「わたしたちと森林」シリーズの1巻目。地球の陸地の3割を占める森林は、どこでも同じではありません。世界と日本の森林について、その特徴を知り、様々な役割や生物の多様性を守っていることなどを理解することで、これからの森林のあり方へと興味を開きます。
1巻「役割と多様性」
テーマ1 いろいろな森林のすがたを知ろう
気候によって森林はさまざま …… 6
日本は世界有数の森林国 …… 8
針葉樹と広葉樹のちがい …… 10
自然の力で育つ天然林 …… 12
人がはぐくむ人工林 …… 14
日本にある森林の種類 …… 16
テーマ2 森林の役割と生態系
さまざまな役割をもつ森林 …… 20
くらしをまもる保安林 …… 22
テーマ3 森のめぐみと人びとのくらし
人びとのくらしを助けてきた森…… 26
森や木にかかわる人びと …… 28
テーマ4 森林と生物多様性
さまざまな生きものが住む森林…… 32
生きものがくらしやすい「樹冠」 …… 34
森林をはぐくむ昆虫や菌類 …… 36
生物多様性と食物連鎖 …… 38
テーマ5 持続可能な森林へ
へりつづける世界の森林 …… 42
地球環境に貢献する森林 …… 44
※カバー難あり(背やけ他)「縄文集落の多様性」シリーズ最終巻。北海道から沖縄まで、環状列石、配石、敷石住居などの遺構、石棒・石皿などの遺物を取り上げ、集落内の信仰・祭祀関連施設について地域ごとの特色を示す。発掘された全国各地の縄文時代の信仰・祭祀施設を網羅した決定版。
※カバー難あり(背やけ他)北海道から沖縄まで、住居、炉、焼集石、貯蔵穴、落し穴、土器・石器製作、攻玉、製塩跡、貝塚など集落内の生業・生活関連施設を取り上げ、地域ごとの特色を示す。
一、元代呉澄による『禮記』王制篇の改変およびその意義の分析 (王啓発/及川伶央(訳))
二、「文化中国」の再検討 (小島毅)
三、中国史学の展開と儒教 (渡邉義浩)
四、フランス革命直前における中国の聖王と暴君情報
ーー張居正『帝鑑図説』仏訳に関してーー (井川義次)
五、道家の「無為によって治める」政治立場と
「戦わずに勝つ」戦争観 (趙現海/伊藤涼(訳))
六、「雅言」と「斟酌」--春秋期の『詩』の機能・意から義へーー (牧角悦子)
七、日本鴻臚館の「漢詩外交」より見る
東アジアにおける中国文化の伝播 (趙瑩波/佐藤大朗(訳))
八、日本における劉向『列女傳』の受容
ーー松本萬年『標註劉向列女傳』を中心にーー (仙石知子)
九、司馬遷の「行国」史観とその後世への影響 (楊富学・樊麗沙/森田大智(訳))
一〇、中国文化の統一性と多様性
ーー行政都市網の変遷を手がかりにーー (妹尾達彦)
一一、王朝は「帝国」かーー寰宇図と職貢図を中心としてーー (成一農/鈴木雄大(訳))
一二、王弼再考ーー否定神学を超えてーー (中島隆博)
一三、殷人はなぜ神を尊ぶのか
ーー夏と殷の生産様式の違いに基づく検証ーー (桓占偉/梁嘉浩(訳))
一四、全眞道の教学法における言教と身教 (宋学立/冨田絵美(訳))
一五、日本伝存資料を通してみる唐代典籍文化の統一性と多様性 (河野貴美子)
一六、八旗圏地制度の影響の広がりーー清初撥補地考実ーー (邱源媛/野澤亮(訳))
一七、中国古代禿頭攷 (柿沼陽平)
一八、「洒掃應對は便ち是れ形而上の事」
ーー朱子の小学と大学の関係に対する解釈ーー (牟堅/永田小絵(訳))
総合討論
あとがき
英文要旨
【気候変動、地球温暖化、オゾン層の破壊…。私たちにできることは!?
地球環境問題とSDGsがマンガでわかる!】
楽しいストーリーマンガとわかりやすい解説で地球環境の諸問題を紹介し、私たちにできることを探っていくシリーズです。
【第2巻】
中学2年生のアカネとシュンは、夏休みの宿題で「生物多様性」についてレポートを書くことに。アカネの弟も連れて、3人でやってきた森林公園で遭遇したのは…。
この巻では、森林破壊や砂漠化が世界各地で深刻化し、生物多様性がおびやかされている現状を写真とデータで紹介。そのような危機から地球を守るための取り組みも紹介します。
はじめに
第1章
<マンガ>
地球の緑が減っている!
