本書は、初心者の人にも無理なく学習できるよう、実際に伴奏づけをしながら、その課題に関する和声学の知識をひとつひとつ学習し、譜例や練習課題を数多く弾くことによってピアノのテクニックと和声学とを同時に身につけられるよう段階的な配列を試みた。
6月のある晴れた日に別々の場所で結婚式を挙げた3組の夫婦-ともに高学歴、高収入の若いカップル、アンディとダイアナ、家庭を持つことだけが夢の堅実なチャーリーと、女優志望の浮わついた娘バービー、そして42歳の弁護士であるピラーと61歳の判事、ブラッド。ほどなく皆子供が欲しいと思うようになるが、それぞれの理由で妊娠することは難しい。そこであらゆる方法を使い、赤ちゃんを獲得すための努力を始めるが…。最後まで希望を失わず、幸せな家庭を築こうとする彼らの姿を描く、大好評シリーズ第5弾。
都内8箇所で次々に少年少女達の惨殺死体が発見された。「怪人20面相」を名乗る殺人鬼による連続殺人事件に、超人気アイドルグループ「ワンダー」こと少年忍者チーム・蒼舟組は自分達の手で殺人鬼に天誅を加えることを決心。蒼舟の命で翔太郎は囮となって敵陣に潜入、蒼舟組リーダー義継もまた単身敵陣に乗り込むが…。はたして、犯人の正体は…。凄惨な事件の目的は…。事件解決に立ち上がった蒼舟組の壮絶な死闘が始まる。
タシールエニット博物館は、太古の時代や遠いところから集められた、さまざまなものが収められている。そのなかのひとかけらの展示物から、時空を越えて、さらに不思議な世界へ入りこむことができる。この本は、つぎつぎとおきいなできごとを誘発してしまう性癖をもった猫「ダヤン」が案内する、不思議と不条理の博物館。ダヤンが、嵐の夜、タシールエニット博物館の扉を開くとき、じつは同時にもうひとつの博物館の扉も開く。実際のタシルの街にあるタシールエニット博物館と、ときにはすれちがい、ときには平行線を描きながら、もうひとつの不思議な博物館の世界に入りこむのである。
歌舞伎は日本が生み出した、世界に誇る古典芸能である。その歴史は古く400年に及ぼうとしている。歌舞伎の舞台に登場する衣裳、かつら、小道具、大道具には四季の特性を捉えた日本人の心が集約されている。そこに表現されるかたちは、歴代の名優と歌舞伎に携わる裏方が築き上げた独特な日本の伝統文化に、仏教伝来と共にシクルロードを通り伝播した、先行芸能の芸と技を生かしたものである。本書は“色彩と象形によるデザイン”という視点で様々な方向から展開し、歌舞伎を通して日本文化の再発見を味わう絶好の楽しみを提供する。
老人と動物たちの心あたたまるフォト・ストーリー。