漢方の視点から小児医療にアプローチ
初めての本格的“小児漢方”専門図書!
地元・横浜で保育園の嘱託医を務めるなど、地域医療に密着しながら漢方医療を推し進める著者(草鹿砥)だから書けた、具体的な症例と詳細な考察。
西洋医学と漢方医学を対比した記述で、初学者から理解が可能。
各章にきめ細かな服薬指導ガイドを収載。家族用「こどもマッサージ」手技解説付き。
近年社会問題化している、こどもの“心の問題”にも深く斬り込んだ画期的な1冊。
はじめに 1
服薬指導時におけるアドバイス、注意点について 6
おすすめ食材 6
やさしいママのこどもマッサージ / 基本手技 8
ローションの作り方 11
第 1章 発熱・急性感染症 13
発熱・急性感染症対応の現状 14
漢方医学的アプローチ 〜外感病をどう捉えるか 16
こどもマッサージ〈発熱〉 26
服薬指導/使用処方 28
第2章 便秘症 29
小児便秘症対応の現状 30
漢方医学的アプローチ 〜便秘解消のストーリーをどう描くか 31
小児便秘症の症例 33 こどもマッサージ〈便秘〉 42
服薬指導/使用処方 44
第3章 下痢 45
下痢症状対応の現状 46
漢方医学的アプローチ 〜急性と慢性の心得 47
下痢症状の症例 50
こどもマッサージ〈下痢〉 58
服薬指導/使用処方 60
第4章 食欲不振 61 食欲不振対応の現状 62
漢方医学的アプローチ 〜漢方らしい細やかな配慮 63
食欲不振の症例 65 こどもマッサージ〈食欲不振〉 74 服薬指導/使用処方 76
第5章 慢性・反復性炎症症状 77
慢性・反復性炎症症状(中耳炎)対応の現状 78
漢方医学的アプローチ 〜標治と本治を同時に考えていく 79
慢性・反復性炎症症状の症例 81
服薬指導/使用処方 92
第6章 ・慢性的呼吸器症状 93
咳・慢性呼吸器症状対応の現状 94
漢方医学的アプローチ 〜本治を目指す柔軟な対応 95 咳・慢性呼吸器症状の症例 97
こどもマッサージ〈咳〉 108
服薬指導/使用処方 110
第7章 皮膚症状 111
皮膚症状対応の現状 112
漢方医学的アプローチ 〜治療原則と留意点 112
皮膚症状の症例 115
服薬指導/使用処方 124
第8章 夜泣き/ 夜驚症 125
夜泣き / 夜驚症対応の現状 126
漢方医学的アプローチ 〜頻用処方から読み解く 127
夜泣き / 夜驚症の症例 129
こどもマッサージ〈夜泣き〉 134
服薬指導/使用処方 136
第9章 冷え症状 137
冷え症状対応の現状 138
漢方医学的アプローチ 〜漢方的特質からの分類 138
冷え症状の症例 141
服薬指導/使用処方 152
第10章 心の問題 153
心の問題対応の現状 154
漢方医学的アプローチ 〜患児側との信頼関係 157
心の問題の症例 159
服薬指導/使用処方 166
こども薬膳レシピ 167
参考文献 175
眼疾患に対して漢方医学では如何にしてアプローチするのか。点眼治療でもなく、手術治療でもなく、局所治療ではない漢方処方の内服を主とする治療により、多くは慢性疾患である様々な眼疾患に対して如何に対処していくのか。
本書は漢方眼科の第一人者による我が国における漢方眼科領域初の専門書である。
“漢方治療による全身状態の改善は眼疾患の改善・予防・進行遅延に確実に有効である”というのが、本書における著者の主張であり、眼科医であり漢方医である著者の臨床経験から得た信念でもある。
人に備わっている恒常性維持の能力を活性化する漢方本来の役割を最大限に発揮させるべく、著者は実直かつ地道に漢方治療を通して患者の全身状態の改善に取り組む。
眼疾患は慢性疾患であることが多いことから、一時的な効果に満足せず、長期にわたり経過観察して効果を確かめなければならない、という著者の厳格な漢方治療の効果判定基準により、長期経過観察症例が多数収載されるところも本書の特徴である。
小児科・内科・皮膚科を訪れる子どもの多様な皮膚症状(日常診療でよく遭遇するもの,見逃してはいけないものを中心に)を疾患別,年齢別で紹介する.成長過程による様々な症状や皮膚障害の出方の違い,発現しやすい部位などを豊富な臨床写真で展開する.
