールの生まれた場所や活やくした場所、人物像や考え方を、ひとめでわかるビジュアルでを紹介。本文を読む前にイメージがわきます。
3、ひみつがいっぱい「ナイチンゲール新聞」
ついだあだ名は、「司令長官」!? ポケットにいつもフクロウ? ナイチンゲールのおもしろいエピソード満載で、ナイチンゲールの人となりについて、もっと理解が深まる新聞です。おさらいできる年表付き。
プラントエンジニアリングの動脈となる“配管技術”の基本事項について、初心者向けにわかりやすく解説した入門書。
航空機から自動車、ロボット、電子機器まで、機械や装置をつくるために必須の「機械材料学」を学ぶための教科書。高度情報化社会ともよばれる昨今、機械材料に求められる要求はより高度になり、鉄鋼を中心とした金属材料のみではなく、高分子材料、無機材料、複合材料を学ぶことがこれからの技術者・研究者には求められる。そこで本書はこれからの学習者にとって最良の教科書となるよう書かれた。新しい知見を取り入れながら基礎から丁寧に、様々な材料をバランスよく解説。同時に、現役の技術者・研究者にとっても基礎を即座に復習できる使い勝手の良い一冊である。内容は機械工学科の通年の講義に相当し、本書前半で機械材料の基礎事項を、後半で各種材料に特有な性質とそのメカニズムを学ぶことができる。また第2版では、材料の腐食と防食に関する内容を追加。豊富な図版でわかりやすく、実務への応用も意識した、これからの「機械材料学」に役立つ教科書。
物理とは,いわば自然界のルールをとりあつかう学問です。たとえば,あなたがすべてをお見通しの“神様”でなくとも,相手が投げたボールがどこに届くのか,だいたい予想できるはずです。それはボールが毎回,同じルール,すなわち「法則」にしたがって飛ぶからです。このような法則を勘ではなく,だれでもあつかえるように体系化したものが物理学だといえます。この本では,力のはたらきや運動をはじめ,気体と熱,音などの波の性質,電気と磁気,ミクロな世界の法則から最先端物理まで,物理学の全体像をやさしく紹介しています。むずかしい計算をする必要はありません。物理の世界をどうぞお楽しみください。
分析化学の基本原理を懇切丁寧に解説した.特に本文中に例題と演習を多く設け,学生が自ら手を動かして分析化学の基礎に親しめるよう工夫した.また,分析化学への興味と関心を高めるために,“分析化学が役立っている現場”やJISについてコラムで取り上げている.姉妹版の『機器分析化学』(2015年秋刊行予定)と合わせれば通年以上の講義にも対応する.
1.定性分析と定量分析(化学分析の分類,化学分析の手順と試料の前処理,イオンの反応性と定性分析,定量分析の分類)
2.重量分析法(重量分析の原理と質量測定,沈殿生成と分離,応用例)
3.容量分析法(容量分析の原理と化学用体積計の校正,標準物質と標準溶液)
4.溶液内化学平衡と熱力学(可逆な化学反応と平衡定数,濃度と活量,電気化学ポテンシャル,活量と活量係数,デバイーヒュッケルの式,ギブズエネルギー,平衡定数とギブズエネルギー,ルシャトリエの法則)
5.酸塩基平衡とpH滴定(酸と塩基,溶媒の自己解離と水平化効果,水の自己解離,水溶液中の酸塩基平衡,塩基の解離平衡,pH,ヘンダーソンーハッセルバルヒの式,緩衝液,緩衝能,中和滴定,指示薬)
6.錯形成平衡とキレート滴定(錯形成平衡,キレート滴定と理論,マスキングと補助錯化剤,錯形成平衡の応用)
7.酸化還元平衡と電位差滴定(酸化と還元,酸化数,酸化還元平衡,平衡定数と電池の起電力,電気化学ポテンシャルと電極電位,電池の起電力,平衡定数とネルンストの式,標準電位,酸化還元滴定,酸化還元指示薬,実際の滴定)
8.溶解平衡と沈殿滴定(溶解平衡,沈殿滴定曲線,実際の応用)
9.溶媒抽出(溶媒抽出の基礎,物質の液ー液分配平衡,金属イオンの溶媒抽出,実際の応用)
10.固相抽出(固相抽出とは,固ー液平衡,その他の固相抽出剤,固相抽出剤とその応用)
エアロゾルの特性,挙動,測定方法について,基本となる物理的・化学的原理から測定に用いる機器までを詳解.
数学的・物理的な解析はもちろんのこと,章末の演習問題により,エアロゾルの性質を定量的に表すことの重要性も理解できる.
ハーバード大学での講義ノートがベースになっており,「技術」「科学」の両面をバランスよく丁寧に解説.
環境科学関係の研究者・技術者だけでなく,これからこの分野に従事する初学者にも最適な一冊.
[原著]Aerosol Technology, 3rd Edition (John Wiley & Sons, 2022)
第1章 序論
第2章 気体の性質
第3章 粒子の等速運動
第4章 粒径分布の統計
第5章 粒子の加速運動と曲線運動
第6章 粒子の付着
第7章 ブラウン運動と拡散
第8章 熱泳動力と輻射力
第9章 濾過
第10章 サンプリングと濃度の測定
第11章 呼吸器系への沈着
第12章 凝集
第13章 凝縮と蒸発
第14章 大気中のエアロゾル
第15章 電気的性質
第16章 光学的特性
第17章 エアロゾルの全体運動
第18章 粉塵爆発
第19章 バイオエアロゾル
第20章 粒径の顕微鏡測定法
第21章 試験用エアロゾルの発生
エネルギー工学や資源工学、エネルギー変換科学などの学部に在籍し、将来、エネルギー関連業界への就職を考えているが教科書や専門書の解説がいまひとつわからないという学生に向けて、近年のエネルギー源と、そのエネルギーをどのように変換し、どう利用するかを物理的な面からやさしく図解します。
数々の大学・高専で応用数学の教科書として採用されている本.ポイントがわかりやすくより理解が進むように.工学的に配慮された問題
■入試によく出る重要問題を厳選!
本書は国公立大学・私立大学の入試問題を徹底分析し、「志望校合格」をめざす受験生の演習に適した良問だけを厳選しました。
■高井先生オリジナルの例題で,原理や公式を本質的に理解できる!
「原理や公式がわからなくなってしまうことが多い」という教え子たちの声から,原理や公式を本質的に理解できるような流れになっている高井先生オリジナル問題を,例題として各単元に掲載。例題に取り組むだけで,公式がどのように導かれて使われるのかが簡単にわかるよう工夫されています。また「解法の全体図」を確認することで,どの法則を軸として考えていけばよいかが一目で理解できます。
■実践問題を高井先生がわかりやすく解説!
厳選された良問を高井先生がわかりやすく解説しています。「アプローチとヒント」を確認することで問題のポイントを捉えることができ,一見難しそうな問題の糸口がわかるようになります。本書をやりきることで,受験に合格できる物理の力が身につきます。