<解説>
大切な役割を果たしている森林
熱帯雨林が地球を守る
森林破壊の現状と影響
森林破壊の原因は?
森林を守るための取り組み
第2章
<マンガ>
生物多様性って大切なの?
<解説>
生物多様性ってなに?
さまざまな生態系
おびやかされる生物多様性
生態系をこわす外来生物
生物多様性を守るために
第3章
<マンガ>
大量絶滅の時代
<解説>
絶滅した生き物たち
絶滅の危機がせまる生き物たち
生物を絶滅から救う取り組み
野生生物を守る日本の取り組み
全巻さくいん
高月紘先生からのメッセージ
グローバル化が進む非西欧世界においても、それぞれの国は独自の「近代化の顔」をもっている。本書は横断的な言語文化研究により、東アジアを中心にポストコロニアル期の「近代化」の反復と多様性を鮮やかに描き出している。
古英語から中英語におよぶ31本の論考を収録。中世英語英文学研究における多様な視点と研究方法を開示し、その可能性を展望する。
◆辻村みよ子著作集 - 憲法・比較憲法・ジェンダー法学など広範な著作をテーマ別に編集◆
憲法学の基層から、根源的な権利を追求し続けた、憲法研究者としての50年にわたる軌跡の集大成。憲法・比較憲法・ジェンダー法学など広範な著作をテーマ別に編集。
●第6巻は、日仏憲法原理の比較から「ブルジョア革命論」や「女性人権史」の学問領域を構築し、「新しい人権」を標榜。
・薬理遺伝学検査は、薬物応答に関して生殖細胞系列の遺伝情報を扱う検査(遺伝学的検査)と定義され、日常診療で有用な検査である。
・本特集ではまず、当該研究分野における最新の情報について、がん化学療法、精神疾患治療、薬疹などの重症副作用の領域に焦点を当て、記述していただく。
・さらに、現状では臨床導入が限定的である薬理遺伝学検査の社会実装を推進するための、検査結果の返却に関するプロセスを含むゲノム医療体制の構築の現況について紹介していただく。
■ 診療における薬理遺伝学検査の社会実装に向けて
・はじめに
・がん化学療法におけるファーマコゲノミクスーー薬物代謝酵素の遺伝子多型にフォーカスして
〔key word〕ファーマコゲノミクス(PGx)、がん化学療法、薬物代謝酵素、遺伝子多型
・精神科領域の薬理遺伝学
〔key word〕Precision medicine、ヒト白血球抗原(HLA)、cytochrome P-450(CYP)、臨床的有用性
・HLA検査による重篤副作用の回避
〔key word〕ヒト白血球抗原(HLA)、重症薬疹、ジェノタイピング、特異体質性副作用(IDR)
・一般住民を対象としたゲノムコホート研究参加者への薬理遺伝学検査の情報回付
〔key word〕遺伝情報回付、薬理遺伝学検査、アミノグリコシド誘発性難聴
・院内における薬理遺伝学検査の体制構築に向けた取り組み
〔key word〕薬理遺伝学検査、電子カルテ、リアルワールドデータ、検体検査の品質・精度の確保
・日本臨床薬理学会「診療における薬理遺伝学検査の運用に関する提言」
〔key word〕薬理遺伝学検査、UGT1A1、NUDT15、ABCG2、包括同意
●TOPICS
病理学
・センチメートル規模の視野をマイクロメートルレベルの空間分解能でワンショット観察可能なトランススケールスコープ
脳神経外科学
・機械的脳血栓回収療法の最前線ーー急性期脳梗塞に対する血管内治療適応拡大
●連載
人工臓器の最前線
・12.肝機能代替のための多様なアプローチ:現状と課題
〔key word〕肝不全、機能代替、肝再生、生体組織工学
医療AI技術の現在と未来ーーできること・できそうなこと・できないこと
・7.医療AI・機械学習技術のシークエンスデータ解析への応用
〔key word〕シークエンスデータ、次世代シークエンサー(NGS)、人工知能(AI)、機械学習(ML)、深層学習(DL)
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・はじめに
医師の働き方改革・労働負荷軽減、病院の経営改革に資するICT技術
・1.病院運営をデータ利活用で最適化する
〔key word〕ビッグデータ、病院運営管理ツール、AI開発、電子カルテ、徳州会メディカルデータベース
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・9.アフリカにおけるポジティブ・デビエンス
●書評
・『乳癌診療state of the art 科学に基づく最新診療』(戸井雅和 編)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
