主要目次:運動の表し方と運動の法則/重力による運動,空気・水中での運動/力学的エネルギーと運動量/円運動と単振動/波の性質/音と光の性質/熱とエネルギー/気体分子の運動/電荷と電場/電流と電気回路/磁場と電流/電子と光と原子/生命科学と物理学
<big><strong>日々接している現象は応用解析の宝庫!</big></strong>
応用数学には多種多様な課題があり,汲めどもつきない問題が人々を魅了している.その中でも,非線形力学の諸問題は数学・物理学・工学の融合する場であり,数学,特に解析学の応用には格好の材料である.本書は,主として日常現象に見られる非線形力学現象を数学の立場から解説し,その面白さを理解していただくことを目的とする.現代の応用数学では計算機実験が不可欠となっており,非線形力学の分野では特にその必要性が高い.したがって,本書では具体的に計算した例を多数用意した.
1. 応用数学・応用解析学を学ぶ際の心構え
2. 曲線,曲面,そして曲率
3. 図形の重心
4. 表面張力
5. 表面張力に関連した数学の問題
6. 初等的な変分問題
7. 最速降下線変分法の出発点
8. マクスウェル・円錐曲線・幾何光学
9. グリーンの公式と静電気学
10. 熱伝導・フーリエ解析
11. 非圧縮非粘性流体の基礎理論
12. 天体の形状
13. 非圧縮粘性流体の方程式
14. 流体中を通過する円柱による粒子の運動
付録A 2次曲線
付録B 演習問題解答
親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.
「有機化学を学びたい人」の立場に立って書かれた新タイプ.
上巻
1. 有機化学への招待
2. 一般化学とのつながり:電子をみつけよう
3. アルカンとシクロアルカン:性質と立体配座解析
4. 酸と塩基/電子の流れ
5. 化学反応解析:熱力学と速度論
6. 立体異性:空間における原子の配置
7. 有機化学におけるグリーンケミストリーの基本
8. アルケン1:性質と求電子付加反応
9. アルケン2:酸化と還元
10. アルキン:求電子付加反応と酸化還元反応
11. ハロアルカン(ハロゲン化アルキル)の性質と合成:ラジカル反応
12. 置換反応と脱離反応:ハロゲン化アルキルの反応
13. アルコール,エーテルとその関連化合物:置換反応と脱離反応
14. 構造の同定1:赤外分光法と質量分析法
15. 構造の同定2:核磁気共鳴分光法
下巻
16. 有機化学における金属
17. カルボニル基への付加反応:アルデヒドとケトン
18. 求核アシル置換反応1:カルボン酸
19. 求核アシル置換反応2:カルボン酸誘導体
20. エノラート:カルボニル基への付加と置換
21. 共役系1:安定性と付加反応
22. 共役系2:ペリ環状反応
23. ベンゼン1:芳香族の安定性と置換反応
24. ベンゼン2:芳香環の影響を受ける反応
25. アミン:構造・反応・合成
26. アミノ酸・タンパク質・ペプチド合成
27. 炭水化物・核酸・脂質
28. 合成ポリマー
建築学を学ぶ上で必要不可欠な火災との関係を「防火の概念」など基礎理論から、「火災の事例」、燃焼・煙などの「火災の科学」を述べ、消防設備はどうあるべきか、避難設計はどうあるべきか、いろいろな評価基準はどうなっているのか等々を詳述し、火災安全設計の実例を紹介することによって、より実践的な知識を学べるよう配慮した、既刊「火災便覧」の簡易版とも言うべき書。
建築学系学生の教科書および建築設計および消防・防災関係技術者向け。
1章 建築防火概論
1.1 防火の概念
1.2 防災計画と損害保険
2章 火災安全指針
2.1 建築基準法の性能規定の考え方
2.2 消防法の性能規定の考え方
3章 火災実態
3.1 国内外の火災統計と火災史
3.2 火災の実態
3.3 都市火災
4章 燃焼と火災性状
4.1 燃焼現象の概要
4.2 消火の基礎,
4.3 火炎
4.4 区画火災
5章 煙
5.1 煙
5.2 煙流動
5.3 初期状態での区画天井流の気流温度,速度および煙濃度モデル
6章 伝熱
6.1 対流熱伝達
6.2 放射熱伝達
6.3 熱伝導
7章 内・外装設計
7.1 内装設計の考え方
7.2 外装設計の考え方
7.3 評価基準
8章 消防設備設計
8.1 消防設備設計の考え方
8.2 自動火災報知設備
8.3 消火設備
8.4 消防活動の拠点
9章 防排煙設計
9.1 防排煙設計の考え方
9.2 自然排煙
9.3 機械排煙
10章 避難設計
10.1 避難設計の概念
10.2 避難計画の考え方
10.3 避難設計の手順と方法
10.4 用途ごとに見る避難設計の留意点
11章 耐火設計
11.1 耐火設計の考え方
11.2 火災荷重
11.3 火災温度と火災継続時間
