元毎読新聞の記者・藤中太郎は、自らが辞める原因となった次期総裁候補・鏑木が利権を貪る地方都市に再就職した。就職先は気骨ある社長の武富に社員はもう一人という零細紙だが、藤中は使命感に燃え、敢然と鏑木の金権構造にメスを入れた。そんな藤中に、度重なる妨害工作が襲い、ついには殺人事件が…。しかし、社長の一人娘・淳子と交わした約束を守るためにも、藤中は戦い続ける!ジャーナリズムの良心、社会的責任を鋭く問う、森村ミステリーの傑作長篇。
リンチの宇宙を愛で包んでスクラップ。知れば知るほどわからない、語れば語るほどに迷い込む。『インランド・エンパイア』のお供に。
夏季限定で、高級リゾートの出張、バリスタをつとめることになったクレア。魅惑的な大人のコーヒー・カクテルで、豪華なパーティーを盛り上げる。うっとりするような花火も終わり、つぎに待ちうけているのは、山のような後片付け!なのに、姿をくらませてしまった頼れるスタッフをさがすうちに、とんでもないものを見つけてしまい!?ひと夏の恋にひと夏の事件。クレアの眠れぬ夜の行方は…。コーヒー尽くしのシリーズ第4弾。
自家焙煎の草分け、吉祥寺「もか」店主・標交紀。“感動を誘う”コーヒーを創り出した男ー。我を忘れて焙煎にのめり込み、生豆を選び抜き、抽出温度1℃の違いを見極めてダイヤモンドのような一杯を追い求めた不器用な熱血漢。豊富な逸話とともに、稀代のコーヒー求道者の生涯をたどる。
“ソランジュ”はニューヨークでも随一の高級フレンチレストラン。料理は、どれも一流の味。そんな大評判の店で娘が料理修行するとなれば、親ならば誇らしいところ。けれど、クレアは素直に喜べない。娘ジョイは、料理長と不倫関係にあるばかりか、店で次々に起こるシェフ殺害事件の容疑者にされてしまったのだ!娘を救うため、クレアは潜入捜査をすることに。美食家も唸る、絶品料理と四つ星コーヒーが満載のシリーズ第6弾。
不公正な貿易を変えるために!コーヒーの経済研究の第一人者による画期的な業績!コーヒー好きの人はもちろん、南北問題や農業問題、フェアトレードに関心ある方々にも必読の一冊です。
おいしいコーヒーの淹れ方、豆の選び方、自家焙煎のしかたから、アレンジコーヒーのレシピまで。
三大嗜好品、飲まない、吸わないが最良の選択か?ちょっとひと息の快楽をもたらす酒・たばこ・コーヒー。その効罪のすべてを解明。
平社員で定年を迎える男の物語『若き上司』。狸の世界も人間世界と同じように選挙があって利権が絡む?『大先生物語1』。19歳の若奥さんは夫のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ『おてんば女房』…。笑えて泣ける、ジャンルを超えた22編の短編集。
本書は働き過ぎのマネジャー、ビルの物語だ。働いても働いても仕事は終わらず、自分の時間は少なくなり、気がつけば、家でも仕事のことしか考えられなくなっている。そんなとき、ビルはティーチャと呼ばれる人物に出会い、人生を変える三つの大原則を享受させられるー。この物語は、仕事と私生活の両方で、なにが本当に重要なものなのかをふり返らせてくれる。そして、それを手に入れるためにするべきことを教えてくれる。あなたもビルのように、少し立ち止まり、“まずは、コーヒーブレイクを”するときではないだろうか。