総説:子どもの皮膚の機能と発達?新生児期の皮膚症状
1章:湿疹・皮膚炎
2章:蕁麻疹・紅斑
3章:薬疹
4章:膠原病
5章:物理的皮膚障害
6章:角化異常症
7章:炎症性角化症
8章:色素異常症
9章:代謝異常症
10章:付属器疾患
11章:・腫瘍
12章:真皮の変化
13章:感染症
14章:虫と寄生生物による皮膚炎
〜業務上外を分けたポイントは何か?〜
本書は、平成25年1月より、弊社発行「安全スタッフ」へSRアップ21の会員社労士が寄稿した原稿をもとに、労働災害の業務上外の認定基準について「何が業務上・業務外の判断を分けたのか?」について、具体的な77事例を解説したものです。
書籍化にあたっては、日々の社労士業務の中で相談が多い事例や、実際の労災手続きの中で直面した困った事例などを、業務上災害として認定されたもの、業務外と判断されたもの、ケガ、病気の労災に区分しまとめました。
『業務中のこんなところに、ケガや病気につながる危険の芽が潜んでいるんだ』という視点でお読みいただいても参考になります。
あの『小児感染症のトリセツ』が帰ってきた! 前版の構成を一新し『抗菌薬編』と『疾患編』の2 部作となってさらにバージョンアップ。
『疾患編』では、頻出のコモンディジーズから知っておきたい重症感染症の対応まで、小児感染症の診断名別に診療のプロセスが分かる。
「病名」から小児感染症を学びたい方はまずはこちら。
姉妹本の『抗菌薬編』もあわせて読めばさらに盤石! 圧倒的な情報量と現場で何をすべきかを両立した小児感染症マニュアルの決定版。
CONTENTS
Chapter 1 敗血症
Chapter 2 中枢神経感染症
Chapter 3 上気道・頭頸部感染症
Chapter 4 肺炎・下気道感染症
Chapter 5 尿路感染症・外陰部感染症
Chapter 6 血管内・血流感染症
Chapter 7 消化管感染症
Chapter 8 腹腔内感染症
Chapter 9 発熱性発疹症の診かた・皮膚軟部組織感染症
Chapter 10 骨・関節感染症
Chapter 11 眼の感染症
Chapter 12 発熱性好中球減少症
Chapter 13 原発性免疫異常症
日本リウマチ財団教育研修委員会、日本リウマチ学会生涯教育委員会の共同編集による,臨床リウマチ病学診療を網羅したテキストの改訂第3版.改訂第2版刊行以降のこの領域の進歩を盛り込むとともに,新規項目も拡充し,より充実した内容となった.リウマチ専門医を目指す医師の自己学習,専門医取得者のフォローアップ,またリウマチ病診療に関わる医師の知識更新に役立つ必携書.
「菌力」アップトレーニングの世界へようこそ!
本書はBDウェビナーの第1回目から12回目までの講義のポイントをまとめたものです。
感染症の適切な治療を行うための第一歩は、やはり原因微生物を迅速かつ正確に特定することだと思います。私が想起する “菌種の同定"" は「その菌株が分離された患者の臨床症状、病態、治療経過を把握・検討しながら、グラム染色所見、集落の特徴、簡単な生化学性状などから菌種を想定したうえで、自動同定機器やキット、遺伝子解析、質量分析などのデータを “道具"" として総合的な視点で行うこと」です。
さらに、 “究極の同定"" とは、患者の臨床症状、病態、治療経過を把握・検討しながら、グラム染色所見、集落の特徴、簡単な生化学性状などを基にして “一瞬で菌種を想定"" できることではないでしょうか。つまり、日常検査における同定の第一歩はsnap identification、一発同定(推定)がとても大切だと思うのです。
最初にグラム染色像や集落を観察して “ひらめく"" かどうか、そこからスタートするのではないでしょうか。そして、菌種同定のプロセスは経験や勘に基づく直観的な判断(暗黙知)をいかに客観的な証拠(形式知)で明らかにして、ウラを取りながら迅速かつ正確な同定へとつなげていくかが重要です。
自動同定機器やキット、遺伝子解析、質量分析などのデータはウラを取るための “道具"" だとの意識改革が何より重要だと常々思っています。この講演録をご活用いただき、日常検査における「菌種の同定」「感染症の診断」をもう一度一緒に考えてみませんか?