序
第一章 広東漢族の文化的多様性──本地人と客家の年中行事を中心として
一 はじめに
二 地方志の利用価値についての民族誌論的考察
三 広東各地の年中行事
四 地方文化の多様性を生み出すもの
第二章 漢族の地方文化と宗族──広東省海豊県の調査から
一 はじめに
二 海豊県漢族の方言分布
三 尖米話系漢族──西崗羅氏
四 客家語系漢族──西坑戴氏
五 海豊話系漢族──黄山圍黄氏
六 漢族のサブグループと地方文化
第三章 広東ローカリズムと中華ナショナリズム──南雄珠璣巷をめぐる考察
一 はじめに
二 南雄珠璣巷伝承についての学術的解釈
三 南雄珠璣巷における歴史公園の建設
四 珠璣巷と宗親会ネットワーク
五 珠璣巷の諸表象とナショナリズム
六 歴史の連続性と中華ナショナリズム
第四章 漢族の方言集団と地方文化──海南島儋州・臨高地域の調査から
一 はじめに
二 「儋州話」話者グループ
三 「軍話」話者グループ
四 「臨高話」話者グループ
五 「客家話」話者グループ
六 「白話」話者グループ
七 「海南話」話者ならびに「普通話」話者
八 「黎族」について
九 地域的文化集団間の境界維持について
第五章 エスニック観光と「伝統文化」の再定義──海南島南部での調査を中心に
一 はじめに
二 海南省のエスニック観光開発とリー族・ミャオ族の対応
三 貴州・広西のミャオ族における観光開発と「伝統文化」再編
四 ヤオ族、チワン族、ペー族、タイ族等におけるエスニック観光
五 中華帝国の磁場と現代社会
第六章 ヤオ族と「盤王節」にみる民族文化表象──広東省連南瑶族自治県の調査から
一 はじめに
二 「ヤオ族」の複合性と民族識別
三 連南瑶族自治県と排瑶
四 盤王節──民族文化表象の新たな展開
第七章 少数民族籍客家──エスニック・グループの自明性と曖昧性
一 はじめに
二 リー族である客家の村
三 ショオ族となった客家の族譜
四 エスニック・アイデンティティーの社会戦略と系譜認識
五 民族集団イメージの普及と文化の資源化
第八章 華南地域文化研究の四〇年をふり返って
跋
引用文献
索引/地図・写真図表一覧
■【特集】ジェンダー平等と多様性で男性優位の社会を変えよう
「育児休暇や時短勤務を活用して子育てをするのは『女性』の役目」「残業も厭わず働き、成果を出す『女性』は立派だ」─。働く女性が珍しい存在ではなくなった昨今でも、こうした固定観念を持つ人は多いのではないか。
今や女性の就業者数は3000万人を上回り、男性の就業者数との差は縮小傾向にある。こうした中、経済界を中心に、多くの組織が「女性活躍」や「多様性」の重視を声高に訴え始めている。これ自体は歓迎すべき動きと言えるだろう。
だが、肝心なのは、中身である。内閣府が2022年に実施した世論調査では、約79%が「男性の方が優遇されている」と回答したほか、民間企業における管理職相当の女性の割合は、課長級で約14%、部長級では8%まで下がる。また、正社員の賃金はピーク時で月額約12万円の開きがある。政界でも、国会議員に占める女性の割合は衆参両院で16%(23年秋時点)と国際的に見ても極めて低い。
女性のエンパワーメントとジェンダー平等を目的に活動するHAPPY WOMAN(東京都港区)の小川孔一代表は「『SDGs(持続可能な開発目標)』や『ジェンダー平等』などの言葉は広く浸透し、いかに実装していくかというフェーズに入っているが、“やっているフリ”は逆に世間からの評価を下げる方向に働くだろう」と語る。
女性たちの声に耳を傾けると、その多くから「日常生活や職場でアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)を感じることがある」という声があがり、男性優位な社会での生きづらさを吐露した(21頁に詳報)。
アンコンシャス・バイアスは、性差に限らずあらゆるところに存在するが、行き過ぎれば、社会発展の“障壁”になる。
3月8日は女性の生き方を考える「国際女性デー」だ。この日を前に、歴史を踏まえた上での日本の現在地を見つめるとともに、多様性・多元性のある社会の実現には何が必要なのかを考えたい。
時代は昭和でも、平成でもなく、令和である。ジェンダー平等と多様性の実現で、男性優位の社会を変えていくことが、より良い社会を築く足がかりになると信じたい。
文・佐藤千矢子、湯澤規子、高崎順子、石井妙子、得能摩利子、與那覇 潤、ブレイディみかこ、藤原章生、編集部