11.4 部材の内部温度
11.5 構造材料の高温性状
11.6 構造部材の火災時の熱応力変形性状
11.7 架構骨組の火災時挙動
11.8 架構骨組の崩壊温度
11.9 耐火性能の評価基準
12章 住宅防火設計
12.1 住宅火災の実態
12.2 住宅防火の基礎
12.3 住宅火災実験
12.4 住宅火災と対策
12.5 共同住宅(主として耐火住宅)の火災安全設計
13章 火災安全設計の例
13.1 火災安全設計の概要
13.2 事務所ビルの煙制御設計
13.3 大型物品販売店舗
13.4 アトリウムなどの大空間
13.5 耐火設計
付録1 単位と単位換算
付録2 関連規格一覧
沸き立つ地球内部から遙か宇宙の彼方まで、自然現象の不思議としくみを様々な角度から紹介。
材料の変形特性の評価法や応力解析の考え方,はりとたわみ,ねじり,ひずみエネルギー,最大せん断応力,座屈,高温での強度特性などを解説。さらに増補では機械要素の設計で必要なより多くの課題を解決するための内容を追加した。
興味はあるけど、解説が小難しくて…とついつい敬遠してしまう物理・数学・化学・天文・生物…の法則・定理ー。「チンプンカンプン!」と投げ出す前に、ぜひこの本を手にとって読んでほしい。この本でわからないことは、他の本を読んでも絶対わからない。文系アタマのための科学入門書。
好評書『変動経絡検索法〈VAMFIT〉』が、新版となってさらに内容が充実。VAMFITのすべてがわかる完全版!
●VAMFIT(Verification of Affected Meridians For Instantaneous Therapy)は経絡治療の基本寒熱証に対する本治法、およびその寒熱の波及部位から発生する主訴に関わる正経十二経、十八 絡脈、奇経八脈、十二経筋のすべてを包含した治療体系となっている。
●だれにでも短期間で身につけられる単純、明快、合理的な治療方法として、古典医学に根拠をおいて提示する一冊。
●新版では、既存の経脈では対応できなかった症例にも効果を発揮する「素経脈」の考え方を解説。奇経治療の内容も補足し、臨床でのさらなる活用が可能に。
【目次】
第1章 VAMFITへの導入
第2章 VAMFITの概説
第3章 VAMFITの実際(頸入穴VAMFIT)
第4章 霊背兪穴VAMFITと刺熱穴VAMFIT
第5章 VAMFITの応用
第6章 「素経脈」(正経十二経にも奇経にも属さない経脈)とその臨床
第7章 天・地・人のシステム(VAMFITと併用したい治療システム)
生体分子は,細胞内で正確かつ高度な反応を司っているが,従来の研究では,細胞内から必要な分子を取りだし,その機能を試験管内で調べることが主流であった.しかし,試験管内で得た知見と細胞内での生体分子の振る舞いが合致しない場合が多々あり,分子環境の違いがその原因にあると考えられている.
本書では,Part1で細胞内での生体分子を理解するための基礎を,Part2で分子環境の両極にある,「分子夾雑」と「1分子」の観点から,生命化学研究における最近の進展をタンパク質や核酸などの生体分子や生命システム,デバイスなどに分け,第一線の研究者に解説いただいた.
Part1 基礎概念と研究現場(Basic concept:分子夾雑の生物物理化学/分子夾雑の細胞生物学/1分子の生命化学から観る生体分子の機能・ゆらぎと高感度分析/他)Part2 研究最前線(分子夾雑系での核酸挙動/生体分子夾雑系の情報と熱力学/分子夾雑が引き起こす生命システム動態の転移/分子夾雑系の有機合成化学/細胞夾雑系での創薬有機化学/分子夾雑を応用したがん診断・治療デバイス/1分子オミクス/1分子シーケンス技術の生体機能研究への応用/1分子生体高速ダイナミクス/他)Part3 役に立つ情報・データ
基礎となる数学、物理、単位と次元を序章でマスターしてから、本章の学習へ。豊富な例題と解説で自然に解法パターンが覚えられ、「公式」を正しく理解できる。
本書では,ヒートシンクの正しい選び方や使い方,放熱性能の確認方法について実例をあげて解説しています.プリント基板や筐体など,ヒートシンク以外の熱設計にも応用可能な内容になっています.
蒸気タービンの分類・概要から熱サイクル・各部名称・付属装置まで基礎的な事項を多くの図表でわかりやすく解説。最近の海技試験を網羅し、受験者の便を配慮。
本邦初!!現代の食生活に合せた食物の性味・帰経・効能・適応・有効成分をひとつにまとめた、薬膳の手引書。
当時の資料・写真・関係者の証言に基づくロシア極東の地に刻まれたもう一つの日本近代史。往時の人とモノの移動を物語る文献にして第一級の史料。街の歴史と、異国の地に暮らした日本人の生活史を辿る初の「ウラジオストク通史」
私達の暮らし方は大きな変化を求められています.