発行:日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
骨軟部領域の画像診断の基本ではあるが理解が難しいとされる、単純X写真の読影の極意を、疾患別にそのポイントや臨床所見、診断後のマネジメントにいたるまで解説する。写真上の異常部分を色分けして示すなど、初学者でも容易に理解できる工夫がちりばめられている。放射線科をはじめ、整形外科や初療にあたる総合内科各科の研修医、臨床医に最適。
鑑別診断上重要となる,全身投与薬の副作用が眼に出た場合について新規章を設けました。眼科の基本中の基本、点眼薬の選び方・使い方を懇切丁寧に解説。市販薬から,調剤が必要となるような処方薬までカバー。点眼アドヒアランスの上手な確認の仕方など,明日からの診療で真似してみたくなる具体的な診療のコツや工夫を紹介しています。
第1章 点眼薬の基礎
第2章 アレルギー性結膜疾患
第3章 結膜炎(感染性)
第4章 ものもらい
第5章 ドライアイ
第6章 角膜上皮疾患
第7章 眼瞼縁炎,眼瞼炎
第8章 緑内障
第9章 非感染性の眼表面の炎症
第10章 角膜感染症
第11章 白内障
第12章 周術期
第13章 眼精疲労
第14章 ぶどう膜炎
第15章 眼内炎(感染性)
第16章 点眼麻酔
第17章 散瞳薬・調節麻痺薬
第18章 ステロイド剤と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
第19章 全身投与薬の眼に出る副作用
COLUMN 「眼脂をディフ・クイック®で染色する方法」
◆プローブを持つときのコツといった基本中の基本から、各関節部位・付着部まで撮像方法を丁寧に解説。
◆さらに部位ごとに大ボリュームのエコー画像と200本を超える動画を掲載。実際のプローブ操作とエコー画面を同時再生可能な動画もあるため、直感的理解が可能です。
◆疾患ごとに発症メカニズムやエコーの特徴までおさえているため、本書を最後まで読めば「撮像の仕方」から入った初学者も、エコーによる鑑別診断まで理解できるようになります。
1章撮像方法
1 機器・プローブ
2 セッティング
3 撮像のテクニック
4 準備物品
5 正常所見と病的所見
6 各関節の撮像方法
7 付着部の撮像方法
2章各部位の撮像方法と関節リウマチのエコー所見
1 手指
2 手関節
3 肘関節
4 肩関節
5 股関節
6 膝関節
7 足関節
8 足趾
3章鑑別診断
1 脊椎関節炎
2 乾癬性関節炎
3 リウマチ性多発筋痛症
4 結晶誘発性関節炎
5 変形性関節症
6 RS3PE症候群
7 SAPHO症候群と掌蹠膿疱症性骨関節炎
8 感染性関節炎(化膿性関節炎)
9 irAE関節炎
4章実臨床における関節エコーの使用方法
5章エコーガイド下関節穿刺(注射・神経ブロック)
NICUで働く医師,新生児の抗菌薬についてコンサルトを受ける感染症科の医師,そして新生児の発熱をみるとドキッとする先生には,ぜひご覧いただきたい1冊です.
成人と小児が異なるように,小児と新生児もちがうんです!東京小児総合医療センターの新生児科と感染症科がタッグを組み作り上げた,新生児に特化した感染症マニュアル.実際の具体的な処方例も記載し,プラクティカルな仕上がりになっています!新生児にかかわる医療者はmust buy.