PART 1 納得感なきジェンダー平等 日本は「オッサンの壁」を壊せ
佐藤千矢子 毎日新聞社 論説委員
COLUMN 1 気づいていますか? 女性たちが感じるジェンダー
編集部
DATA データで見る男女平等 これが日本の“現在地”
編集部
PART 2 「わたし」としての人生を生きる 日本でも「静かな革命」を
湯澤規子 法政大学人間環境学部 教授
PART 3 女性を“忘れた”時代からフランスが転換できた理由
高崎順子 フランス在住ライター
COLUMN 2 女性参画で生まれたヒット商品 大切なのは“利用者の視点”
編集部
PART 4 拝啓 令和を生きる女性たち 今、学ぶべきは女性の歴史
石井妙子 ノンフィクション作家
INTERVIEW 1 男だから、女だからではない 価値を生む多様性の本質
得能摩利子 三菱マテリアル 社外取締役、フェラガモジャパン 元CEO
COLUMN 3 女性採用を契機に脱皮を果たしたある中小企業の挑戦
編集部
PART 5 スローガンが氾濫する日本 唱えるからには中身の吟味を
與那覇 潤 評論家
INTERVIEW 2 相互理解と共存の鍵握る能力「エンパシー」をどう育むか
ブレイディみかこ コラムニスト
PART 6 アフリカの旅で考えた差別意識の出どころ
藤原章生 毎日新聞記者、ノンフィクション作家
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
・ウクライナ侵攻から2年 日本人に問われていること
PART 1 “20世紀型”はもはや限界 長期戦見据え抑止力の再構築を
宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所 理事
PART 2 欧米に見られる「支援疲れ」 今こそ日本流で独自の貢献を
廣瀬陽子 慶應義塾大学総合政策学部 教授
Column ウクライナでも稼働! 世界に誇る日本の「モバイル浄水器」
編集部
PART 3 本音と諦観が渦巻くロシア 大統領選でルビコンを渡るか
黒川信雄 産経新聞社 元モスクワ特派員
■WEDGE_OPINION 1
・「賃金と物価の好循環」実現で「金利のある世界」に備えよ
渡辺 努 東京大学大学院経済学研究科 教授
■WEDGE_OPINION 2
・医療費46兆円の時代 単価でなく受診回数抑制の改革を
成瀬道紀 日本総合研究所調査部 主任研究員
■WEDGE_ REPORT
・地震防災対策に長寿命化 あなたのマンションは大丈夫?
中西 享 ジャーナリスト
■連載
・商いのレッスン:事業の“あり方”と“やり方”(笹井清範)
・偉人の愛した一室:堀 辰雄 「奈良ホテル」(奈良県奈良市高畑町)(羽鳥好之)
・MANGAの道は世界に通ず:実はみんな女性になりたがっている? VRによる制約の解放(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:ソ連への内通者「モグラ」を探せ! CIA対KGBの戦い(小谷 賢)
・誰かに話したくなる経営学:「ただの石」を「重要資源」に 半導体製造を支えているもの(岩尾俊兵)
・時代をひらく新刊ガイド:『老化は治療できるか』 河合香織(稲泉 連)
・近現代史ブックレビュー:『戦時下の演劇 国策劇・外地・収容所』(編)神山 彰(筒井清忠)
・フィクサー:第二章 箝口(真山 仁)
・モノ語り。:コーヒー豆の「エルドラド」 イフニコーヒー(水代 優)
●一冊一会
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
東北・秋田を中心に縄文時代から近世まで100を越える調査から考古学の多様性を論考。45年の考古学研究の成果を一冊に結実。
小企業が人材を確保し育成する力は中長期的に競争力を維持強化していくうえで不可欠な要素である。
小企業は相対的に賃金が低く、休日数などの労働条件が劣る。しかし、こうしたマイナス条件を補って余りある魅力的な働き方を提供して、人材を確保している小企業も多くある。そうした企業の事例調査の結果を分析する。
第1部 総論 多様な働き方の受け皿となる小企業
第2部 事例編
第3部 データ編 企業規模別にみた就業者の仕事への満足度
(1)JUMON的な集落とは何か!多様な構造と形成過程を明らかにし、集落の実像を再構築する。発掘された全国各地の縄文時代集落遺跡を網羅。(2)時期と地域により多様な日本列島の墓の形態と構造を明らかにし、縄文時代の造墓や葬送の実態と背後にある葬俗規制・死生