1980年代の終わりに地球環境問題への認識が広く共有されることで,暮らしの土台となる建築物にもこれまで以上に環境と向き合うことが求められるようになりました.そしてコロナ禍の2020年は,新たな日常に対応する新たな建築環境の始まりの年になったのかもしれません.
この本は,建築にかかわる環境の基礎を学び,これからみなさんが関わっていく建築が環境とうまく付き合っていけるようになることを願って執筆しました.皆さんが日々利用し,これからは提供していく側になっていく建築とその環境の捉え方を知ることで,実際に建築を見たり,体感したりするときに新たな体験をできるようになって欲しいと考えています.この本で学習した知識を基にして,身の回りの建築とその環境を観察し,どのようにして建築環境が調整されているのかを考えていきましょう.皆さんがより良い建築環境の創り手になることにつながれば筆者らの意図は達成されます.
本書は,建築系の大学での建築環境工学の教科書としての利用を想定して執筆しました.
本文はなるべく難しい表現は避け,各頁には本文に関わる補足説明を脚注として掲載し,すぐに参照できるようにしています.空いているスペースにメモ欄としてどんどん書き込みをしていって下さい.また,たくさんのイラストを用いることで,内容を直感的に理解でき,やわらかく建築の環境を学習していけるようにしました.しっかりと学習していただきたい内容には“ポイントくん” による指示もしています.
建築環境工学は建築の設計に活用されるものです.積極的に環境を考慮した設計事例やトピックスも掲載しています.環境に興味をもち,より深く学習していきたいと思われた皆さんには,各章末に参考となる専門書や文献の紹介をしています.本書が建築の環境を学ぶ基礎となり,専門書への橋渡しとなることを願っています.
本書は、理系専攻の大学初年度一般教育課程向けの物理化学の基礎的内容を学習するための新たな教科書として編集したものである。
本書は、長年にわたりこの分野の教科書として定評のある柴田茂雄著の『物理化学の基礎』(共立出版)をベースにして、その記述内容を精選し、さらに演習・例題の遂行を重視する現代教育で用いるべく、応用的な例題をふんだんに盛り込んでいるため、物理化学の基礎的内容を自学自習する人たち向けの参考書としての使用にも適している。なお,本書を教科書として使用する大学教員には、章末の全演習問題の詳細解答集を提供する。
1章 原子の構造
1.1 電子の発見
1.2 ラザフオードの実験と原子模型
1.3 水素の原子スペクトルとボーアの原子模型
1.4 光電効果と光子
1.5 原子内の電子と電子の波動性
1.6 量子力学とシュレディンガー方程式
1.7 水素類似原子の原子軌道
2章 元素の周期的性質
2.1 元素の周期表
2.2 原子中の電子の量子状態
2.3 原子パラメータと周期性
2.4 酸化数
3章 分子の構造
3.1 共有結合
3.2 分子軌道法
3.3 結合次数
3.4 共有結合の極性
3.5 分子の形
4章 原子・分子・イオンの粒子間力と物質の三態
4.1 理想気体
4.2 マクスウエル・ボルツマンの速度分布
4.3 実在気体の状態方程式と液化
4.4 結晶と無定形固体
4.5 イオン結晶
4.6 共有結合性結晶
4.7 金属結晶
4.8 分子結晶
5章 化学熱力学
5.1 系と状態
5.2 熱力学第一法則
5.3 気体の体積変化と仕事エネルギー
5.4 気体の熱容量
5.5 エネルギー収支と反応熱
5.6 理想気体の等温変化と断熱変化
5.7 カルノーサイクル
5.8 熱力学第二法則とエントロピー
5.9 熱力学第三法則と標準エントロピー
5.10 ギブズエネルギーとヘルムホルツエネルギー
5.11 化学ポテンシャル
6章 相平衡と化学反応平衡
6.1 水の状態図
6.2 1成分系の相平衡
6.3 液体および固体の蒸気圧
6.4 圧力と固体の融点
6.5 多成分系における相平衡と相律
6.6 2成分系の相平衡
6.7 溶液の蒸気圧降下,沸点上昇,凝固点降下
6.8 溶液の浸透圧
6.9 溶液の化学ポテンシャル
6.10 ギブズエネルギーと化学平衡
6.11 平衡定数
6.12 標準生成ギブズエネルギー
6.13 平衡の移動
7章 電解質溶液と電池
7.1 電離説
7.2 イオンの水和
7.3 電解質水溶液の電気伝導率
7.4 イオンの移動度と輸率
7.5 電池と半電池
7.6 参照電極
7.7 電池の起電力
7.8 電池内反応のギブズエネルギー変化と起電力
7.9 実用電池
8章 反応速度論
8.1 反応速度の表し方
8.2 濃度と反応速度
8.3 反応速度と温度