一冊で全教科を網羅。試験に頻出する項目を徹底紹介!全国保育士養成協議会「保育士試験出題範囲」に準拠。「1日10分」で試験範囲を集中的に学習、保育士の基礎知識も身につく。改訂版「保育所保育指針」と、「幼稚園教育要領」を全文掲載。各条項の確認ができる。
結核・呼吸器疾患の1年分資料の集大成。
保健衛生関係者はもとより、一般の医師・研究者・学生の方にもご活用いただけます。
病院をはじめ看護・保健師学校・医学系大学にはぜひ備えていただきたい一冊です。
■グラビア22頁
■資料編 14頁
■平成30年結核登録者情報調査年報集計結果 101頁
付1 主な指標値別、高位(低位)保健所一覧
付2 結核管理図
付3 都道府県別管理図の指標・偏差値
どうする?! 日本を跋扈する外来種問題
近年、外来種が問題になっています。外来種とは、人間の活動によってほかの地域(特に外国)から入ってきた生物のこと。よく知られているものが、食用として輸入したウシガエルと、その餌として輸入したアメリカザリガニ。ともに、日本中で見られます。現在では、農作物や家畜、ペットとして輸入されたものが逃げ出したり放されたり、流通の過程で海外から入ってきたりしています。それが日本に定着して分布を広げ、在来種を食べてしまうなどして生態系が壊され、在来種が交雑してしまい在来種の遺伝子の独自性がなくなることが多々報告されています。外来種が凶暴・有毒であると、人間に被害が及ぶ可能性もあります。特にそのリスクが高い生物を「特定外来生物」に指定して、法律で取り締まっていますが、一度自然界に広がった外来種を根絶することは難しいのです。本書は、インターネットニュースサイト「THE PAGE」に連載され、好評を博している記事をまとめるものです。著者は国立環境研究所・侵入生物研究チームの五箇公一博士です。外来種の侵入の経緯やそのリスク、対処法についてわかりやすく解説していて、日本の自然や生物について考えさせられる1冊です。
プロローグ:外来種とは?
「セアカゴケグモが増えた夏 そして忘れ去られた夏」
「人間の役に立つはずが、害虫扱い! 憐れなセイヨウオオマルハナバチ」
「世界遺産 小笠原諸島の固有生物を食い尽くすグリーンアノールとは?」
「マングースはハブと闘わない 有害外来生物をつくり出した学者の責任」
「SF映画が現実になったキラービー 人間がつくり出した殺人ミツバチとは」
「獰猛で狂犬病リスクをもつアライグマ かわいく描かれすぎらラスカルの功罪」
「水辺のカメ ほとんどすべてが外来種 ブーム後の無責任放逐が生んだ結果」
「アリゲーター・ガー、ピラニアなども生息 外来種の宝庫と化す多摩川」
●小児薬物療法研究会メーリングリストの書籍化 第2弾!
「現場の困った!をエキスパートが解決 こどもと薬のQ&A」(2017年9月刊)の第2巻!本書も第1巻と同様、小児薬物療法研究会ML(メーリングリスト)に日々寄せられる会員からの“困った”を厳選し、コラムと解説をつけて掲載。さらに、メーリングリストには寄せられないけれど知っておきたい知識については編集委員が問題を作成し、メーリングリストと同様、各施設から回答を集めて掲載しています。
小児薬物療法研究会には公立・私立・大学病院、薬局薬剤師が登録しており、様々な施設からの回答が自施設にあった解決策の参考となります。また、医師からのコメントもあり治療や、チーム医療に取り組む際の参考になります。
「薬効別編集」で、理解しながら暗記できる!
国試対策、CBT対策、実務実習にも役立つ!
薬剤師国家試験によく出題される医薬品の特徴や作用機序をコンパクトにまとめた、単語帳形式の医薬品暗記帳。2024年に行われた第109回薬剤師国家試験までの過去10年の出題傾向を踏まえ、収載薬剤を大幅に見直した最新版!
【本書の特長】
○「国試」に合わせて絞り込んだ内容
○「重要度」マークで学習効率アップ
○今後出題が予想される「新傾向」を収載
○「重要語句」は赤字印刷で赤字シートに対応
○作用機序などの理解を助ける「薬学用語集」
○掲載医薬品の「一般名索引」と「商品名索引」付き
※本書に赤シートは付属しておりません
第1章 自律神経系に作用する薬
第2章 体性神経系に作用する薬
第3章 中枢神経系に作用する薬
第4章 循環器系に作用する薬
第5章 泌尿器系に作用する薬
第6章 呼吸器系に作用する薬
第7章 消化器系に作用する薬
第8章 内分泌系に作用する薬
第9章 代謝系に作用する薬
第10章 血液系に作用する薬
第11章 眼に作用する薬
第12章 抗炎症薬
第13章 免疫系に作用する薬
第14章 感染症の薬
第15章 抗悪性腫瘍薬
第16章 医薬品の理解に必要な薬学用語
一般名索引
商品名索引
第16章薬学用語索引