言語聴覚士国家試験に必須の知識を盛り込んだテキストブック 言語聴覚士を目指す学生にとって必須の知識となる臨床歯科医学・口腔外科学領域について、国家試験出題基準に沿った内容で、丁寧かつわかりやすい解説を施した。臨床現場で接する関連の障害も念頭に置き、難関といわれる言語聴覚士国家試験受験に必要不可欠な知識を得ることはもちろん、将来実地で必ず役に立つ基礎知識を豊富に盛り込んでいる。用語解説集として歯科用語も400語以上を収録。
非言語情報同士を多段階連想的に認識する知能とは?情報学の最先端へ。
言語処理学会「創設15周年」の記念事業として学会の総力を挙げて編纂!
現在、自然言語処理技術の発展と応用システムの実用化およびweb利用の普及があいまって、自然言語処理の真の普及期が始まっている。
言語処理学会は2009年に学会創設15周年を迎え、本『言語処理学事典』はその記念事業として学会の総力を挙げて編纂した。
第1部:言語資源、第2部:基礎技術、第3部:統合技術・応用システム、第4部:言語科学の基礎、第5部:言語科学の展開という5つの大項目に分類し、その下に中項目、小項目を位置づけし体系化した。関係者必携の宝典。
編集顧問に長尾 真(国立国会図書館長)、田中穂積(北陸先端科学技術大学院大学)の両先生を迎え、わが国における自然言語処理の第一線で活躍中の研究者124名が、総力を挙げて執筆した。
最先端の理論や技術、最近盛んに活用されている応用分野の紹介、また幅広い隣接分野における最新の研究成果など271項目を網羅した。
第2部の「基礎技術」と第3部の「統合技術・応用システム」は、第1部の「言語資源」を活用して実用性を発揮する。今後さらに幅広い分野で活用される。
今後、自然言語処理技術に人間の言語機能に近づく高度な能力を求めるには、第1部の「言語資源」および第4部の「言語科学の基礎」を基盤として、第5部の「言語科学の展開」の知見が重要な役割を担う。新しい技術的な転換が期待される。
序文
編集委員・執筆者一覧
総説
言語処理の歴史
言語処理概観:古代から現代へ
当面する自然言語処理の課題
第1部 言語資源
1.1 文字の符号化
1.2 コーパス
1.3 辞書
1.4 オントロジー
第2部 基礎技術
2.1 言語モデル
2.2 品詞と形態素解析
2.3 形式文法
2.4 構文解析
2.5 意味解析
2.6 談話と文脈処理
2.7 生成
2.8 言い換え
2.9 機械学習
2.10 知識獲得
第3部 統合技術・応用システム
3.1 機械翻訳
3.2 情報検索
3.3 文書処理
3.4 情報抽出
3.5 情報分析
3.6 音声・マルチモーダル情報処理
3.7 教育支援における言語処理
3.8 障害者支援
3.9 さまざまな分野での言語処理
第4部 言語科学の基礎
4.1 言語哲学
4.2 論理学
4.3 音声・音韻論
4.4 形態論・レキシコン
4.5 統語論の基礎
4.6 意味論の基礎
第5部 言語科学の展開
5.1 生成文法
5.2 認知言語学
5.3 言語心理学
5.4 言語の脳科学
5.5 言語類型論
5.6 言語進化
5.7 コーパス言語学
コラム
索引
和英索引
英和索引
人名索引
現代ドイツの言語コミュニケーション哲学における最新の議論を検討し、フッサール現象学のみならず、ガダマーの哲学的解釈学をも射程に入れて、言語コミュニケーションの構造と原理を解明。啓蒙的理性主義を基盤としたハーバーマスとアーペルのディスクルス(討議)倫理やコミュニケーション哲学の限界を論じ、その突破の方向性を示す。
「アフリカ人作家はアフリカ諸言語と一つにならなければならない」英語で書く作家からアフリカの民族語で書く作家へ。21世紀。アフリカの自立、人間と文化の解放の道をさぐる。ノーベル文学賞候補グギ・ワ・ジオンゴの言語・文学・文化論。
リハビリ専門職などを目指す学生向けのコンパクトな音響学の教科書。多くの文科系出身者が高校で物理を履修せず、数学においても微積分の基本的知識を持ち合わせないという状況を前提に、高度な数学をまったく使わず、なおかつ音声・聴覚分野の立ち入った部分までを解説。本文で扱うさまざまなサンプル音はネット上にアップロードされており、自由に聴くことができる。
言語聴覚士の専門科目をはじめて学ぶ人のために!
●言語聴覚士がどのような専門職なのか、何が求められるのかといった基本的理解と、言語聴覚士に求められる基礎知識をわかりやすく簡潔にまとめた。
●言語聴覚士が関わる障害の種類と特徴、ライフステージに応じた臨床のポイントを解説し、障害を系統的に理解し、患者像をイメージできるよう解説。
●言語聴覚士国家試験出題基準に準拠。
【目次】
第1章 言語聴覚士とは
第2章 ことばの機能
第3章 ことばときこえのメカニズム
第4章 言語聴覚障害の評価・診断と介入
第5章 言語聴覚障害の種類
公認心理師のカリキュラムにおける科目「学習・言語心理学」では,「人の行動が変化する過程」と「言語の習得における機序」を学ぶこととされている。本書では,このカリキュラムに対応したテキストとして,成長の基盤としての学習過程と言語獲得の仕組み,およびその障害について解説する。学校,家庭,職場,地域社会などの現場で公認心理師としての役割を果たす上での土台となる基本的な知見を,わかりやすく伝える。
主に言語聴覚士養成施設で学ぶ学生に向けたテキストの10年ぶりの改訂。言語聴覚士が知っておくべき臨床歯科医学、口腔外科学に関する知識を、最新の言語聴覚士国家試験出題基準の「臨床歯科医学」の内容を網羅する形でしっかりと学ぶことができる。初版から好評いただいた巻末の「歯科医学用語解説」欄は内容を全面的に見直した。また第2版から2色刷となり、さらに読みやすい紙面となっている。
「学習・言語心理学」は,「学習心理学」と「言語心理学」の2つを併せた科目である。本書では,学習と言語に関する認知心理学の重要な事項を幅広く取り上げ,専門家養成のための専門科目としての内容と水準をもつようにし,最新の研究成果も含めた。「学習心理学」と「言語心理学」を統合的に捉えた最良のテキスト。
第1章 学習・言語心理学とは
楠見 孝
第2章 学習の基礎
嶋崎恒雄
第3章 技能学習と熟達化
楠見 孝
第4章 社会的学習
渡辺弥生
第5章 問題解決と学習の転移
鈴木宏昭
第6章 動機づけ
後藤崇志
第7章 言語の習得
小林春美
第8章 非言語的・前言語的コミュニケーション
西尾 新
第9章 言語使用と知識
久野雅樹
第10章 言語理解と産出
猪原敬介
第11章 言語と推論
服部雅史
第12章 言語,思考,文化
今井むつみ
教育言語人類学の立場から、アメリカで学ぶ日本人高校生を対象としたフィールド調査を実施。生徒らの生き生きしたやりとりや葛藤を、多角的に、詳細に、時空間と多様な声の変化に目を向けて描くことで、国際移動をする子ども達のアイデンティティを分析する。